菅田将暉・永野芽郁・野田洋次郎がそれぞれの夢を語る 映画『キネマの神様』から本編シーンの一部&コメントが到着

ニュース
動画
映画
2021.7.14
『キネマの神様』本編より (C)2021「キネマの神様」製作委員会

『キネマの神様』本編より (C)2021「キネマの神様」製作委員会

8月6日(金)公開の映画『キネマの神様』から、本編映像の一部が解禁された。

『キネマの神様』は、松竹映画100周念を記念し、小説家・原田マハ氏による同名小説を映画化するもの。メガホンを山田洋次監督がとっている。主人公は無類のギャンブル好きで家族に見放されたゴウ。彼は、かつて映画の撮影所で働いた仲間で名画座の館主・テラシンとともに青春時代を過ごしていたが、ふたりがともに食堂の娘に恋心を抱いたことから、運命の歯車は狂い始める。W主演・二人一役で、沢田研二と菅田将暉が主人公・ゴウを演じる。本作は、2020年1月にクランクインした当初、志村けんさんと菅田の初共演作となる予定だったが、同年3月末の志村さん死去を受け、沢田が代わって出演することに。また、永野芽郁、宮本信子、野田洋次郎、小林稔侍、寺島しのぶ、北川景子らがキャストに名を連ねている。

 


今回解禁されたのは、園子(北川景子)が運転する車で、ゴウ(菅田将暉)、淑子(永野芽郁)、テラシン(野田洋次郎)がドライブへ出かけるシーン。映像では、園子からゴウへ、テラシンから淑子へと、それぞれの想いが交錯する様子が描かれている。4人は、園子が運転するオープンカーで冗談を言い合い、笑いあう。ところが、道中で車がエンストを起こしたため、エンジンを冷やすことに。ラジエーターに水をそそぐゴウをまっすぐに見つめながら、園子は「ねえ、なんで淑子ちゃんたちを誘ったの?私、ゴウちゃんと二人で来るつもりだったのよ」と意味深な言葉をかける。積極的な園子に、ゴウはたじたじ。一方、淑子への想いを募らせるテラシンは、カメラを取り出し、遠慮がちながら淑子へ声をかけ、その笑顔をフィルムに収めようとする。テラシンは映画のフィルムを使ったそのカメラの豆知識を披露し、淑子を前に普段とは異なる饒舌な姿を見せるのだった。

さらに、菅田、永野、野田の3名からのコメントも到着。映画監督になる夢を追いかけるゴウ、映画館の館主になる夢を持ちながら映写技師として働くテラシンらの物語にちなんで、それぞれの思う“夢”について語っている。菅田は「小さい夢でいうと、例えばこの世界に入って、週刊少年ジャンプの漫画原作の実写映画に出演して、ジャンプに自分が載ったとか、夢だと思ってなかったけど振返ったら夢が叶った気持ちになっていることが、この世界は本当に良くあるなと思います。それこそ今回、僕のマネージャーさんが山田洋次監督の論文を大学で書いてたみたいで、この作品が決まった時は、すごい喜んでいたし、初めて山田さんに会った時にちょっと泣いてる姿を見て、やって良かったなと思ったし、夢が叶った瞬間を見ることができました」とコメント。野田は「僕はそんなに大いなる夢を抱いたことがなくて、その時やりたいことが常にあって、それを全身全霊でやり続けてますね。だから大きな夢をたてるでも良いと思うんですけど、でももしかしたら夢っていうのはその時1番やりたいことを全力でやった先に、気づいたら辿りついてるんじゃないかな?」と明かす。一方、永野は「私は、夢は持たないんです!」と一言。また、2人に対しては、「私は、夢を持ちそれを達成したときに、次にどうしていいか分からなくなってしまう自分が怖くて、明確な将来の夢というものを持ったことがないので、明日が楽しければいいと思ってます」と語っている。

『キネマの神様』は、8月6日(金)公開。

作品情報

映画『キネマの神様』
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:原田マハ「キネマの神様」(文春文庫刊)
出演:沢田研二 菅田将暉
出演:永野芽郁 野田洋次郎 / 北川景子 寺島しのぶ 小林稔侍 宮本信子
主題歌:「うたかた歌」RADWIMPS feat.菅田将暉(Muzinto Records/EMI)
配給:松竹
(C)2021「キネマの神様」製作委員会
シェア / 保存先を選択