松下洸平、新曲リリース&メジャーデビューを発表「皆さんと音楽で繋がれるような曲を1つでも多く作っていけるように頑張りたい」
松下洸平
俳優・松下洸平が、3月6日(土)に自身初のライブツアー『KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2021 HEART to HEART』のファイナル公演を日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(愛知)で開催。全国のファンに向けて配信もされたこのライブでは、松下洸平名義でのメジャーデビューが決定したこと、さらに今年の夏頃にビクターエンタテインメントから新曲をリリースすることが発表された。当日のライブの模様をオフィシャルレポートで届けする。
ライブは、10年以上に渡り松下が書き続けたオリジナルソングに加えてカバー曲も含めた全15曲を、約1時間半に渡ってファンへ届けた。
開演直後、照明が暗くなりバックバンドの演奏が鳴り響く。松下本人の登場を待つファンはステージに釘付けだ。自身初のライブツアーの記念すべき1曲目は、オリジナルソング「恋の病」からスタート。ファイナル公演を無事迎えられた喜びを全身に漂わせ、躍り出るように登場した松下の姿に、ファンは大きく手を振り、会場いっぱいに拍手が沸き起こる。軽快な楽曲に合わせて、会場にいる全員で今回のツアーグッズでもあるペンライトを振り、ファンからの熱い視線といくつものペンライトの光を浴びながら、そのままオリジナル曲「Beautiful」を披露していく。
最初のMCでは「今日は初めてだらけです。ツアーも、沢山の人の前で歌う事も、生配信も!! 僕のライブに初めて来る方も沢山いると思います。松下洸平ってこんな声なんだね、こんな曲なんだね、とか。こんな背丈か、とか(笑) 皆さんにとっての新しい出会いになればいいと思います」と会場にいるファン、そして配信の視聴者へ語りかけ、雨が降っている時に書いたという、切ないラブソング「青」を披露した。
その後、「僕は玉置浩二さんがめちゃめちゃ好きで、小さい頃からずっと玉置浩二さんの曲をたくさん聞いてきました。僕のルーツです。いつか玉置さんと一緒に歌いたいな…!」と自身が影響を受けたシンガーソングライター玉置浩二への想いを語り、「メロディー」を、しっとりと届ける。
そのまま10代の学生時代からの音楽仲間であり、Nulbarichのギタリストとしても活躍するカンノケンタロウとのセッションコーナーへ。当時路上ライブなどで共に音楽活動をしていた事や、CLUBにゲストで呼ばれ、二人でアコースティックギター1本で歌を披露したが、誰にも聴いてもらえなかったという苦い思い出を赤裸々に語った後、当時披露したという、DREAMS COME TRUE「未来予想図II」のカバーを「もう一度歌っていいですか!? 二人の思い出にどうかお付き合いください(笑)」と、当時を再現するように二人だけで披露した。
また、「僕をすごく育ててくれた曲があるんですよ」という振りから、2019年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』出演について「沢山の出会いと沢山の経験をしました。この作品がなければ僕は今ここにいないと思います。皆さんにも会えてないかもしれません。それくらい僕にとっては人生が変わり、僕を支えてくれた作品です」と語り、主題歌であるSuperfly「フレア」のカバーも披露。会場は温かい空気に包まれた。
ライブはそのまま終盤へ。今回のツアーのために書き下ろしたというアップテンポな新曲「STEP!」を届ける。軽快なビートにあわせて会場にいる全員が手を挙げ、松下のパフォーマンスに引っ張られていく形で、会場は一気に一体感に包まれた。最後にファンの間で人気の高い楽曲「STAND UP!」のイントロで、会場のボルテージは最高潮へ。「これからも僕は歌い続けます! また、必ず会いましょう!!!」と、ライブ本編は幕を閉じた。
アンコールでは松下自身によるキーボードの弾き語りでバラード「初恋」をしっとりと披露。昨年の緊急事態宣言中に作りInstagramに1番だけを載せていた「みんなが見てる空」をフルバージョンで情感豊かに歌い上げ、会場の一人一人がこうしてライブに足を運ぶ事ができた喜びを噛みしめるように涙と笑顔に包まれた。最後に「今日皆さんに来ていただいた事、本当に感謝します」とファンへの想いを語り、「Heart」を歌ってラストを迎えた。
松下は、NHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインの夫役で一躍注目を集めた後、日本テレビ『#リモラブ〜普通の恋は邪道〜』や現在放送中のフジテレビ系木曜22時『知ってるワイフ』など立て続けに出演し、さらに日本テレビ『ぐるぐるナインティナイン』の人気コーナー「グルメチキンレース ゴチになります!」のレギュラーメンバーに新たに加わるなどバラエティにも挑戦し、マルチに活動の幅を広げている。
そんな松下がずっと思い描き続けた夢である”音楽”の世界に、今後の期待も深まるだろう。
■松下洸平コメント
今日この日まで俳優をしながら音楽活動を続けていた事は、無駄じゃなかったんだな、と改めて思えました。ずっと音楽を続けたいという想いは捨てきれなかったので、楽曲をリリースするということが僕にとってはすごく大きな出来事です。
これから先、自分の音楽がちゃんと皆さんの手元に届く、そしていろんなところで聞いてもらえるという事がとても嬉しいです。こういうご時世ですが、皆さんと音楽で繋がれるような曲を1つでも多く作っていけるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。
セットリスト
2021年3月6日(土)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(愛知)
01. 恋の病
02. Beautiful
03. 青
04. メロディー (Cover / org:玉置浩二)
05. エンドレス
06. CALM
07. KISS
08. 握手
09. 未来予想図II (Cover / org:DREAMS COME TRUE)
10. フレア(Cover / org:Superfly)
11. STEP!
12. STAND UP!
-ENCORE-
1. 初恋
2. みんなが見てる空
3. Heart