平面なのに立体的　深堀隆介展『金魚鉢、地球鉢。』東京・上野の森美術館にて開催

深堀隆介展『金魚鉢、地球鉢。』が、2021年12月2日（木）から2022年1月31日（月）まで、東京・上野の森美術館にて開催される。

本展は、透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描く、現代美術家・深堀隆介の展覧会。深堀は、アーティストとしての活動を悩んでいた時期、放置していた水槽で生き続ける金魚の美しさに心打たれ、金魚をモチーフに制作をはじめたという。

深堀の技法は、器の中に樹脂を流し込み、固まった表面にアクリル絵具で金魚を少しずつ部分的に描いていき、さらにその上から樹脂を重ねるというもの。この作業を繰り返すことにより、絵が重なり合い、まるで生きているかのような金魚が表現される。この技法を「2.5D Painting」と呼び、絵画でありながら立体的な躍動感にあふれた作品が仕上がる。

本展は約300点もの作品を展示する、東京の美術館では初めてとなる本格的な展覧会だ。深堀隆介展『金魚鉢、地球鉢。』は、2021年12月2日（木）から2022年1月31日（月）まで、東京・上野の森美術館にて開催。前売券は11月6日（土）午前10時より、イープラスほかプレイガイドで販売開始。展覧会の詳細は公式サイトで確認を。