江口拓也のコメント到着 朗読を担当した小説『これはただの夏』PVフルバージョンが公開
江口拓也が朗読を担当した、小説『これはただの夏』(著・燃え殻/新潮社刊)発売記念PVのフルバージョンが公開された。主演は仲野太賀。
プロモーションムービー
【コメント】江口拓也
燃え殻さんの描く世界観に、すっかり虜になってしまいました。この作品を読んだ全ての人の中にそれぞれのただの夏があって、でも1つとして同じものはないんだろうなあ、不思議だなあ。そんな物語に迷い込んだ旅人の1人として、朗読しました。空気を伝えられますように。
【コメント】燃え殻
燃え殻 (C)ウートピ
『これはただの夏』は売れ行きや批評はあまり気になっていません……とまで、 はっきり言い切れないけど、でもやはり基本的に気になってません。自分にとっては間違いなく好きな小説、あとになって振り返ったら、いちばん好きなものになってしまいそうな小説になりました。
『これはただの夏』STORY
その瞬間、手にしたかったものが、目の前を駆け抜けていったような気がした。「普通がいちばん」「普通の大人になりなさい」と親に言われながら、周囲にあわせることや子どもが苦手で、なんとなく独身のまま、テレビ制作会社の仕事に忙殺されながら生きてきてしまった「ボク」。 取引先の披露宴で知り合った女性と語り合い、唯一、まともにつきあえるテレビ局のディレクターにステージ4の末期癌が見つかる。そして、マンションのエントランスで別冊マーガレットを独り読んでいた小学生の明菜と会話を交わすうち、ひょんなことから面倒をみることに。ボクだけでなく、ボクのまわりの人たちもまた何者かになれず、何者かになることを強要されていたのかもしれない……。
小説『これはただの夏』は7月29日(木)発売。
書籍情報
小説『これはただの夏』
発売日:7月29日(木)
総ページ:212ページ/判型:四六判
厚表紙角背カバー
定価:1,595円(税込)