子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』開幕 初日コメント・舞台写真公開
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
2021年12月10日(金) シアタートラムにて、子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』が開幕した。
従来の公演形態にとらわれない新たな“演劇のカタチ”を共に作り上げる新プロジェクト。子どもからおとなまで楽しめる、リーディングとワークショップが一体化した「観客参加型」の公演となる。
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
子どものためのリーディング+ワークショップ公演『ホーム』 撮影:田中亜紀
今回公募により選出された、リーディング戯曲作家と演出家兼ワークショップファシリテーターが、初日を終えた心境をコメントしている。
《初日コメント》
神野誠人(作)
多くの人は誰かと共に生きています。しかしバラバラにも生きています。それぞれがそれぞれの時間を生きています。共にいることは難しいです。一緒にいるはずなのに共にいる(そばにいる)と思えないことだってあります。一歩関係がすれ違うと、それで別れてしまったりします。そこには「さようなら」の言葉すらないかもしれないです。孤独になり、1人閉じこもってしまい、深く深く孤独の谷を落ちていくことしかできなくなるかもしれない。そんな時、ふっと差し伸べられる手があります。それはどんなに温かいことでしょう。しかし、残念ながらそれは滅多にあることではないのです。だからこそ、自分が手を差し伸べられる時、差し伸べてみることが大事だと思っています。そんなことを思いながら『ホーム』を書きました。この物語が、ワークショップが、あなたの生き方を支えていくものになれば幸いです。
橋本昭博(演出・ワークショップファシリテーター)
ハッチアウト(孵化させる)シアターの第一弾。たくさん悩み、話し合い、稽古し試行錯誤を繰り返した日々。すべては、今日の子どもたち(そして大人たち)の笑顔のためだったのだと。とにかく初日の今日は楽しく、元気で素直な子どもたちの反応や感想、疑問、圧倒的な想像力と発想に驚かされました。たくさん支えてくださり、世界を共に創ってくれたスタッフ・キャストの皆様に感謝。そして、本当の意味でお客様と一緒に創る作品だと思います。ラストシーンでは、これからの新しい劇場(演劇)のカタチ「ホーム」が僕の目の前には広がっていました。明日からはきっと全然違うそれぞれの「ホーム」にまた出会えることを楽しみにしています。
公演情報
世田谷パブリックシアターセンター03-5432-1515(10~19時)