笑の内閣がシニカルに描く社会派演劇『マクラ DE リア王』7/22 初日開幕

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舞台
2021.7.22
『マクラDEリア王』

『マクラDEリア王』


2021年7月22日(木・祝)TEATRE E9 KYOTO(京都市南区)にて、第29次笑の内閣『マクラ DE リア王』が初日を迎えた。

笑の内閣の劇団員が多くのゲストと共に上演するこのたびの公演テーマは「ハラスメント」。そこへシェイクスピアの「リア王」を掛け合わせ、社会問題として取り沙汰されているハラスメントを、時事ネタを得意とする笑の内閣が、馬鹿馬鹿しくもシニカルに描く社会派演劇となる。公演は7月26日(月)まで。

《あらすじ》
大物演出家・千葉ジョー(萬谷真之)は、東京からとある地方政令指定都市・鰤天市に拠点をうつし、アトリエ里中をオープンし、世界的な名声を集めていたものの、一方で数々のハラスメントの噂が耐えない男でもあった。千葉はそれまで功績を認められ公営劇場イルミネーションシアターの館長に就任が内定し、その記念として「リア王」の上演が決まっていたが、そのオーディションでは早速選主演候補の女優3人に枕営業を迫る。あっさり、2人は落とした千葉であったが一番年下の女優は拒否したため内定を取り消し、意見を唱えた劇団制作も除名する。

しかし、東京で演劇活動をするも売れずに失意のうちに地元に帰りイルミネーションシアターの職員にしたものの、市役所からの出向組に実権を握られ演劇界を恨んでいた非正規職員・瀬戸主水の計略により、ハラスメントをリークされる。なびいてた女優二人にも見捨てられ、窮地に陥る千葉。館長に任命した市側の責任も巻き込み大騒動になってゆく…

 

公演情報

第29次 笑の内閣公演『マクラ DE リア王』
 
 
〈公演日程〉
2021年7月22日(木)~7月26日(月)全8ステージ 
 
〈会場〉
TEATRE E9 KYOTO
〒601-8013 京都市南区東九条南河原町9-1
 
料金〉
一般前売 3,300円 
U25前売 2,800円 
高校生 500円
アーカイブ配信 1,980円
 
〈出演者〉
髭だるマン 由良真介 以上笑の内閣 
飯坂美鶴妃 熊谷みずほ 斉藤ひかり 白石幸雄 杉田一起 中路輝(ゲキゲキ/劇団「劇団」) 野口萌花(学園座) 萬谷真之 三鬼春奈(gallop)松田裕一郎 山岡美穂
 
《笑の内閣とは》
 
2005 年、代表・脚本家・演出を勤める高間響が中心となって旗揚げされた劇団。現在の代表は髭だるマンが務める。時事ネタ風刺芝居として、「お客さんを笑わせながら、社会問題を知ってもらう」という方針で京都を中心に活動。「漫画アニメなどの表現規制」「風営法でダンスを規制」「ジェンダー」「人種差別」「反社会勢力にも人権を適応すべきか」など様々な問題をわかりやすくコメディにする作風で知名度を上げている。北は北海道から南は福岡まで、また、ソウル演劇協会の協力で韓国公演も行い、アフタートークに出演頂いた、哲学者の内田樹氏、社会学者の宮台真司氏、参議院議員の福山哲郎氏など、さまざまなジャンルの方々が、ファンであることを公言。C O V I D-19の流行により劇場で公演がしにくくなった2020年には、「もし戦国時代に織田家臣団がリモートで軍議をしていたら」という設定で「信長のリモート」というZOOM 演劇を配信。ラサール石井氏をはじめ、全国から多くの著名な役者40人以上が自宅から配信する時代劇を製作し評判を呼んだ。また今年6月より、哲学者・東浩紀氏が設立した株式会社ゲンロンが立ち上げた、トークイベント動画プラットフォーム「シラス」に、毎月「過去作品1本上
映」「そのアフタートーク番組」「高間響の演劇情報番組」など4本の動画専門チャンネルを開設。

【公式サイト】https://warainonaikaku.wixsite.com/index
【公式Twitter】 @warainonaikaku
【企画・製作】笑の内閣
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