橋本環奈とスタントチームが作り上げたアクションの裏側を公開 映画『バイオレンスアクション』現場レポート&メイキングカット
(C)浅井蓮次・沢田 新・小学館/『バイオレンスアクション』製作委員会
8月19日(金)公開の映画『バイオレンスアクション』から、アクションシーンの撮影現場レポートとメイキングカットが解禁された。
『バイオレンスアクション』は、『やわらかスピリッツ』(小学館)で連載中の浅井蓮次氏と沢田新氏による同名コミックを実写化したもの。ピンクのショートボブでゆるふわな雰囲気の菊野ケイが、日商簿記検定2級取得を目指し専門学校に通いながら、アルバイトの殺し屋として依頼をこなす日々を描いた作品だ。主演を務めるのは、映画『銀魂』『キングダム』シリーズなどで知られる橋本環奈。また、ケイに急接近するヤクザの会計士テラノ役で杉野遥亮、ケイに想いを寄せる同級生・渡辺役で鈴鹿央士、ケイのバイト先の店長役で馬場ふみか、殺し屋の金子役で森崎ウィン、狂犬ヤクザのアヤベ役で大東駿介、凄腕スナイパーのだりあ役で太田夢莉、ダジャレ好きなヤクザの三代目組長役で佐藤二朗、“最狂の殺し屋”みちたかくん役で城田優、野心家のヤクザ・木下役で高橋克典、謎の髪型の運転手・ヅラさん役で岡村隆史(ナインティナイン)が出演している。キャストに名を連ねている。メガホンをとったのは、映画『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』などの瑠東東一郎監督。
本作では、『進撃の巨人』『銀魂』シリーズなどのアクション監督として知られる田渕景也氏らスタントチームGocooと、アクションコーディネーターの遊木康剛氏が俳優陣をサポート。遊木氏は、「原作はリアルなアクションですが、映画としてエンタメ寄りのアクションを作りました」とコメントしている。また、数々の作品でアクションを経験してきた橋本も、「今までで一番動いた作品」と撮影について述懐している。
2022年1月にクランクインした本作の序盤に撮影されたのは、ケイ(橋本)・渡辺(鈴鹿)・店長(馬場)・ヅラさん(岡村)の“ぷるるん天然娘特急便”チームと、くっきー!演じる大男とのラーメン屋でのバトル。橋本がワイヤーで吊られて壁の高い位置まで駆け上がり、その反動で大男を蹴るアクションが展開する。橋本は練習しながら動きを頭に入れ、キックの瞬間の足の形まで細かく確認。本番では、顔ギリギリで空中を蹴るというプラン通りの動きを見せ、くっきー!は「本当に蹴られるかと思った」と顔面蒼白になったという。
(C)浅井蓮次・沢田 新・小学館/『バイオレンスアクション』製作委員会
その2日後には、作品冒頭で繰り広げられるラブホテルでのアクションシーンの撮影が行われた。スタジオ内に作られたセットには、ヤクザ風のアクション俳優たちがズラリ。現場には活気と緊張感が充満している。銃の扱いを練習してきた橋本も、銃の撃ち方、どこで何発撃つか、目標地点などを再確認。そして、ファーストカットで3発を撃った橋本は、衝撃に動じることもなく芝居を続けていく。そんな高度な演技が求められる撮影について、橋本は「ケイのアクションって実はすごく細かいんです。相手の武器を奪ったり、力を入れずに手首を回転させたり。ハイレベルなアクションでした」と振り返っている。
(C)浅井蓮次・沢田 新・小学館/『バイオレンスアクション』製作委員会
続いてのシーンは、ワイヤー一本で腰を吊られた橋本が、横向きのまま回転して銃を撃ちまくる、華麗にして難易度の高いガンアクションだ。いざワイヤーで吊られ、撮影スタート。すぐにOKが出たものの、橋本は「これはキツイ」と本音を吐露。しかし休むことなく、回転しながら二丁拳銃で見せる動きを直前まで念入りに練習し、カットごとにOKを出し続けた。瑠東監督は「昔からアクション映画が好きだったので、本格的なアクション映画を作れて嬉しい」とコメントしている。
『バイオレンスアクション』は8月19日(金)、全国の映画館で公開。