馬場良馬、藤田朋子、ダンカン出演 舞台『政見放送』ゲネプロ&取材会オフィシャルレポートが到着

2022.2.18
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舞台『政見放送』取材会より

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2022年2月17日(木)~2月20日(日)に渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて上演される、 舞台『政見放送』のゲネプロ・取材会が行われ、 馬場良馬藤田朋子、 ダンカン、 そして演出の谷健二が初日への意気込みを語った。

本作は、地方テレビで放送される町長選の「政見放送」を舞台に、候補者たちの虚像と実像を、番組ディレクター神崎の目を通して描く作品。討論番組をある思惑を持って製作する番組ディレクターの神崎を馬場が、泡沫候補のシングルマザー役を4年ぶりの舞台出演となる島崎遥香が演じる。

演出は、映画『U-31』『一人の息子』『元メンに呼び出されたら、 そこは異次元空間だった』で監督、近年は舞台にも取り組んでいる谷健二。 脚本は、小泉今日子出演で話題になった舞台『向こうの果て』で脚本を手掛けた竹田新が担当する。

舞台『政見放送』より

物語は、テレビ番組の収録前に、ディレクターの神崎と初めて企画が通ったというADが会話をするシーンからスタート。番組前から神崎は隠しカメラを設置するなど、何らかの思惑があることがうかがえる。討論会が始まると、候補者たちが自身の主張を胸を張って述べていく。しかし次第に、候補者然とした顔が次々と崩れていき…。

政治家然とした候補者たちの裏の顔が暴かれ、大騒動となるさまは痛快。候補者たちのおかしな発言や毒舌が飛び交い、ブラックな笑いを生み出していた。また個性豊かなキャラクターがそれぞれの立場から「ダム建築」や政治についての意見を交わすため、誰にとっても共感しやすい作品に仕上がっている。

舞台『政見放送』より

ゲネプロ後に行われた取材会では、馬場は「毎日が楽しかったです。稽古は2週間くらいでしたが、より良き高みに持っていくために、 みんなで話し合ってきました。やっぱり芝居って楽しいな、演劇って楽しいなと思いながら、がむしゃらに作り上げてきましたので、早くお客さまに観ていただきたいです」と初日に向けての思いを語った。

舞台『政見放送』より

そして、「『政見放送』というタイトルなので、 堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、実際に描かれているのは、政治家として生きている人間の表の顔と素顔です。誰しも人に見せる面と隠したい面という2面性を持っていると思うので、老若男女みんなが誰かに感情移入できる作品になったと思います」と胸を張った。

舞台『政見放送』より

一方藤田は、「とっても仲良しの座組みで、先輩後輩なく、みんなで和気あいあいと稽古できる空気感があり、それが毎日楽しみでした」と稽古を振り返り、「みんなが意見を言える現場は実は少ないと思いますが、今回は若い人もきちんと意見をし、話し合えたことは素晴らしかったなと思います。どんな作品に仕上がったのか、ぜひ来ていただいて、観ていただけたらと思います」とアピールした。

舞台『政見放送』より

舞台『政見放送』より

また、ゲネプロを終えた感想を聞かれた谷が、ダンカンから囁かれた「人生の中で最高の演出ができました」という言葉をそのまま話すという、劇中のあるシーンを再現したかのような一幕も。さらに、政治家役について聞かれたダンカンが「もし(自分が)政治家として立候補するとしたら、スローガンは『一夫多妻』です。だから、(今回のオファーを受けて)私なんかが政治家役でいいんですかって驚きましたよ」と話すと、会場に大きな笑い声が響いた。

舞台『政見放送』より

最後に馬場は「このご時世、 生の演劇をお届けできるのはすごく幸せなことだと思います。ダンカンさんが『自分の好きなことをお金をもらってできるなんて、こんな幸せなことはない』とおっしゃっていましたが、それを改めて感じる座組みでした。その感謝の気持ちを伝えるとともに、来てくださった皆さんに楽しんでいただけるように、毎公演毎公演積み上げてお届けしたいと思います」と力を込め、 会見を締めくくった。

公演情報

舞台『政見放送』

【日程】
2022年2月17日(木)~2月20日(日)※全7回公演
2月17日(木)19:00
2月18日(金)14:00
2月18日(金)19:00
2月19日(土)12:00
2月19日(土)18:00
2月20日(日)11:00
2月20日(日)15:00
※ロビー開場は開演の45分前、 客席開場は開演の30分前となります。

【会場】
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール


当日券有り 8000円(税込・全席指定席)

 
演出:谷健二 
脚本:竹田新

出演:
馬場良馬

島崎遥香

木津つばさ
佐藤正和 
北代高士

藤田朋子

ダンカン

 
■あらすじ■
とある地方市で、 『町長選挙討論企画』という候補者が討論を行う番組が制作される事になった。収録前、 「面白い番組になるぞ!」とディレクターは楽しそうに話している。討論番組に参加する候補者たちは、 町の名士で傲慢と噂される者、 大物議員の後継者、 泡沫候補のシングルマザーに売れない役者と個性豊かな者たちが揃った。収録前の控室では、 候補者たちの裏側が見え始め、 いざ番組が始まるとディレクターを含めそれぞれの思惑がぶつかり合う。これはフィクションなのか、 ノンフィクションなのか、 伝説の討論番組が今始まるー
  • イープラス
  • 谷健二
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