NTLive2021アンコール冬祭りがシネ・リーブル池袋にて開催決定
『フォリーズ』 (c) Johan Persson
2021年12月24日(金)~2022年1月27日(木)シネ・リーブル池袋にて、年末年始恒例のNTLive2021アンコール冬祭りの開催が決定した。
ロンドンまで行かずに、身近な映画館で英国本場の傑作舞台を観ることができる。何度観ても新たな発見と感動を味わえる素晴らしい10作品を、この機会に楽しみたい。
【各作品情報】
『フォリーズ』
『フォリーズ』 (c) Johan Persson
原題:Follies
上映時間: 2時間35分(休憩なし)
脚本:ジェームズ・ゴールドマン
音楽:スティーヴン・ソンドハイム
演出: ドミニク・クック
出演:イメルダ・スタウントン、トレイシー・ベネット、ジェイニー・ディー
シノプシス:1971年にブロードウェイで初演され、トニー賞最優秀楽曲賞に輝いたスティーヴン・ソンドハイム作詞作曲のミュージカル。取り壊しになるレヴュー劇場に集った往年のスターたちの姿を、現実と回想を交錯させながら描く。ドミニク・クック演出のもと、イメルダ・スタウントンやジャニー・ディー、トレイシー・ベネット、フィリップ・クワストら豪華ベテラン勢が集結。
『誰もいない国』
誰もいない国 (C)Johan Persson
原題:No Man’s Land
上映時間:約150分
初演劇場:NY・コート劇場
作:ハロルド・ピンター(ノーベル文学賞受賞者)
演出:ショーン・マサイアス(『ベント』)
出演:イアン・マッケラン、パトリック・スチュワート、オーウェン・ティール(「ゲーム・オブ・スローンズ」) ダミアン・モロニー(『ハード・プロブレム』)
シノプシス:ある夏の午後、パブで飲んでいた年老いた作家ハーストとスプーナーは酒が進むにつれ会話が誇張され、事実と空想の境が分からなくなっていく。やがてパワーゲームと化した彼らのやり取りは、二人の若者の登場でより複雑になっていく――。ノーベル文学賞に輝いた劇作家ハロルド・ピンターの1975年初演作。過去の背景や現在の関係性、力関係の分からない男たちの会話劇で、“イギリスの宝”ともいうべき名優イアン・マッケランとパトリック・スチュワートが競演。超豪華な二人の演技対決は必見だ。
『リーマン・トリロジー』
『リーマン・トリロジー』 (C)Stephanie Berger
原題:THE LEHMAN TRILOGY
上映時間:221分(休憩20分含む)
上演劇場:ピカデリー劇場(ロンドン)
作:ステファノ・マッシーニ 翻案:ベン・パワー
演出:サム・メンデス
主演:アダム・ゴドリー、サイモン・ラッセル・ビール、ベン・マイルズ
シノプシス:世界的な投資家リーマン一家が米国に移住した1844 年から2008年のリーマン・ショックが起こるまでの3世代にわたる栄光と衰退を描く舞台で、ナショナル・シアター上演時には完売を記録した注目作。主演の3人が約3時間にわたり、150 年以上にわたるリーマン家の歴史を演じ切る。
日本公開時に大好評を得て、今年8月18日に舞台の原作小説(ステファノ・マッシーニ著、飯田亮介訳)が早川書房より出版されることに!
『フランケンシュタイン』
『フランケンシュタイン』
原題:Frankenstein
上映時間:
ベネディクト・カンバーバッチ as 博士役バージョン 2時間15分
ベネディクト・カンバーバッチ as 怪物役バージョン 2時間20分
作:メアリー・シェリー
音楽:アンダーワールド
演出:ダニー・ボイル
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、ジョニー・リー・ミラー
シノプシス:ローレンス・オリヴィエ賞で見事に主演の2人ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーが主演男優賞を同時受賞した傑作舞台。有名すぎるメアリー・シェリーの原作ですら、アカデミー賞監督ダニー・ボイルが演出すると今まで見たことのない新しい世界へと生まれ変わり、怪物の抱えた心の動きにグイグイ引き込まれること、間違い無し。
『リア王』
『リア王』 (C)Johan Persson
原題:King Lear
上映時間:約3時間50分
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ジョナサン・マンビィ
出演:イアン・マッケラン
シノプシス:シェイクスピアの四大悲劇の一つ。退位にあたり3人の娘の愛情を試した老王リアだったが、長女と次女に裏切られ、国を追われてしまう――。名優イアン・マッケランが圧倒的な演技力と存在感で老王リアが辿る悲しい末路を体現する。演出を手掛けるのは堤真一主演の『民衆の敵』など日本でも活躍するジョナサン・マンビィ。
『スカイライト』
『スカイライト』 (C) John Haynes
原題:Skylight
上映時間:2時間42分
作:デヴィッド・ヘアー
演出:スティーヴン・ダルドリー
出演:キャリー・マリガン、ビル・ナイ
シノプシス:1997年に緒形拳&若村麻由美の共演で日本初演された、デヴィッド・ヘアー作の3人芝居。『ザ・オーディエンス』のスティーヴン・ダルドリーが演出する今回、 名優ビル・ナイと若手実力派キャリー・マリガンが不倫関係にあった元恋人同士に扮する。人気デザイナー、ボブ・クロウリーが手掛けた舞台美術にも注目だ。
『橋からの眺め』
『橋からの眺め』 (C)Jan-Versweyveld
原題:A View From The Bridge
上映時間:2時間14分(休憩なし)
作:アーサー・ミラー
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ(本作で2015年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀演出賞を受賞)
主演: マーク・ストロング
シノプシス:シシリア系の違法移民である従兄弟家族を受け入れた主人公だが、溺愛する姪がその違法移民の一人と恋に落ちたことから悲劇が起こる・・・。上演後、絶賛レビューが各紙から出たとたん、が瞬く間に売れたヒット舞台。「イミテーション・ゲーム」や「裏切りのサーカス」で印象に残るマーク・ストロングの演技力は、舞台上でも輝いている。
『シラノ・ド・ベルジュラック』
『シラノ・ド・ベルジュラック』 (C) Marc Brenner
原題:Cyrano de Bergerac
上演劇場:プレイハウス・シアター
上映時間:約3時間6分(休憩約20分含む)
作:エドモン・ロスタン
脚色:マーティン・クリンプ
演出:ジェイミー・ロイド
出演:ジェームズ・マカヴォイ
シノプシス:大きな鼻のコンプレックスに悩みつつ、一人の女性を胸中で恋い慕い続けたシラノの物語は、1897年に初演されて以降、世界各地で上演が繰り返され、何度となく映画化・ミュージカル化もされている。その名作中の名作が、今回、マーティン・クリンプによって現代語訳された上演台本と気鋭の演出家ジェイミー・ロイドによるミニマルなステージングによって、装いも新たに生まれ変わった。主演は映画「X-MEN」シリーズで知られるジェームズ・マカヴォイ。2020年ローレンス・オリヴィエ賞でリバイバル賞を受賞!そのほか、主演男優賞(マカヴォイ)・助演女優賞(ミシェール・オースティン)・音響デザイン賞・演出賞にもノミネートされた。
『戦火の馬』
『戦火の馬』 (C)Brinkhoff & Mogenburg
原題:War Horse
上映時間:約2時間45分
原作:マイケル・モーパーゴ
脚色:ニック・スタフォード
演出:マリアンヌ・エリオット、トム・モリス
主演:SIÔN DANIEL YOUNG
シノプシス: 主人公が幼少時から愛し育てた馬が軍馬として徴用されたことから、数奇な運命をたどることに。果たして二人は再会できるのか? スピルバーグ監督も感動!オリヴィエ賞、イヴニング・スタンダード賞、批評家サークル賞を受賞し、タイムズ紙の<10年間の最優秀劇場公演>に選ばれた、世界で大きな反響を呼んだ名舞台。
『夜中に犬に起こった奇妙な事件』
『夜中に犬に起こった奇妙な事件』 (C)Manuel Harlan
原題:The Curious Incident of the Dog in the Night-time
上映時間:約2時間51分
原作:マーク・ハッドン(ガーディアン賞受賞)
脚色:サイモン・ステファンズ
演出:マリアンヌ・エリオット
主演:ルーク・トレッダウェイ
シノプシス:並外れた頭脳をもつ15歳のクリストファーは、その才能を活かして隣人シアーズさんの犬を殺害した犯人を探そうとする。2013年のオリヴィエ賞で作品賞を含む主要7部門(最優秀プレイ賞、最優秀演出賞(マリアンヌ・エリオット)、最優秀主演男優賞(ルーク・トレッダウエイ)、最優秀助演女優賞(ニコラ・ウォーカー)ほか)を独占し、ブロードウェイ公演では第69回トニー賞プレイ部門最優秀作品賞や最優秀演出賞などを受賞した。日本でもV6森田剛主演で上演され、高い評価を受けている。早川書房より発売中の原作小説は全世界で1000万部を超えるベストセラーでガーディアン賞、現コスタ賞を受賞、日本でも産経児童出版文化賞大賞を受賞している。