ピアニスト仲道郁代が令和3年度文化庁長官表彰を受賞
仲道郁代 (C)Taku Miyamoto
ピアニスト・仲道郁代が、令和3年度文化庁長官表彰を受賞した。
文化庁長官表彰とは、文化活動に優れた成果を示し、国の文化の振興に貢献した人、または日本文化の海外発信、国際文化交流に貢献された人に対する文化庁長官からの表彰。
仲道は、デビューから30年以上にわたり国内外の第一線で活躍を続け、日本を代表するピアニストの一人として確固たる地位を築き上げてきた。
その活動は演奏活動のみならず、CDのリリースや著作、加えて教育者・普及活動の実践者として後進の指導や、多くのアウトリーチ活動にも及ぶ。
自身が創立し代表理事を務める一般社団法人「音楽がヒラク未来」の活動では、日本各地での小学校、中学校への芸術普及に邁進し、中でも東日本大震災復興支援の一環として行っている宮城県七ヶ浜町における継続的なアウトリーチ活動は、大きな注目を集めてきた。
2027年には仲道郁代のデビュー40周年を迎える。それに向け2018年より、10年間のリサイタルシリーズ「The Road to 2027」を開始し、自身が生涯をかけて演奏に取り組むベートーヴェン作品、加えて様々なピアノ作品の演奏を全国各地で展開している。仲道の益々の活躍に注目だ。