NYメトロポリタン・オペラ1年半ぶりに待望の開幕 来年1月よりMETライブビューイング2021-22シーズン公開
新型コロナウイルスの影響により、昨年の3月から閉鎖されていたニューヨーク・メトロポリタン歌劇場が、1年半ぶりに開幕。そして日本のMETライブビューイングでも、新シーズンから注目の10演目が、2022年1月21日(金)より東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館にて上映することが決定した。
MET史上初の黒人作曲家によるオペラ『Fire Shut Up in My Bones』や、有名なギリシャ神話を妻エウリディーチェの視点から描いた『エウリディーチェ』などの多彩な新作オペラから、誰もが楽しめるおとぎ話『シンデレラ』の英語・短縮版、絢爛豪華なMETの看板演目『トゥーランドット』などの超人気演目まで、これまでになくバラエティ豊かなラインナップとなっている。
コロナ禍を経て、さらに挑戦的・創造的なオペラハウスとなった新生MET。感動の最新シーズンに期待が高まる。
ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』 2022年1月21日(金)~1月27日(木)
『ボリス・ゴドゥノフ』 (c)Ken Howard/Metropolitan Opera
『展覧会の絵』で有名なムソルグスキーによる歴史超大作。ロシア・オペラの金字塔を名歌手で歌い上げる
テレンス・ブランチャード『Fire Shut Up in My Bones』MET初演 1月28日(金)~2月3日(木)
『Fire Shut Up in My Bones』 ⒞Ken Howard/Metropolitan Opera
ジャズ界の大御所にして、スパイク・リー作品など多数の映画音楽を手掛ける、黒人作家テレンス・ブランチャードによる新作オペラ。
マシュー・オーコイン『エウリディーチェ』MET初演 2月18日(金)~2月24日(木) ※東劇のみ3月3日(木)までの2週上映
『エウリディーチェ』 ⒞Cory Weaver/Los Angeles Opera
ギリシャ神話『オルフェオとエウリディーチェ』を、妻エウリディーチェの視点から新たに描く、痛快なワンダーランド・オペラ。
マスネ『シンデレラ』短縮・英語版 3月4日(金)~3月10日(木)
『シンデレラ』 (c)Ken Howard/Metropolitan Opera
誰もが知っているおとぎ話を短縮・英語版でぐっと身近に。繊細できらめきに満ちた音楽とオシャレな演出に乞うご期待。
ヴェルディ『リゴレット』新演出 3月18日(金)~3月24日(木) ※東劇のみ4月7日(木)までの3週上映
『リゴレット』 ⒞BrinkhoffMoegenburg/Berlin State Opera
〈女心の歌〉で知られるヴェルディの傑作オペラが、トニー賞受賞監督バートレット・シャーによるモダンな新演出で登場。
R・シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 4月22日(金)~4月28日(木)
『ナクソス島のアリアドネ』 ⒞Marty Sohl/Metropolitan Opera
オペラ屈指の名コンビR・シュトラウス&劇作家ホーフマンスタールによる、笑いあり涙ありの一作で二度おいしい名作。
ヴェルディ『ドン・カルロス』新演出・フランス語版 5月13日(金)~5月19日(木)
『ドン・カルロス』 ⒞Metropolitan Opera Technical Department
王宮の悲恋を描いたヴェルディの壮大なオペラが、新演出・フランス語版で登場。豪華スター歌手集結の必見の舞台。
プッチーニ『トゥーランドット』 6月10日(金)~6月16日(木) ※東劇のみ6月23日(木)までの2週上映
『トゥーランドット』 (c)Ken Howard/Metropolitan Opera
〈誰も寝てはならぬ〉など名アリアに彩られた超人気オペラ。世界の歌姫A・ネトレプコが氷の女王トゥーランドットに挑む。
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』新演出 7月1日(金)~7月7日(木)
『ランメルモールのルチア』 ⒞Cory Weaver/San Francisco Opera
〈狂乱の場〉などの名曲溢れるイタリア・オペラの傑作。『ロミオとジュリエット』のような恋人たちの悲恋を描いた物語。
ブレット・ディーン『ハムレット』MET初演 7月15日(金)~7月21日(木)
『ハムレット』 (C) Richard Hubert Smith/ Glyndebourne Festival
21世紀のオペラ界に蘇るシェイクスピアの不朽の名作。大胆な音楽と緻密な演出でモダンでスリリングなシェイクスピアに。
上映情報
『MET2021-22 上映ラインナップ』