水谷果穂「これまでを振り返りつつ、新たな魅力も感じほしい」　10周年のファンイベントを開催！

今年デビュー10周年を迎える水谷果穂が2022年11月３日（木・祝）に東京・渋谷のシダックスカルチャーホールで、ファンイベントを行う。10周年という節目の年にちなんだ企画が用意されるほか、来場者全員とのツーショット撮影、イベントオリジナルグッズも販売されるという。

SPICE編集部は、水谷に単独インタビューを実施。水谷本人にこの10年を振り返ってもらったほか、イベントの見どころなどを聞いた。

これまでの活動を振り返る「集大成的な」イベントに

――10周年おめでとうございます。今回はどんなファンイベントになるのでしょう。構想を教えてください。

10周年という大きなテーマがあるので、私の過去や、これまでの活動を振り返ることができるような内容にしたいです。例えば、これまで出してきた歌をメドレーにして聞いてもらったり。10年の集大成的な意味を込めたいです。ファンの方々は「果穂ちゃんがしたいことをやってくれたらいいよ」という方が多いので、私のやりたい案をたくさん採用してもらいました（笑）。

――イベントの目玉となる企画は？明かせる範囲で教えてください！

ロケをした映像があるんですけど、それは楽しみにしてほしいです。今回内容も私がアイデアを出させてもらったものなので……！

――改めて10年はあっという間でした？それとも意外と長かったですか？

あっという間といえばあっという間だったんですけど、気づけば（仕事を始めてから今までの時間が）人生の大半を占めてきました。長らく「自分、新人です！」という気持ちが強かったので、それがいつの間にか言えない年齢になったんだなという驚きがありました。

――ご自身の中で、歌でも作品でもターニングポイントになったなと思うものはありますか？

この曲！や、この作品！というよりかは、20歳を超えて、だんだん仕事にも慣れてきて。正直、今までは「とりあえず言われるがままに」とか「よく分からずに」始まっていたものもあったんですけど、だんだん自分で整理されて、仕事との折り合いがうまくつけられるようになったきたなと。特に20代が始まってから思うようになりました。

――俳優、そして歌手として活動されていますが、これからの目標は？

目標としている人がいるわけではないんですけど……どんどんお芝居で演じられる役が広がってくる年齢になってくるなと思うんです。若い頃は「若々しさのなさ」が指摘される部分ではあったんですけど（笑）、だんだんそれが自分の魅力になる年齢になる気がして、それがすごく楽しみです。

――「こんな役をやってみたい！」というものがあれば、ぜひ教えてください。

割といつもツッコミ役だったり、チャキチャキした役柄だったりを求められることが多いので​……もうちょっとふんわりした役や、ちょっとふざけられる作品もやってみたいですね。

――ふんわりゆったりしている方がご自身の素には近いんですかね？

あぁ、そうですね。いつも苦手なことをやっているのかもしれません（笑）。今後は、自分に近い役もやってみたいですね。

趣味は食品サンプルや紙集め。最近はカプセルトイにハマってます！

――最近はカプセルトイにハマっているそうですね。

もともとミニチュア集めるのが好きだったのですが、ここ数年、カプセルトイにもハマっています。

――どれぐらいコレクションしているんですか？

うーん……どうしていいか分からなくて、ごちゃ混ぜにして、プラスチックバックに入れています（笑）。

――意外とそこにはこだわりがないのですね（笑）。何か特定のシリーズを制覇するのですか？それとも金額を決めていろいろ回すのですか？

「絶対これが欲しい！」というのが決まっていたら、それが出るまで20回ぐらい回したりもします。でも、どれかしら出たらいいなというのは1回だけ回すときもありますね。

だいたい食品系のミニチュアばかりを回しているのですが、最近だとドラえもんのキーホルダーで、ミチビキエンゼルというマスコットが欲しくて、頑張りました（笑）。ファンの方々も私の好みを知っているので「果穂ちゃん好きそうだと思って」とカプセルトイを代わりにやってくれたりするんです（笑）。

――食品サンプル集めだったり、紙集めだったり、いろいろとコレクションされていますよね。

はい。集めるのが好きで、「買ってどうするの？」とか「何に使うの？」とか言われるんですけど、全部ただただ持っておきたいだけ。特に使うことも飾ることもないんですよ。持っているという事実で満足するんです。

――そうなんですね。コレクション以外に、何か最近始めたことなどはありますか？

（少し考えてから）……ビタミン剤を飲むようになりました。今までサプリメントなどは極力飲まない派だったんですけど、キレイだなと思っている人に聞くと、だいたいみんな飲んでいて「絶対やったほうがいいよ！」と言われるので。確かに調子がいい気がするし、朝のルーティーンになっています。

――歳を重ねてきて……といってもまだお若いですが、健康に気を使われるようになった。

なりました！やはり10代の頃とは違いますね。今まで食に関しては何も考えずに食べてきたのですが、最近は体に負担のないものを食べるようになりました。

――俳優仲間やお友達からそうした情報を得ているのですか？

そうですね。キレイな人に言われると説得力があるので、それで奮い立つことが多いです（笑）。具体的に目標としている人がいるわけではないんですけど、以前共演した桜井ユキさんがおキレイだったので、根掘り葉掘り「何しているんですか？」と聞きました。共演した女優さんに聞くことが多いかもしれないです。

新たな魅力も感じられる日にしたい

――今のご自身の長所やチャームポイントは何だと思いますか？

うーん、動じないことですかね。あんまり「周りからどう思われるか」とか「こう見せたいな」というのに左右されない。すごく生きやすい性格だと自分では思います。

――改めて、11月3日のイベントへの意気込みを教えてください。

10周年ということで、今まで応援してきてくれた方にとっては懐かしいなと振り返っていただきたいなという気持ちもあります。それにプラスして「果穂ちゃんいいな」と新しく魅力を感じられる日にもしたいと思っています。とにかく今の自分でみなさんを楽しませることができることを思い切り詰め込んだイベントになると思うので、少しでも気になったら遊びに来てほしいです！

取材・文＝五月女菜穂　撮影＝池上夢貢