スヌーピーミュージアムが「もっとスヌーピーだらけに」パワーアップ! 館内レポート
スヌーピーミュージアム (C) 2025 Peanuts Worldwide LLC
スヌーピーミュージアム(東京・南町田グランベリーパーク)が、「もっとスヌーピーだらけに」をテーマに、2025年9月6日(土)からパワーアップした。これまで以上に展示や体験が拡充され、「ピーナッツ」の世界観を楽しめるように変化したとのことで、SPICE編集部は一足先に館内に潜入!
もっとスヌーピーだらけに!
「ピーナッツ」は2025年に誕生75周年を迎えるそうで、10月から、スヌーピーのさまざまな表情をたっぷりと紹介する企画展『ザ・スヌーピー展』が開催されるほか、館内にも新たなフォトスポットが登場したり、新ワークショップ「スヌーピーのマスコットタグ」が開始したりと、さまざまな新規コンテンツがスタートしている。
エントランスを抜けた先では、たくさんのスヌーピーがお出迎え
その変化はエントランスを入ってすぐにお目見え。スヌーピーがいっぱいに並び来場者を迎えてくれるこちらはフォトスポットとしても良い場所となっていて、早速お気に入りのスヌーピーと記念写真を撮れる絶好のエリアだ。
スヌーピー・ふかふかレリーフ
エレベーターに乗って3階へと降り立つと、目の前に現れるのはスヌーピー・ふかふかレリーフ。こちらも今回から新設されたスポットで、実際に触れて感触を楽しむこともできる。
「ピーナッツ」誕生75周年展「ザ・スヌーピー展」世界のともだちになった犬。
スヌーピーミュージアムの2階にある企画展エリアは、およそ半年ごとにテーマを変えて多数の原画を紹介している。今回は「ピーナッツ」誕生75周年を記念し、スヌーピーを紹介する企画展『ザ・スヌーピー展』が開催中だ。実は、スヌーピーミュージアムにてこれまで多数の企画展を開催してきたものの、スヌーピーにフォーカスを当てた企画展は過去一度きり。これが二度目となるのだそう。人気のキャラクターなのに、なぜ……?
『ザ・スヌーピー展』
「ピーナッツ」にはたくさんのキャラクターがいるため、スヌーピーを取り上げる機会がなかったと答えるのは、クリエイティブ・ディレクターを務める草刈大介氏。それならなぜ、今このタイミングでスヌーピーに焦点を当てたのだろうか?
左から:クリエイティブ・ディレクターを務める草刈大介氏、シュルツ美術館&リサーチセンターのアシュリー・レクライト氏
「スヌーピーは人気もあって誰でも知っている存在です。しかしながら、スヌーピー自体は知っていたとしても、スヌーピーがどうやって生まれて、どんな想いを持っているのか、そうした真相部分については深くご存知でない方もたくさんいらっしゃるのではないかと思いまして……。スヌーピーにはどんな意味があるのかもっと知っていただきたいと思い、今回の企画展を計画しました」(草刈氏)
スヌーピーが初めて「ピーナッツ」に登場した1950年、スヌーピーは四足歩行だった。チャールズ・シュルツ氏が描いたスヌーピーの遍歴を、カリフォルニア州サンタローザにあるシュルツ美術館&リサーチセンターのアシュリー・レクライト氏が解説する。
展示風景
「1950年代のシュルツ氏は、できるだけ正確に“犬”として描こうとしていたことが見て取れます。それから時間が経つにつれ、シュルツ氏が描く線の形に変化が生まれて、スヌーピーがキャラクターとして感情を持ち、成長していった様子がわかります」(アシュリー氏)
展示風景
「1950年代のコミックスでは、スヌーピーは“犬”のように描かれていますが、一方で1980年代のコミックスでは人間のように座って笑っています。同じ笑顔でも、シュルツ氏の描きかたの変化が見て取れます」(アシュリー氏)
展示風景
四足歩行で歩いている様子のスヌーピーと、怒ったり笑ったりと感情が露わになっていくスヌーピー。その変化を見ているだけでも面白い。
スヌーピーの職業は……?
コミック内でスヌーピーは、さまざまな職業のふりをする。「なんにでもなれる」エリアでは、宇宙飛行士、サンタクロース、海賊など、いろんな姿をしたスヌーピーの原画や複製原画が展示されている。グッズになったワンシーンのスヌーピーもいるので、お気に入りの作品原画(複製)が見つかるかもしれない。
展示風景
展示風景
展示風景
なお、この企画展エリアには大きなフォトスポットコーナーも設けられており、ここでは複製新聞を手に持って写真を撮ることも可能だ。
お二人にはフォトスポットのモデルも務めていただきました
展示風景
展示風景
ショップの新商品は100点以上!
1階にあるミュージアムショップ「ブラウンズストア」では新商品も登場。ピーナッツ75周年を記念したぬいぐるみやミニポーチ、ステーショナリー、キャップなどのアパレルグッズなど、その数なんと100点以上!今回、LAMY safariやニューエラなどとのコラボレーションアイテムも見逃せない。
新商品グッズの一部をご紹介
75周年となる今年、スヌーピーだらけの展示室で、見たことのないスヌーピーを楽しんでみては。スヌーピーミュージアムの前売券はイープラスで販売中。
期間中の入場者に配布するノベルティステッカー(無くなり次第終了)
(C) 2025 Peanuts Worldwide LLC
文・撮影=SPICE編集部
施設情報
●所在地 : 東京都町田市鶴間3-1-4
●開館時間:平日10:00~18:00、土日祝10:00~19:00(最終入場は各閉館時間の30分前)
●アクセス: 東急田園都市線・南町田グランベリーパーク駅より徒歩4分
●電話番号: 042-812-2723
●公式サイト: https://snoopymuseum.tokyo/