漫画でもドラマでもない、舞台版らしい作品を~オリジナル新作ミュージカル『東京ラブストーリー』製作発表会見レポート
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ジェイソン・ハウランド(中央)
続いて質疑応答が行われた。
ーーたった今世界初の楽曲披露を終え、今の心境はいかがでしょうか。また、日本への書き下ろしミュージカルは2度目となりますが、本作への意気込みを教えて下さい。
ジェイソン・ハウランド(音楽):(日本語で)「おはようございます」。僕の知っている唯一の日本語です(笑)。この作品に関して、とても自分自身ワクワクしております。このようにたくさんの才能あふれる方々と一緒に舞台に立たせていただくこと、とても嬉しく思います。
楽曲制作のお話をいただいたことを光栄に感じております。また、素晴らしいキャストの皆さん、演出の方とご一緒できることは大きな喜びです。日本の皆さんと、この物語とこの作品のスコアを分かち合えることを楽しみにしています。私自身、この作品をクリエイトするにあたり、とても大きな喜びを感じましたので、観に来ていただいたお客様にも大きな喜びを感じていただけるといいなと思います。(日本語で)「お疲れ様でした」。
豊田めぐみ
ーー数年をかけて脚本の佐藤万里さんと脚本を練ってつくってこられました。先日終えられたワークショップも含めて、作品への思いを教えてください。
豊田めぐみ(演出):この作品のオファーをいただいたのは、2018年の夏でした。2019年にこの作品のためにジェイソンと会いました。漫画でもなく、ドラマでもない、舞台ならではのものを作り出そうと、ジェイソンや脚本の佐藤万里さんとともに、本当に何度も何度も話し合いをしました。
実はまさに昨日、1週間のワークショップを終えたんですけれども、ジェイソンさんが全楽曲を立ち上げてくださって、2回も本読みの通し稽古することができました。そこの中で話し合いをして、また毎日少しずつ変えたり、大きく変えたりして。9月の終わりから始まるであろう稽古に向けての大きなステップを作ることができました。
他のクリエイティブスタッフとも既にいろいろな話し合いをしています。美術もほぼ出来上がっていて、あと衣裳、照明、映像。オリジナルの作品なんですが、随分早い時期にいろいろなことがもう目の前に見えているという状況です。キャストの皆さんと一緒に、これからどんなものができるんだろうと、私も本当に楽しみです。舞台の『東京ラブストーリー』というものを作り出そうと思っています。