アルゲリッチの来日ライブ録音、配信中

ニュース
2015.12.19

先日、広島交響楽団「平和音楽大使」に就任したマルタ・アルゲリッチ。また、この授与式の前には浜松国際ピアノコンクールで審査員を務めるなどこのところ日本での話題が多い。浜松国際では、審査員が豪華なので受けることにしたというコンテスタントが多く、そのなかでも特に「アルゲリッチに聴いてもらいたくて…」という声が多かったという。

そんなアルゲリッチは2011年に東日本大震災復興支援のため、チャリティーCDを国内向けに販売をしている。2010年のシューマンとショパン生誕200年を記念して開催されたクリスティアン・アルミンク指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団との演奏会のライブ録音である。もともとこの音源はアルゲリッチの誕生日を祝う目的で制作が進められていたが、東日本大震災に心を痛めたアルゲリッチとアルミンク及び新日本フィルが復興支援のためのチャリティーCDとして販売することにしたという経緯がある。

そして2015年11月からはハイレゾ音源配信シリーズ『マルタ・アルゲリッチ セレブレーション』と題した2タイトルの音源をリリース。ハイレゾ音源配信サイト e-onkyo musicから購入することができる。

これは2011年に発売したCDに収録していたシューマンのピアノ協奏曲とショパンの同第1番に加え、公演当日のアンコールなど新たに曲目を追加した。なお、楽曲は楽章ごとに購入できるが、アルバムで購入した場合は特製ブックレットをダウンロードすることができる。

今回の収益金は一部必要経費をのぞき、「一般社団法人エル・システマ・ジャパン」を通じて東北被災地での子どもたちの音楽活動の支援のために寄付される。

最後にアルゲリッチ本人からのコメントを掲載する。

「信愛なる皆さまへ
2010年のすみだトリフォニーホールでのライヴ演奏が、ハイレゾリューション・オーディオによりリリースされることになり、大変嬉しく思います。その演奏会における私のピアノ演奏を楽しんでいただけることでしょう。東北地方の方々が被害にあった、震災、津波や原発事故の悲劇から4年が経ちました。私はこの録音が、東北の若い人々の支援を目的としたチャリティとして再び使われることを心から願っています。」 (PDF特典ブックレットより抜粋)

配信情報
<マルタ・アルゲリッチ セレブレーション01>
【収録曲】
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ショパン:マズルカ ハ長調 op.24-2
【演奏】
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
指揮:クリスティアン・アルミンク
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
【収録】
2010年11月28日 すみだトリフォニーホール
 
<マルタ・アルゲリッチ セレブレーション02>
【収録曲】
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
シューマン:子供の情景op.15から 見知らぬ国より
シューマン:幻想小曲集op.12から 夢のもつれ
【演奏】
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
指揮:クリスティアン・アルミンク
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
【収録】
2010年12月1日 すみだトリフォニーホール
配信サイト:http://www.e-onkyo.com/music/​
 

 

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