宮澤エマが部長を務める女優倶楽部が演出家・稲葉賀恵とコラボ オーディオドラマ『食べちゃいたい』配信が決定
『食べちゃいたい』メインビジュアル
連続テレビ小説『おちょやん』や、大河ドラマ出演決定など、TVでの活躍も目覚ましい宮澤エマを部長に据えた舞台女優5名によるユニット「女優倶楽部」がオーディオドラマ『食べちゃいたい』を無料配信することが決定した。2021年8月31日(火)17時から11月7日(日)24時までYouTube にて毎週配信される。
宮澤エマ、まりゑ、関谷春子、皆本麻帆、万里紗の5名から成る女優倶楽部は、「大人の部活動ユニット」と銘打ち、「女優が主軸になって、やりたいことを好きにやる」“部活動”精神をモットーに活動。ミュージカル曲や洋楽をカバーする「歌ってみた」動画や、トーク&歌番組『five.いま伝えたい5つのコト』(Theatre at Dawn) の配信など、自由な表現を発信している。
(上段左から)稲葉賀恵、宮澤エマ、関谷春子、(下段左から)まりゑ、皆本麻帆、万里紗
『食べちゃいたい』は、『100万回生きたねこ』をはじめ、絵本、小説、エッセイなど幅広いクリエーションで知られる佐野洋子によるショート・ショート集で、野菜や果物が主人公になって、自らの性体験や、コンプレックス、家族との関係を語る。生きていくのに欠かせない「食べる」という行為に宿るエロティシズム、優しさと哀しみの匂い立つ物語を、女優俱楽部が声で紡ぐ。
今回の企画では、女優俱楽部からの熱い呼び声に応え、新国立劇場『誤解』、オフィスコットーネ『墓場なき死者』などの演出が記憶に新しい、稲葉賀恵(文学座)が 作品選出、演出、構成からイラストに至るまで、全面的にコラボレーション。さらに、写真家・柴田愛子が捉えた女優5人の姿と、クリストファー・ラフルアーによる静謐な野菜・果物の写真が作品世界を彩る。
そして、ラストの第7回・第8回配信では、女優倶楽部からのラブコールを受けた男性俳優4人もゲストに加わるという、豪華プロジェクトとなる。
「食べる」こと、生きること、死ぬこととは――?性という皮相を剥いて見えてくる普遍的なテーマに、女優俱楽部と稲葉が挑む。
女優俱楽部「部長」宮澤エマ コメント
「女優倶楽部」とは女優による、女優の為の「部活動」です。舞台を主軸に活動する女優5人で、より柔軟に、より自由に創作活動をすべく2016年末に結成致しました。これまで即興芝居『女のうらはら』や様々なジャンルの音楽のカバーをYouTubeを通して発表して参りましたが今回は新たなコラボレーター達と共にオーディオドラマに挑戦致します。佐野洋子さんの野菜と果物を題材とした短編集『食べちゃいたい』から生々しく愛おしい選りすぐりのエピソードを、稲葉賀恵さんの演出の元、お届けします。なかなか生でお会いできない今だからこそ。色んな欲をそそるような、匂いの浮き立つ様な世界観を5人の声で創り上げていきたいと思っています。ぜひお耳をお貸しいただければ幸いです。
配信情報
静物写真:クリストファー・ラフルアー