小澤亜李、テレビアニメ「ちいかわ」でアニメ声優初挑戦の⻘木遥を絶賛!「大人には出せない魅力」
ちいかわ役の⻘木遥とうさぎ役の小澤亜李
4月よりめざましテレビ内でテレビアニメ「ちいかわ」がスタート。原作はイラストレーターのナガノさんがTwitterに投稿している人気漫画で、フォロワー数は95万人を突破(2022年3月18日時点)している。小さくてかわいいキャラクターが繰り広げるシビアな世界観のギャップにハマると、大人から子供まで幅広い人気を博している。本編に先がけ、1月から放送している「ちいかわ占い」で、その声を披露しているちいかわ役の青木遥さん、うさぎ役の小澤亜李さんの2ショットインタビューをお届け! 「ちいかわ」の魅力やお互いの印象、めざましテレビ内での放送ということでお二人の朝のルーティーンも教えてもらった。
青木はテレビアニメ初挑戦!
――お二人は「ちいかわ」のどんなところが人気だと感じていますか?
青木:やっぱり、キャラクターがかわいいところだと思います。私も初めて見たときは「かわいい!」って思わず言っちゃいました。お父さんがTwitterで「ちいかわ」を読んでいたので、内容までは知らなかったけれど、「ちいかわ」という漫画があることは知っていました。お父さんがこんなにかわいい漫画を知っていることにも驚きました(笑)。あと、チャルメラの描き方とか、すごくリアルなところも魅力だと思います。
小澤:私も一目見て、かわいいビジュアルに惹かれました。お話を読むと、魅力はそれだけじゃないと気づきます。ミステリアスな部分があって、クセがあるところに大人は惹かれる気がしました。もちろん、見た目のかわいさだけでも十分に楽しめるけれど、思わず「分かる!」と唸ってしまう奥深さもあって。ちょっと怖い生き物もいたりして、この子たちはどんな暮らしをしているのだろう、と気になる大人は多い気がします。かわいらしさと不思議な感じ、そのバランス加減が絶妙で、すっかりハマっています。
――青木さんはテレビアニメ初挑戦とのことですが、アフレコはいかがでしたか?
青木:初めてなので収録前もすごく楽しみにしていました。実際に収録してみたら、やっぱり楽しくて。コロナ禍にみんなで一緒に収録することが難しい時期もあったけれど、一緒にやれるときは、掛け合いがすごく楽しかったです。難しかったのは、日本語をしゃべらないところです(笑)。感情の表現はちょっと大変でした。
小澤:お母さんとたくさん練習したんだよね?
青木:はい! ちいかわの感情をいろいろと説明してもらいました。
小澤:漫画や台本を読んだときに、ちいかわの健気さは大人に出せるのかなと思っていたのですが、キャストの名前が出たときに「なるほど!」と納得しました。遥ちゃんとハチワレ役の田中誠人くんの声が入ったものを聞きながら演じたときには、うさぎのセリフにないのに思わず「かわいい」と言葉が漏れてしまって(笑)。大人には出せないちいかわとハチワレのかわいらしさが二人の演技から伝わってくるので、きっとみなさんにも楽しんでいただけるはずです。
青木:うれしいです! 自分の声には慣れてきたけれど、まだかわいいとは思えなくて。声優さんに「かわいい」と褒めてもらえると自信になります。
ミステリアスでクセになる!大人もハマるアニメとのこと
――ちいかわ、うさぎの好きなところを教えてください。
青木:見た目も中身もかわいいところが好きだけど、優しいところも魅力です。友達のことをすごく心配するところも好きです。ハチワレに対しても優しくて、いつも気にかけている。友達に気をつかえるのはすごくいいところだと思います。
小澤:気をつかうなんて、大人でも大変なのにね。気をつかっているのが分かる遥ちゃんもすごいね。
青木:うさぎちゃんはテンションが高いところが好きです。
小澤:気はつかってないキャラクターだよね(笑)。自由に駆け回っている感じかな。何かおもしろいことをしようとか、ウケを狙っているわけじゃないけれど、笑ってくれるちいかわとハチワレの優しさに助けられている気がします。一人でも生きていけるキャラクターだけど、二人の優しさが心地いいから三人でいるのもいいかなって思っている気がします。
――日本語も話さないし、人じゃないキャラクターです。演じるときに心がけたこと、工夫したことはありますか?
青木:ちいかわもそうだけど、生き物じゃない役を演じるときは声の高さを工夫しています。普段より少し高めにすることが多いです。
小澤:うさぎの場合はかわいらしくというよりもパッションで演じることを意識しています。テンションの高いときは割と演じやすいですが、クールなときは声が若干低めになるから、人の声っぽく聞こえてしまうことも。コントロールは難しいと思いました。ただ、うさぎは小さい生き物ということを常に意識しています。私の中では、ちょうどこのぬいぐるみくらいのサイズ感を想定して演じていました。
青木:でも、シュークリームの大きさを考えると、実際のサイズはもうちょっと大きいのかな?
小澤:ちいかわたちの食べるシュークリームは小さいんじゃない?
青木:あ、そっか。
小澤:このくらいのサイズだったらかわいいよね。
青木:確かに!
早起きは苦手!楽しい予定がある日は早起きも苦じゃないそう
――ちいかわの声を担当することが発表されたときの反響はいかがでしたか?
青木:友達から「ニュースを見たよ」と言われました。気づいてもらえて、すごくテンションが上がりました。
小澤:アニメは4月からだから、クラス替えして自己紹介するときに「ちいかわの声やってます」って言ってみたら?
青木:自己紹介やるかなぁ?
小澤:宣伝してよ(笑)
青木:人気者になれるかな? 私、結構目立ちたがり屋なので、言ってみようかな(笑)。
小澤:言っちゃえ、言っちゃえ。どんどん宣伝しちゃえ(笑)
――「ちいかわ」はグッズも人気ですが、気になるグッズはありますか?
青木:ちいかわの持っているポシェットが欲しいです。
小澤:発売されていたはず。プロデューサーにお願いしたほうがいいよ(笑)。私は、さすまたのフォークとか使いたいです。
青木:いいかも!
小澤:すごく刺しやすそうだよね。あとは、パジャマとかあったらいいな。
青木:フードに耳つけて欲しいです!
インタビュー中も息ぴったり!仲良しの二人
――お二人ともすごく仲が良い印象です。お互いの魅力を教えてください。
青木:最初、すごく緊張していたのですが、とても優しくしてくれてだんだん慣れてきて、楽しくお話できました。優しいし、支えてくれるところが好きです!
小澤:私が遥ちゃんの年齢のときは、すごく人見知りで自分の気持ちを言語化できませんでした。今日の取材もそうですが、たくさんの大人に囲まれても人見知りせずにおしゃべりできるのは本当に尊敬します。私は、中学生になってもできなかったので…。
青木:私、知らない人にでも話しかけちゃうタイプです(笑)。友達になりたいと思ったら、心の中では恥ずかしいと思っても、がんばって声をかけちゃいます。
小澤:それって才能だよ。私もそうだけど、大人になってもできない人多いから。
――テレビアニメ「ちいかわ」は、めざましテレビ内での放送です。「ちいかわ」を観るのを朝のルーティーンにする人も多くなると思います。お二人が朝、必ずやることを教えてください。
青木:最近は寝坊して急いで学校に行くことが多いです(笑)。朝が苦手でいつも「あー、やばい、やばい」と言いながら、急いで準備して学校に行きます。姉がiPadで設定したアラームで起きます。お布団の中はあったかくて気持ちいいから、なかなか出られないけれど…。収録のときは意外と早く起きられます。遠足のときは4時50分に起きられます。楽しいことがあれば起きられるタイプです(笑)。
小澤:私は、いくつになっても朝は苦手です。最近はルーティーンのない生活をしているのですが、朝起きて飲むものが変わりました。野菜ジュースを飲むようになったし、以前は「温活って何?」と思っていましたが、自然と温かいものも飲むようになりました。白湯とかコーヒーとか。これが大人になるということか、と感じています。
青木:私、冬でもお茶に氷入れて飲みます!
小澤:入れる、私もそのタイプだったけれど、だんだん体が温かいものを欲するようになったみたいで…。
青木:朝、あまり水分取らないんです、私。
小澤:分かる。私もそうだった。でも後で喉乾くよね、急に。
青木:お昼とかに急に。
小澤:お茶とか美味しいと思わなかったけれど、最近は大人の味が分かるようになった気がします。年を重ねた証拠なのかな。
青木:私も飲めるようになるかな。
小澤:きっと変わるよ。
「大人になったなぁ」と実感したこととは
――お父さんが「ちいかわ」を読んでいたとのことですが、青木さんは普段、どんな風に楽しんでいますか? お父さんと一緒にツイッターでチェックしたりしますか?
青木:「ちいかわ」を知ってから、たまにTwitterでも漫画を読むようになりました。普段はどちらかというと電子書籍や紙で読むことが多いです。
小澤:私も「ちいかわ」がきっかけで、Twitterやインスタでも漫画をチェックするようになりました。気になるお話がたくさんあるので、ついつい読んでしまいます。毎日の楽しみになるくらいにはチェックしています。
取材・文=タナカシノブ
放送情報
テレビアニメ 「ちいかわ」