寄席のプリンセス・蝶花楼桃花、真打昇進から史上最速4カ月で初トリ決定
2022年春、真打に昇進し、高座名を春風亭ぴっかり☆から改めた落語家・蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか=年齢非公表)が、真打昇進からわずか4カ月で、浅草演芸ホール7月下席(2022年7月21日~30日)昼の部の主任を担当、いわゆる“トリをとる”ことが決定した。
1977年の社団法人落語協会(現:一般社団法人落語協会)発足以降では、春風亭一之輔(落語協会)の「昇進から5カ月」が最短記録だったが、今回はその記録を上回る史上最速での初主任興行となる。一之輔の昇進5カ月を上回る、史上最速の4か月でトリを務めるのは、異例の抜擢」(落語協会関係者)と言われている。
2022年3月から5月にかけて開催された披露興行でも連日の大入りを記録した新真打・蝶花楼桃花の主任興行には、まだまだコロナの影響も残る演芸界の活性化に、大きな期待が寄せられている。
蝶花楼桃花コメント
蝶花楼桃花
ここまで育てていただいた師匠・小朝をはじめ諸先輩方。披露目に足を運んでくださったお客様。支えてくださった関係者の皆さん。これまで出会ったすべてのかたのお力で、このチャンスをいただけたと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。
身が引き締まる思い…を通り越してプレッシャーに押しつぶされそうだというのが正直なところですが、持ち前の明るく楽しい高座をご披露できるよう、精一杯務めさせていただきます。
蝶花楼桃花プロフィール
女流落語の歴史を変えるとも噂される、若手噺家のホープ。春風亭小朝に弟子入り後、二ツ目に昇進するや、翌2012年の「NHK新人演芸大賞(現:新人落語大賞)」でいきなり決勝に進出し、注目を集める。
その後も、10日間連続独演会、全国ツアー、海外公演など若手としては異例づくしの落語活動を展開。2016年、2020年にも「NHK新人落語大賞」で決勝に進出し話題となる。
さらに「笑点」若手大喜利・女流大喜利をはじめとするテレビ出演や、女優として明治座『ふるあめりかに袖はぬらさじ』(主演・大地真央)などの舞台出演、沖縄国際映画祭出品作品『耳かきランデブー』主演、「大人AKBオーディション」でも最終選考に進出するなどマルチに活躍。
自身初のメインパーソナリティとなるラジオ番組「SHIBA HAMA ラジオ」(文化放送・2018年10月~2019年3月) 以来、「はまきんっサタデー」(文化放送) 、「ゆうとぴか」(静岡エフエムK-mix) などラジオ番組のレギュラー出演も多数。
2022年3月、待望の真打昇進を機に高座名を「蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)」に改める。七代目・蝶花楼馬楽の没後途絶えていた、歴史ある亭号の復活となった。都内各寄席で開催された昇進披露興行はいずれも大入り満員を記録。上手い、可愛い、華がある〜と、三拍子揃った「寄席のプリンセス」。一般社団法人落語協会/東宝芸能株式会社所属
公演情報
春風亭一花/林家きよ彦(日替り)
ストレート松浦
柳亭こみち
三遊亭圓歌
~仲入り~
のだゆき/林家あずみ(日替り)