『哭声/コクソン』の続編として構想された祈祷師スリラー『女神の継承』日本公開が決定 ナ・ホンジン氏が原案・プロデュースを担当
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タイ・韓国合作の映画『랑종』(英題『THE MEDIUM』)が、『女神の継承』の邦題でとして、7月29日(金)に公開されることが決定。あわせて、ティザーポスタービジュアルが解禁された。
本作は、『チェイサー』や、ファン・ジョンミン×チョン・ウヒ×クァク・ドウォン×國村隼ら共演のスリラー『哭声/コクソン』で知られるナ・ホンジン監督が原案・プロデュースを担当した作品。当初は『哭声/コクソン』の続編として構想されており、ファン・ジョンミンが演じた祈祷師・イルグァンの物語をナ・ホンジン監督が思いついたことからプロジェクトがスタート。その構想は、タイの祈祷師をモチーフとすることで本作に受け継がれているという。
タイ東北部イサーン地方の小さな村で暮らす女性・ミンは、原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったように凶暴な言動を繰り返していた。途方に暮れた母親は、祈祷師である妹のニムに助けを求める。「ミンは一族の新たな後継者として選ばれて憑依され、その影響でもがき苦しんでいるのではないか」との疑いから、ニムはミンを救うために祈祷を行うが。しかし、彼女に取り憑いたものの正体は、ニムの想像をはるかに超えるほど強大だった。
プロデューサーを務めるナ・ホンジン氏が本作の監督に抜擢したのは、オムニバス・ホラー『ABC・オブ・デス』や、『心霊写真』『愛しのゴースト』などで知られるタイ出身のバンジョン・ピサンタナクーン氏。『女神の継承』は、プレミア上映された2021年の『プチョン国際ファンタスティック映画祭』で最優秀長編映画賞を受賞したほか、米アカデミー賞国際長編映画賞のタイ代表に選出されている。また、韓国での劇場公開時には、青少年観覧不可(映倫区分R18+相当)でありながら、マーベル・スタジオ『ブラック・ウィドウ』を抑えて興行収入初登場第1位を記録している。なお、日本での公開は、18歳未満鑑賞禁止のR18+で劇場公開される。
『女神の継承』は7月29日(金)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン 池袋、UPLINK吉祥寺、8月12日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。