中川大輔、イチからアート制作中! 「アトリエ」をコンセプトにファンイベント開催~多彩な趣味や芝居の原点に迫る
アート、イラスト、漫画、映画……多彩な趣味の原点は
――アートに興味を持ったきっかけは?
小さい頃からずっと漫画やアニメのキャラをたくさん描いてたんですけど、本格的に学んだのは高校3年生の時。美大を受験するために、沖縄の美術予備校に通ったのがきっかけです。そこで初めてデッサンを本格的にやりました。ただ好きなように描いていた趣味とは違って大変でしたけど、受験期間中に好きな絵を描いていられるのは楽しかったし、全然苦じゃなかったんですよね。
――週刊少年漫画雑誌にも持ち込みをされたことがあるそうですね。のちに手掛けられたメンズノンノモデルとしての奮闘記漫画を拝読しましたが、かなりレベルが高い印象でした。
いえいえいえ! 全然、レベルが足りないですよ。最初に編集部へ持ち込んだのは西部劇だったんですけど、本当にひどい落書きみたいなものでしたし……。
――今も、絵やイラストは描かれているんですか?
台本読んでいるときに、役の似顔絵をよく描いています。「こういう顔してるのかな?」って感じたイメージを起こすことで、その人に愛着が持てるんです。自分が演じる役は自分の顔を、相手役の方の似顔絵を描くこともあります。
――美術館などもよく行くとのことですが、アートに触れる時間は意識的に作ろうと?
ふと見たくなったら見に行く感じですかね。ちょっと遠くにある、こぢんまりとした美術館が好きなんです。横須賀美術館や神奈川県立近代美術館の葉山館、箱根美術館とか。自然を感じられて、ちょっと小旅行感があるところが好きです。リフレッシュのために行っています。
――今まで行ったなかで、特に印象に残っている美術館は?
瀬戸内にある豊島美術館(香川)は圧倒されました。建物のいろんなところからプクプクと水滴が湧いてくる、シンプルな展示なんですけどずっと見ていたいくらい。ロケーションも展示物も、本当に素晴らしすぎました……。
――良い作品に出合うと、良い刺激をもらえそうですね。
やっぱり、作りたくなりますね。美術館でポストカードを買うのが好きなんです。ノートに貼ってまとめてあるんですけど、それを見ながら「こういうの作りたいな」って思いますし。今回のイベントに向けて作品を作る時も、たくさん見返してモチベーションをもらいたいです。
――小さい頃からの趣味としてはもう一つ、映画鑑賞も。東京生まれということで周りにはいろんな娯楽があったと思いますが、なぜ映画を選んだのでしょうか?
映画好きだった父親の影響が一番大きいです。テレビでやってると「面白いから見よう」と誘われるので、一緒になって見ていました。ジャンルは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』のような、ヒューマンドラマが多かったですね。学生時代は帰宅部でしたし、放課後は暇だったので一人で遊ぶのに映画鑑賞が最適だったんです。高校生の時は「おすすめ映画トップ100」みたいな特集に挙げられているものは片っ端から見ていました。レンタルショップに入り浸ってましたね。
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