松本白鸚「生涯で一番嬉しい誕生日になりました」~ミュージカル『ラ・マンチャの男』幻のファイナル公演が23年に復活
ミュージカル『ラ・マンチャの男』
2023年4月14日(金)~4月24日(月)よこすか芸術劇場にて、ミュージカル『ラ・マンチャの男』を上演することが、本日8月19日(金)、松本白鸚の傘寿(80歳)の誕生日に発表された。
1969年の日本初演以来、主演・松本白鸚が“見果てぬ夢”を追い続けてきた不朽の名作ミュージカル『ラ・マンチャの男』。半世紀を超えるミュージカル単独主演、という前人未到の偉業を成し遂げ、いよいよ“ファイナル公演”と銘打ち、2022年2月6日(日)に日生劇場にて開幕したが、新型コロナウイルス感染症の影響のため公演は中断を余儀なくされ、全25回を予定していた全日程は、7回の公演を持って終了となり(通算上演回数は1,314回)、“幻のファイナル公演”となった。
写真提供/東宝演劇部
写真提供/東宝演劇部
コロナ禍における公演中止を「あるがままの現実」として受けとめつつ、未来に向かって「あるべき姿のために戦う」ことは、『ラ・マンチャの男』に関わる全ての公演関係者にとって共通するテーマであり、その思いは“幻のファイナル公演の復活”の実現へと向かわせた。その結果、関係各所の支援もあり、ほぼ同じキャストで2023年4月に“幻のファイナル公演、奇跡の復活“上演が決定。
写真提供/東宝演劇部
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本公演には、セルバンテス/ドン・キホーテ役の松本白鸚、そして、アルドンザ役の松たか子。そして、サンチョ役の駒田一、アントニア役の実咲凜音、神父役の石鍋多加史、家政婦役の荒井洸子、床屋役の祖父江進、ペドロ役の大塚雅夫、マリア役の白木美貴子、カラスコ役の伊原剛志、牢名主役の上條恒彦が出演する。なお、伊原剛志は今回初参加となる。
松本白鸚丈 コメント
写真提供/東宝演劇部
生涯で一番嬉しい誕生日になりました。
初演は二十六歳、ブロードウエイに行ったのは二十七歳でした。それから五十三年…。
万感の思いです。
前回中止の時、劇場まで足をお運び下さったお客様のため、
『ラマンチャの男』の火を、今日まで灯し続けて下さった皆様のため、
初日から千穐楽まで一所懸命勤めるつもりです。
公演情報
全日程14:00開演 全10回公演 ※4月19日(水)のみ休演日
会場:よこすか芸術劇場
松本白鸚(セルバンテス/ドン・キホーテ)
松たか子(アルドンザ)
駒田一(サンチョ)/実咲凜音(アントニア)/石鍋多加史(神父)/荒井洸子(家政婦)/
祖父江進(床屋)/大塚雅夫(ペドロ)/白木美貴子(マリア)/伊原剛志(カラスコ)/
上條恒彦(牢名主) ほか
演出:松本白鸚
脚本:デール・ワッサーマン
作詞:ジョオ・ダリオン
音楽:ミッチ・リー
訳詞:福井 崚
振付・演出:エディ・ロール(日本初演)
演出スーパーバイザー:宮崎紀夫
プロデューサー:齋藤安彦、塚田淳一
主催:一般社団法人映画演劇文化協会/東宝株式会社
共催:公益財団法人横須賀芸術文化財団
後援:横須賀市
運営:KMミュージック
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