岸井ゆきの、栗原類出演『気づかいルーシー』出演者コメント到着
『気づかいルーシー』
2022年8月~9月にかけて上演が決定している『気づかいルーシー』。このたび出演者コメントが到着した。
老若男女問わず楽しめる本作品の脚本・演出は、岸田國士戯曲賞受賞のノゾエ征爾。17年の再演からは出演も兼ね、そのマルチな才能を発揮している。
ルーシー役は、初演時、松尾スズキからルーシーの「生き写し」と絶賛された岸井ゆきの。いまやさまざまな役を演じきる確かな演技力で、ドラマ、映画で大活躍の岸井の3年振りとなる舞台に注目だ。
また、そのルーシーと恋に落ちる王子様役には、唯一無二の存在感で人目を惹き、近年は舞台出演作も着実に増えている栗原類。そして、ノゾエが主宰する「はえぎわ」から川上友里、山口航太が出演。さらに、今回からの新メンバーとして大鶴佐助が馬役で登場する。舞台を中心に活躍し、もはや若手とは言わせず異彩を放つ大鶴が、作品に新しい風を吹き込みむ。
パントマイムの要素を発展させたダンスと振付で高い評価を得ている小野寺修二の“おじいさん”は、あの衝撃的な姿で再び登場。演奏は田中馨と森ゆにが担当し、ルーシーを取り巻く物語を、温かく彩る。
ノゾエ征爾 コメント
ノゾエ征爾
ありがたいことに3回目の公演となりますが、前回から5年も経っています。5年と言うと10歳で楽しんでくれていた子が「は?演劇だと?」などと心身が激変するような年月です。岸井さんは30代となり、国民的女優さんになりました。小野寺さんはおじいさん役に近づき、私は親になりました。そして、演劇界のキラキラ星、大鶴佐助くんが新メンバーに加わりました。圧倒的進化をご期待ください。みんなの体力次第ですが。
ルーシー役 岸井ゆき コメント
岸井ゆきの
再演のときから、またやりたい!と話していた作品なので、今回、またパワーアップしてお届けできることが楽しみです。『気づかいルーシー』は、気づかいの根底にある優しさでこじれていってしまう物語ですが、「思いやって生きていこうと思える瞬間が幸せ」と感じたり、公演中、お客様と出演者の境界線がなくなり、皆で手を取り合っているような感覚になったりする舞台です。子どもだけでなく、大人も楽しめる作品なので、ぜひ劇場でしか味わえない感覚を、体感しに来ていただければと思います。
王子様役 栗原類コメント
栗原類
『気づかいルーシー』がこの度またまた帰ってきました!今まで関わった舞台が 3 回も上演されるとは 、 初演の時は想像できませんでした。三度目の上演ですが、今回も新作の気持ちで挑みます。 今までとは違う『気づかいルーシー』 を皆様にお届けします。どのような舞台になるのかを僕自身も楽しみです。どうか期待してお待ちください。
馬役 大鶴佐助コメント
大鶴佐助
ノゾエさんの事が僕は好きなんですよ。それは作品もノゾエさんという人もひっくるめて。2人芝居の時にノゾエさんに貰った言葉を僕は握りしめてたりします。『気づかいルーシー』 再再演みたいですが、僕の肉体が入る事により出来上がる事象が僕自身楽しみですし、未知なので飛び込みたいと思います。何卒よろしくお願い致します 。
おじいさん役 小野寺修二コメント
小野寺修二 撮影:鈴木穣蔵
おじいさん役を演ってます。その外身だけじゃなく中身も演っています。なかなかできない体験です。周りの人にこの作品の説明をするたび、奇妙さに嬉しくなります。その「中身」は子どもたちに随分気持ち悪がられました。嬉しい限りです。今回の再再演、ノゾエさんはまた新しい仕掛けを持ってきそうです。視覚的な驚きも沢山あり、大人も子供も楽しめる作品です。観ていない方はもちろん、一度観た方も是非いらしてください!