ヘレン・マックロリー主演、劇作家エウリピデス作のギリシャ悲劇 NTLive『メディア』の上映が決定

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2021.5.21
NTLive『メディア』  (C) Richard-Hubert-Smith

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2021年7月9日(金)より全国で、今年4月16日に惜しまれながら他界した女優ヘレン・マックロリーが主演し喝采を浴びた、NTLive『メディア』が上映されることが決定した。

ヘレン・マックロリーは、大作映画では『ハリー・ポッター』シリーズでナルシッサ・マルフォイ役を演じ、『007 スカイフォール』やマーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』にも出演した英国の俳優。テレビ映画では「Streetlife」で数々の演技賞を受賞、TVシリーズでは『North Square』で英国放送報道協会賞にノミネートされた。舞台では『血の婚礼』でイギリス マンチェスター・イブニング・ニュース賞を受賞、”Trelawney of the Wells”ではイギリス イアン・チャールソン賞を受賞、『お気に召すまま』のロザリンド役でイギリス オリヴィエ賞にノミネート、『ワーニャ伯父さん』でロンドン・イブニング・スタンダード賞にノミネートされた。そしてNTLiveの日本公開作では『深く青い海』に出演し、日本の観客をその演技力で圧倒した。

NTLive『メディア』  (C) Richard-Hubert-Smith

NTLive『メディア』  (C) Richard-Hubert-Smith

『メディア』は、劇作家エウリピデス作のギリシャ悲劇で、日本では蜷川幸雄演出、大竹しのぶ主演で上演されている有名な作品。今回公開するヘレン・マックロリー主演作では、ベン・パワー(2020年に日本で上演された『テンダーシング-ロミオとジュリエットより-』の作者)が脚色し、NTLive『深く青い海』の演出も手がけたキャリー・クラックネルが演出、そして音楽をゴールドフラップ(ウィル・グレゴリーとアリソン・ゴールドフラップ)が担当して、イギリス上演時には各紙から賞賛された。

NTLive『メディア』  (C) Richard-Hubert-Smith

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2014年に製作された作品だが、ヘレン・マックロリーを追悼し、特別に急遽公開が決定したとのこと。彼女の素晴らしい演技を、スクリーン楽しんでみてはいかがだろうか。

【あらすじ】
メディアは妻であり母である夫のジェイソンのために、彼女は家を出て亡命し、二人の息子を産んだ。しかし、彼が新しい生活のために家族を捨てたとき、メディアは追放と子供たちとの別離という苦難に直面してしまう。悲しみに打ちひしがれたメディアは、自分の大切なものをすべて破壊するために、元夫のジェイソンへの恐ろしい復讐を計画するのだった。

 

NTLive『メディア』  (C) Richard-Hubert-Smith

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上映情報

『メディア』
 
公開日:2021年7月9日(金)~
公開劇場:
TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 川崎、TOHOシネマズ 赤池
大阪ステーションシティシネマ、中洲大洋映画劇場
シネ・リーブル池袋
 
料金:一般 3000円、学生 2500円(要学生証提示)、障害者割引 2500円(要手帳提示)
 
原題:MEDEA
製作年:2014年
上映時間:1時間39分
原作:エウリピデス
脚色:ベン・パワー
演出:キャリー・クラックネル(NTLive「深く青い海」)、ロス・マクギボン(共同監督)
音楽:アリソン・ゴールドフラップ、ウィル・グレゴリー
出演:
メディア/ヘレン・マックロリー(「クイズ ~100万ポンドを夢見た男~」)
ジェイソン/ダニー・サパーニ(「ブラックパンサー」)
ナース/ミカエラ・コール(「ずっとあなたを待っていた」)
Kreon/マーティン・ターナー
Aegeus/ドミニク・ローワン(「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」)
Kreusa/Clemmie Sveaas

作品情報HP: https://www.ntlive.jp/
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