新年を飾るオペラの名曲コンサート開催&放映
NHKプロモーションのサイトより(SPICE編集部責任による)
新年1月3日、Eテレ&NHK FMで19時より放送
「さてそろそろ年も押しせまってまいりました」などと身の回りの日常でもメディアでも、お決まりのご挨拶が行き交う時期となり、そろそろコンサートも残り僅かな第九の公演や大晦日のジルベスターコンサートを残すのみ。年が明ければニューイヤーコンサートが各地で開催されるし、松が取れればもう各地で定期演奏会などいつもどおりの音楽会の日々が始まるわけだが、この時期には帰省やら初詣、はたまた旅行などに忙しくコンサートに伺えない向きも少なくないだろう。それでは、ということで本日から幾つか、年末年始にTVで楽しめるクラシック音楽を紹介したい。なお、より多くの方にお楽しみただけるよう、全国で見られる公共放送、無料の民間BS放送の番組を中心に紹介させていただく。
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まず最初に紹介するのは新年明けて3日に開催される恒例の「NHKニューイヤーオペラコンサート」。今回で第59回を数える歴史あるニューイヤーコンサートは、「ライフ・イズ・ビューティフル~いのちの輝き~」をテーマに今年も渋谷区神南のNHKホールで開催、EテレとNHK FMで19時から生放送される。
今回も森麻季、林美智子、福井敬ほか、23名もの日本を代表するオペラ歌手たちが登場し、合唱には新国立劇場、二期会、藤原歌劇団の合唱団が団体の枠を超えて一つのコンサートで顔を揃える。
指揮には国内で日本フィル、仙台フィルに東京混声合唱団と、海外ではスイス・ロマンド管弦楽団、そしてモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団他との共演を重ねる山田和樹。オーケストラは例年通り東京フィルハーモニー交響楽団、首席客演指揮者バッティストーニとの第九が話題となったばかりだ。
この豪華な顔ぶれに加えてさらにゲストとして、舞踊家の首藤康之、中村恩恵が招かれたこのコンサートは、オペラにダンスに、と耳目どちらも喜ばせてくれるだろう。
プログラムは「没後400年 シェイクスピア作品にちなんだ歌劇の名アリア」としてグノー、ヴェルディの作品から、そして初演から200年を迎えるロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」ハイライトなどが取り上げられる。
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なお、新年のご自宅でくつろいでオペラアリアや合唱に浸るのもいいけれど、このコンサートのは本稿執筆時点で絶賛発売中、なるもB席のみのご案内となっている。新年を飾るオペラアリアの祭典を会場で楽しみたい方、まだ間に合う今のうちにご検討されたし。
■日時:2016年1月3日(日) 19:00開演
■会場:NHKホール
■出演:
メゾ・ソプラノ:加藤のぞみ、加納悦子、清水華澄、林美智子
カウンター・テナー:藤木大地
テノール:櫻田亮、西村悟、福井敬、村上敏明、望月哲也、与儀巧
バリトン:上江隼人、久保和範、黒田博、高田智宏
バス:妻屋秀和
オルガン:鈴木優人
フルート:上野星矢
合唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:山田和樹
司会:石丸幹二 ほか
■公式サイト:https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0268861