【RISE】海人インタビュー『シュートボクサーの海人という存在を思いっきり知らしめる』

――6年ぶりに地元での試合ですね。

海人 そうですね、ホンマに久しぶりですね。

――本当に久しぶりに地元で試合やるっていうのはどうですか？

海人 んー今はまだ若干違和感がありますね。いつもだったら東京なんで色々準備したりとか荷物の準備とかもあるんですけど、今は全然何もないんでなんか違和感ですね。

――ホームでやるときに逆に違和感がある？

海人 そうですね(笑)。東京ばっかりやって今まで一回しか大阪でもやったことないので、なんとなく不思議な感じです。

――でも逆に地元で海人選手を応援してくれててなかなか東京へは行けない人たちは喜んでるんじゃないですか？

海人 ほんとにいつも応援来れない人たちが今回みんな来てくれるんで、それは嬉しいしやっと見せれるなって感じですね。

――今回の試合急遽決まったじゃないですか。いきなり決まったっていうのはいかがですか？

海人 ある程度準備はいつ決まってもいいようにはしてたので「試合決まったんやな」っていう感覚でとりあえず普段やってる通りの練習を今までもしてきたなっていう感じですね。

――対戦相手の中島選手の試合映像はご覧になりました？

海人 はい、何個か見ました。

――いかがですか？

海人 リーチがあってパンチのスピードも速いし一発一発の威力もあるので、そのリーチの差がちょっと厄介な相手かなとは思いますね。

――現時点では色んな自分の勝利パターンを考えますか？

海人 そうですね、もう何パターンもありますね。

――地元ということで変に気負ったりということはない？

海人 逆にあるかもしれないですね(笑)。やってみないとそこはわからないですけど、ただ良い気負いな気はします。

――関係者の意見をまとめるとキャリアを比較して海人選手が有利なんじゃないかっていう声も多いですけど、だからこそ海人選手に試合内容を求める声も大きいと思うんですがその辺はいかがですか？

海人 皆さんに思ってもらってる通りですね。勝ち方もそうですし、僕自身もこだわりたいです。そういう場面だと思うので、みんなの想像を超えるような試合結果が出せるんじゃないかなとは思います。

――この日メインではよく練習している原口健飛選手とペットパノムルン選手がやりますけど、この一戦についてはいかがですか？

海人 正直な気持ちで言ったら羨ましいですよね、僕も海外の選手とやりたいし。でもちろん健飛くんにしっかり勝ってほしいしそれを見届けたいなって思ってます。

――海人選手から見て原口選手vsペットパノムルン選手はどんな試合になると思いますか？

海人 難しい試合ですよね。健飛くんのことを思ったら“全然いけるよ”って言いたいところですけど、強敵相手なんで健飛くんも色んな覚悟持ってこの試合に挑むと思いますし、簡単に予想するのは難しいですね、この試合に関しては。

――自分の試合が終わったらこの試合をライブ観戦したいって感じですかね？

海人 そうですね、観ます。相手のペットパノムルン選手の動きもじっくり観たいですし、健飛くんがどう戦うかもしっかり観たいんで。

――ご自分の国際戦ということに関しては今後どういう風に考えていきたいっていうのはありますか？

海人 日本でこうやって入国出来始めてるんで、僕もやっぱり海外の強豪選手とはやっていきたいですね。ホームのシュートボクシングはもちろんですし、団体とか関係なくもしもRISEさんでやらせてもらえるんであれば是非お願いしたいです。逆に僕から海外に行ってもいいなとは思ってるんで。日本に来てくれるんが一番有難いですけど、それが無理なのであれば行ってもいいなとは思ってます。

――最初はやっぱり黒星をつけられたチャド・コリンズとかピンペットと再戦したいって気持ちもありますか？

海人 そうですね、やっぱりリベンジしたい選手は階級が変わったとしても変わらないんで。リベンジしたい選手ともやりたいですし、今70kgで強い海外の選手ともやりたいなとは思ってます。

――そうしたらONEやGLORYは視野に入ってくるって感じですね？

海人 はい、今はそこに集まっているので。そこの選手が来てくれるんであればそれが一番ですけど、無理なのであれば乗り込む気はいつでもありますし、シュートボクシング協会も積極的に動いてくれています。

――この間かつてシュートボクシングのエースとして活躍したアンディ・サワー選手がONEで戦って残念な結果に終わって引退を表明されましたけど、あの一戦はご覧になっていかがでした？

海人 僕からしたらアンディ・サワーさんもやりたい選手の一人なんで、残念な結果ではありましたし負けたら引退という話もしてましたけど、あの人は乗り越えないとダメな相手やと思ってるんで、あと一戦最後に僕とやってほしいなっていう気持ちがあります。

――本当のリアルラストワンを自分とやってくれって気持ちが残ってるんですね

海人 そうですね。あの人もやっぱシュートボクサーなんで僕もシュートボクサーですし、そこはしっかりシュートボクサー同士最後は決着をつけようよって僕は思ってます。

――最後にSB魂の何かを伝承したいって感じなんですね

海人 あの人がやってきたことをそれ以上に僕がやっていかないとダメやと思ってるんで、あの人を乗り越えるために最後あの人と闘いたいですね。

――この試合が終わって発表されている12月のシュートボクシングあるいは大晦日のRIZINっていうのも視野に入ってると思うんですけど、その後のことっていうのはちょっとは考えているんですか？

海人 今後の関しては今予定されている12月26日のシュートボクシングのチャンピオンカーニバルで、僕に相応しい相手がいればタイトルマッチに挑むことになると思いますし、もしくはRIZINさんでという話も協会からはもらっているので、そのどちらかで今年最後の試合をすることになると思います。

――最後に大阪で久しぶりに海人選手の試合を観るファン、全国でABEMAを通じて観るファン、そしてRISEのファンに向けて熱いメッセージをお願いします。

海人 大阪ホンマに久しぶりなんで、久しぶりに見る人にも大阪で初めて見る人にも僕という存在「シュートボクサーの海人」という存在を思いっきり知らしめる、記憶に残る試合をするしABEMAで観てもらってる人たちにも「やっぱり海人は強いんやな」っていう試合をしっかり見せたいなと思ってます。頑張ります。

（記事提供：RISEクリエーション株式会社）

≪決定試合順≫
▼メインイベント SuprerFight! -65kg契約 3分3R延長1R
原口健飛（日本/FASCINATE FIGHT TEAM／RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝）
ペットパノムルン・キャットムーカオ（タイ/Kiatmuu9／GLORY世界フェザー級王者）

▼セミファイナル SuperFight! バンタム級（-55kg）3分3R延長1R
鈴木真彦（山口道場／第7代RISEバンタム級王者）
江幡 塁（伊原道場／WKBA世界スーパーバンタム級王者、KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王者）

▼第12試合 ライト級（-63kg） 3分3R延長1R
中村 寛（BK GYM／第6代DEEP☆KICK -60kg王者）
YA-MAN（TARGET SHIBUYA／同級7位）

▼第11試合 -61kg契約 3分3R
梅野源治（PHOENIX／BOMライト級王者、元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者）
大雅（チームドラゴン／元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者）

▼第10試合 ミドル級（-70kg）3分3R延長1R
海人（TEAM F.O.D／S-cup2018世界王者、SB日本スーパーライト級王者）
中島将志（新潟誠道館／同級6位）

▼第9試合 バンタム級（-55kg） 3分3R延長1R
植山征紀（龍生塾ファントム道場／SB日本スーパーバンタム級王者）
京谷祐希（山口道場／バンタム級7位）

＜休 憩＞

▼第8試合 ミドル級（-70kg） 3分3R延長1R
憂 也（魁塾／同級2位、第2代DEEP☆KICK -65kg王者）
ねぎ魔神（ネイバーズキックボクシングジム／同級9位）

▼第7試合 ウェルター級（-67.5kg） 3分3R延長1R
中野椋太（誠至会／同級4位、WBCムエタイ日本ウェルター級王者）
蛇鬼将矢（テツジム／NKBウェルター級王者）

▼第6試合 ライト級（-63kg） 3分3R延長1R
麻原将平（パウンドフォーパウンド／同級4位、初代HOOST CUPスーパーライト級王者）
山畑雄摩（心将塾／第3代DEEP☆KICK -63kg王者）

▼第5試合 フェザー級（-57.5kg） 3分3R延長1R
宮崎就斗（TARGET／同級5位、第2代DEEP☆KICK -57.5kg王者）
梅井泰成（TEAM TEPPEN／同級6位）

▼第4試合 バンタム級（-55kg） 3分3R延長1R
知花デビット（エイワスポーツジム／同級2位、WMAF世界スーパーバンタム級王者）
拳剛（誠剛館／同級4位、第5代DEEP☆KICK -55kg王者）

▼第3試合 バンタム級（-55kg） 3分3R延長1R
甲斐元太郎（理心塾／NJKFバンタム級暫定王者）
数島大陸（及川道場／第30回全日本新空手道選手権大会 K-3GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝）

▼第2試合 バンタム級（-55kg） 3分3R延長1R
田渕神太（拳聖塾／第2代アクセルバンタム級王者、ABW初代バンタム級王者）
大森隆之介（EX ARES／バンタム級9位）

▼第1試合 スーパーフライ級（-53kg）3分3R
KING剛（ROYAL KINGS／MA日本バンタム級王者）
溜田蒼馬（Crazy Wolf／第2代CMA KAISERバンタム級王者）

▼オープニングファイト.3 フェザー級（-60kg）3分3R
岩郷泰成（TFT／DEEP☆KICK-60kg 1位）
佐藤 亮（健心塾／DEEP☆KICK-60kg 3位）

▼オープニングファイト.2 フェザー級（-57.5kg）3分3R
都筑海杜（キックボクシングジム3K/and lab／同級10位）
勇志（真門ジム／NKBフェザー級5位）

▼オープニングファイト.1 バンタム級（-55kg）3分3R
翔磨（多田ジム／DEEP☆KICK-55kg 2位）
久津輪将充（888GYM／DEEP☆KICK-57.5kg 6位）