『ディズニー キャッツ&ドッグス展』 ディズニー作品に登場する犬と猫の作品を300点以上展示

レポート
アート
2021.12.10
『ディズニー キャッツ&ドッグス展』 (C)Disney

『ディズニー キャッツ&ドッグス展』 (C)Disney

画像を全て表示(20件)

『ディズニー キャッツ&ドッグス展』が、2021年12月1日(水)から12月25日(土)まで、東京・松屋銀座8階イベントスクエアにて開催されている。

本展は、『おしゃれキャット』や『わんわん物語』などといった犬や猫が主役の作品から、ディズニー作品に登場する印象深い犬猫キャラクターが勢揃いする、「犬と猫」をテーマにした展覧会だ。パステルや水彩などの原画は傷みやすく外に出すことを控えられているが、本展ではディズニー作品のあらゆる資料を所蔵・デジタル化しアーカイブする「アニメーション・リサーチ・ライブラリー」の全面協力のもと、デジタル化された貴重なアート作品を300点以上展示。デジタル作品は原画とは一味違うものの、小さな作品が大きく出力再現されることで、より細部までじっくり見ることができる。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

ウォルト・ディズニーは大の犬好きとして知られ、幼い頃から晩年まで家族同様に犬と過ごしてきた。会場冒頭の「ウォルト・ディズニーと犬たち」のコーナーではウォルトの家族写真が飾られており、彼がどれほど動物たちを愛していたのか早速伝わってくる。続くコーナーでは、ディズニーが “動物をリアルに描きながら感情豊かに表現する” ために試行錯誤してきた歴史、作品に登場するキャラクターの歩き方から耳や尻尾など体全体を使った描写について、感情を表現する際の注意点などが紹介されている。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場はキャラクターごとにカラーが分かれており、カラフルな展示に心が躍る。最初に登場したのはミッキーの相棒・プルート(1930年〜)だ。黄色いコーナーの中心にはプルートがちょこんと座ってお出迎え。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

多くの作品に登場するプルートは、ディズニー作品のなかでも唯一 “言葉を発しないキャラクター” だ。そのぶん体の動きや表情など、体全体で感情を表現する姿に愛らしさを感じる。このコーナーにはさまざまな表情をしたプルートが展示されており、この作品はどのエピソードのシーンだっただろうか……と、一つひとつに想像が膨らむ。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

プルートのコーナーを抜けると、『わんわん物語』(1955年)、『101匹わんちゃん』(1961年)と続く。『わんわん物語』コーナー中央には、スパゲッティを頬張るレディとトランプの姿が!

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

気品が漂うレディと、野良犬のトランプ。そして彼らが住む街の景色。彼らの成長と大冒険、作品を彩る素敵なサウンドトラックが頭の中に蘇ってきた。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

『101匹わんちゃん』のコーナーには、リビングでテレビを鑑賞するポンゴと子犬たちが。一家団欒から決死の脱出シーンまで、こちらも名シーンが並ぶ。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

続いては『おしゃれキャット』(1970年)、『オリバー 〜ニューヨーク子猫ものがたり〜』(1988年)で活躍する猫たちの登場だ。ここまでの展示作品を鑑賞して改めて思うが、ディズニーの作品は時代・世代を超えて記憶に残り、そして愛されるキャラクターが実に多い。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney


会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

2作の展示を抜けると、映画『ボルト』(2008年)がお目見えだ。表情豊かなボルトや野良猫ミトンズのスケッチと、高速で走り目からビームが出る “スーパーヒーロー・ボルト” のCGIの比較も楽しい。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場最後のエリアには印象深い犬猫キャラクターのコーナーが。『不思議の国のアリス』(1951年)のチェシャ猫や、『ピノキオ』(1940年)のフィガロ、『ベイマックス』(2014年)のモチなど、ユニークなキャラクターがずらり。どのキャラクターにも特徴があり、スケッチにも世界観が表れているので、その点も楽しんで鑑賞してほしい。

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

会場風景 (C)Disney

『ディズニー キャッツ&ドッグス展』は、2021年12月25日(土)まで、東京・松屋銀座8階イベントスクエアにて開催中。

展覧会情報

ディズニー キャッツ&ドッグス展
主催:ディズニー キャッツ&ドッグス展実行委員会
特別協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
協賛:ディズニー★JCBカード
期間:2021年12月1日(水)~12月25日(土)
会場:松屋銀座 8階 イベントスクエア
所在地:東京都中央区銀座3-6-1
問い合わせ:松屋銀座 03-3567-1211(大代表) 松屋銀座 コンテンツ事業部 コンテンツ事業課
公式ウェブサイト: https://catdogexhibition.jp
シェア / 保存先を選択