日本舞踊家 藤間蘭黄の『日本舞踊の可能性』が2年ぶり開催 日本最古の漫画「鳥獣人物戯画」やカフカの「変身」が日本舞踊に

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舞台
2022.9.1

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2022年11月2日(水)浅草公会堂にて、藤間蘭黄が芸術監督を務める『日本舞踊の可能性』第4弾が上演される。

2018年にvol.1を開催して以来、様々なジャンルとのコラボレーションを通して、日本舞踊の潜在能力を見出してきた本シリーズ。今回はシリーズ第4弾として、日本最古の漫画「鳥獣人物戯画」や西洋文学(フランツ・カフカ「変身」)とのコラボレーション作品を上演する。

泳ぐ猿や兎、相撲をとる兎と蛙、弓を射る蛙や兎、その的を照らす狐……動物たちが生き生きと描かれている「鳥獣人物戯画」。その世界を絵巻見物左衛門が旅をする『鳥獣戯画EMAKI』は、東アジア文化都市2020北九州『未来につなぐ東アジア伝統芸能の饗宴』(2021年8月)初演。配信された映像は、大きな反響を呼び、「日本舞踊の裾野を広げるためのキラーコンテンツにもなりうる名作」(舞踊評論家 長野由紀氏)などと称賛された。今回の公演では、10代から70代までの女性日本舞踊家を選抜、改訂版として再演する。

男性がある朝突然毒虫になったという物語を、“ひとりの舞踊家が男性にも女性にも、更に動物にもなり、自然現象をも表現出来る”という日本舞踊の特色を生かして表現する『変身』。もともとは、2020年の欧州公演ツアー用に予定していた作品だ。ハンガリーの作曲家バルトークのピアノ曲でカフカの世界を日本舞踊家が一人で描く。日本舞踊家、藤間蘭黄と国際的なピアニスト佐藤卓史との共演で、江戸時代に徳川家康公が愛用されたとされる小倉織の袴(生地:株式会社小倉縞縞提供)も見所のひとつ。

公演情報

『日本舞踊の可能性』Vol.4
 
日 時
2022年11月2日(水) 18時開演
2022年11月3日(木・祝)14時開演
 
会 場
台東区立浅草公会堂(東京都台東区浅草1-38-6)
地下鉄銀座線浅草駅より徒歩5分、 都営浅草線浅草駅より徒歩7分
 
座 席
S¥8,000、 A¥5,000、 B¥2,000、 パトロネージュシート* ¥20,000
(*は代地のみのお取り扱い。 良席・直前見どころ講座等の特典付シート)
 
お問い合せ先
 (株)代地 TEL/03-5829-6130、 E-mail/info@daichi-fjm.com
 
《プログラム》
詳細は特設サイトにてご確認ください。
I「 鳥獣戯画EMAKI 」
日本最古の漫画とも言われる世界観を世代を超えた日本舞踊家たちが描く
II「 変身 」
フランツ・カフカの同名小説をバルトークのピアノ生演奏で表現
 
◆日本舞踊の可能性 特設サイト
https://www.nbkanousei.com
◆藤間蘭黄 公式サイト
http://daichi-fjm.com/index.html
◆藤間蘭黄 Instagram 
https://www.instagram.com/f.rankoh
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