関西二期会『リゴレット』 ~ 演出・太田麻衣子と指揮・鈴木恵里奈、ジルダ役の周防彩子/松浦優、リゴレット役の大谷圭介./細川勝に聞く
-
ポスト -
シェア - 送る
ヴェルディ 『リゴレット』(2020.1.3 イタリア リミニ ガッリ劇場)
関西二期会第95回オペラ公演は、ヴェルディの人気アリアに乗せて繰り広げられる、愛と呪いと復讐のドラマ『リゴレット』だ。見どころ満載の傑作オペラを演出するのは、3年前の関西二期会『フィガロの結婚』の斬新な演出で話題となった太田麻衣子。そして新進気鋭の鈴木恵里奈が、関西フィルハーモニー管弦楽団を指揮する。今回、この二人と、ジルダ役の周防彩子・松浦優、リゴレット役の大谷圭介.・細川勝に、歌劇『リゴレット』の魅力について聞いてみた。
周防彩子(ソプラノ)、太田麻衣子(演出家)、松浦優(ソプラノ) 左より (C)H.isojima
―― ヴェルディの『リゴレット』を指揮者、演出家ともに女性で上演するというのは珍しいのではないでしょうか。
太田麻衣子:そうですね。あまり聞きませんね。私が『リゴレット』を演出するのは初めてです。これまで色々な『リゴレット』を見て感じて来た疑問を今回の演出に込めたいと思っています。『リゴレット』は人間の心の深層部分が露呈する作品です。男社会を描いていますが、彼らにも奥さんや恋人はいるでしょう。例えばマントヴァ公爵にも夫人はいるはず。しかし、オペラの中では名前が少し出るくらいで、一切姿を現しません。今回の『リゴレット』には、公爵夫人が登場します。
鈴木恵里奈(指揮)、太田麻衣子(演出) 左より
―― 公爵夫人が登場するのですか⁈ それは画期的です。
太田:台詞はありませんので黙役です。ただ、マントヴァ公爵には、公爵夫人がいる。オフィシャルなパートナーがいるという事が、ジルダの恋に対する大きなブレーキとなります。公爵は人のモノである。ペアであり、つがいである。このオペラのテーマの一つが、ここにあります。公爵と対等の社会的な地位を有する者の象徴として、舞台上に「一対の肖像画の額縁」や「ダブルベット」がシンメトリーに配置されています。公爵夫妻だけでなく、社会的地位を有する者の華やかな世界を象徴するように、1幕では色々な登場人物がペアで出てきます。
舞台上には「一対の肖像画の額縁」や「ダブルベット」がシンメトリーに配置されている。(イメージ模型)
―― 「一対の肖像画の額縁」はチラシのデザインになっています。額縁の中には何も書かれていません。
太田:はい、その額縁の中には本来公爵夫妻の肖像画が描かれているはずですが、今回は観終わった後に皆さんで考えて頂こうと思っています(笑)。
そうして、このオペラのもう一つのテーマが「人生は仮面舞踏会のようなもの」。リゴレットが道化を演じているように、人は皆、何者かを演じているのではないでしょうか。社会的な表の顔とは別に、人に言えない本性を秘めていたり…。物語は1幕冒頭の仮面舞踏会のシーンから始まります。このシーンで登場するペアの衣裳にご注目ください。それとわかる様々なオペラの衣裳を着ています。例えば、パパゲーノとパパゲーナみたいな感じです。中には同性同士のペアもいます。これに対して、リゴレットやジルダ、スパラフチーレ、マッダレーナといった、様々な理由(例えば身体的不自由であること、親がいないこと、女であること等)によりはじき出された者、虐げられた者が社会的弱者として存在します。舞踏会が華やかであればあるほど、そこからはじき出された人の孤独感が浮き彫りになります。
演出家 太田麻衣子
―― ジルダのお二人にお聞きします。どのようなジルダを演じたいですか。
周防彩子:ジルダは2度目です。2年前にイタリアでジルダをやらせて頂いた時は、トラディショナルな舞台でした。今回は、太田さんの演出も舞台セットも随分斬新なイメージを持っています。まったく違う作品になると思います。私が思い描くジルダ像は、純真無垢だけれど、か弱い女性では無く、成長したいと望む強さが有ります。1幕から2幕、3幕と成長の幅が大きくなっていきます。公爵夫人の存在が影響していると思いますし、自分はそこに並べない人間なのだと身分をわきまえる、力強くも失意のジルダを演じられたらと思います。
ジルダを歌う周防彩子 ヴェルディ『リゴレット』(2020.1.3 イタリア リミニ ガッリ劇場)
ジルダを歌う周防彩子 ヴェルディ『リゴレット』(2020.1.3 イタリア リミニ ガッリ劇場)
松浦優:ジルダは今回が初めてです。オーディションで選んでいただけた事は、もちろん嬉しかったのですが、相当な覚悟が必要だなと思いました。ジルダは純粋で透明感があり、親への感謝の気持ちを持ちながらも、思春期の女性に有りがちな衝動性や親への反発心も持ち合わせています。イメージの世界ではない、アクティブで芯の強い等身大の女性としてのジルダをお見せ出来ればと思います。
スザンナを歌う松浦優 フィガロは大谷圭介. 太田麻衣子演出によるモーツァルト「フィガロの結婚」(2019.10.兵庫県立芸文センター) 写真提供:関西二期会
ドン・バルトロ(萬田一樹)、スザンナ(松浦優)、フィガロ(大谷圭介.)、マルチェリーナ(糀谷栄里子)左より 太田麻衣子演出によるモーツァルト「フィガロの結婚」(2019.10.兵庫県立芸文センター) 写真提供:関西二期会
―― ジルダがマントヴァ公爵に惹かれれたのは何故でしょうか。
太田:教会以外は外出も禁じられ、他の男性と話したことのないジルダをその気にさせるのは、百戦錬磨のマントヴァ公爵からすると容易い事でしょうね。容姿も良く、隠しきれないオーラが公爵には有ります。その上で、決定的なポイントになったのは、彼女が名前を訪ねた時に、「グアルティエール・マルデ」と偽名ですが名乗った事。これまで、父親に名前を訪ねても、取り合って貰えず、教えてくれなかったジルダにすると、この人は自分を信頼して名前を明かしてくれた。これは大きなポイントだったと思います。
モーツァルト「フィガロの結婚」松浦優(スザンナ)、太田麻衣子(演出)(2019.10.兵庫県立芸文センター)
―― お二方はどう思われますか。
周防:母親を知らないジルダにとって、「エンジェル」は特別な存在。常にその存在を口にします。マントヴァ公爵はそんな「エンジェル」という言葉を二重奏の中で美しく歌い上げたことで、完全にジルダの気持ちを持って行くことに成功したのだと思います。過保護のように育てられ、人を疑う事を知らないジルダの心に灯った恋の炎を鎮める事は難しく、死に向かったのだと思います。
オペラ歌手 周防彩子(ソプラノ)
松浦:父親とは正反対の、自信に溢れた魅力的なマントヴァ公爵に惹かれるのは当然とも言えますが、恋に恋しているような所が有ったのも否めません。マッダレーナが公爵の代わりに、父親を殺す計画を耳にしたジルダ。彼女が救おうとしたのは、公爵なのか父親なのか、それとも浮気な公爵を愛してしまった自分自身なのか。まだ自分の中でも整理がついていません。太田さんと相談しながら、演じていこうと思っています。
オペラ歌手 松浦優(ソプラノ)
太田:一般的にはマントヴァ公爵の身替りとなってジルダは死ぬとなっていますが、確かにマッダレーナが提案する、公爵の代わりに父親を殺すという話をジルダは聞いてしまう訳ですから、お父さんを生かすために自分が犠牲になるという話も成立しうる訳です。一方で、傷ついた自分が公爵の為に死ぬことで、ジルダによるヒロイズム的な自己犠牲の死という見方も出来ます。その辺りの考え方は、もう少し整理したいと思います。
太田麻衣子演出によるモーツァルト「フィガロの結婚」(2019.10.兵庫県立芸文センター) 写真提供:関西二期会
太田麻衣子演出によるモーツァルト「フィガロの結婚」(2019.10.兵庫県立芸文センター) 写真提供:関西二期会
―― いずれにしても、身替りによって生き残ったという意識さえもないマントヴァ公爵は、これからも能天気に暮らしていくのでしょうか。
太田:そこがこのオペラの一番のキモだと思います。マントヴァ公爵がモンテローネ伯爵の娘を弄んだことをリゴレットは笑っただけですが、モンテローネ伯爵の呪いはリゴレットにかかり、当事者である公爵にはかからない(笑)。この不条理こそが人生の縮図だと思います。何をやっても、許される人間と許されない人間がいる。リゴレットのような星の下に生まれたらどんなにあがいても、光り輝く所にはいけない。一生リゴレットは日陰のままです。ジルダの死も、リゴレットの嘆きも、公爵には関係ありません。新宿の雑踏で人が倒れているのと同じくらい他人事なのです。公爵がいずれ不幸になるという暗示もなく、ハナシは終わります。もちろんそんな事にはなりません。身も蓋もないハナシですが、それが現実。それが伝われば良いのですが。
そんな中で、公爵夫人に限らず、女性たちの怒り、悲しみ、憐み。その辺りを助演として参加頂く女性歌手の皆さまのお力をお借りして、しっかりお見せ出来ればと思っています。ヴェルディのオペラや『リゴレット』には一家言持つと云うマニアの皆様から、オペラを観るのは初めてと云う初心者の方まで、どなた様がご覧になられても、絶対に面白いと思って頂ける作品になるはずです。自信を持って皆様にオススメ致します。
「リゴレット」レクチャーコンサートの模様(22.11.6 グリーンホール)
レクチャーコンサートを終えて 太田麻衣子(演出)、鈴木恵里奈(指揮)、斉藤言子(公演監督)、大谷圭介.(リゴレット役)、周防彩子(ジルダ役)、瀬田雅巳(マントヴァ公爵役) 左より
―― 1幕でジルダが歌う「親わしき人の名は」はとても美しいアリアです。技術的には如何でしょう。
周防:私は声が軽い方で、ヴェルディはこれまであまり歌って来ませんでした。「慕わしき人の名は」は音大生が試験で歌う事も多いですが、ヴェルディならではの音の上がり方など私は重厚感も感じ、難しいアリアだと思います。大切な見せ場だけに、しっかりと歌い上げたいですね。
松浦:私も軽い綺麗なアリアのイメージが強かったのですが、今回細かく色々と勉強していくと、歌詞の中に「il mio desir」のようにdesirいう単語が出てきます。これは希望より強い願望という意味合いが強く、公爵と外の世界への憧れが強烈なことが分かります。強い憧れと、休符に込められた恋のときめきを表現できるよう大切に歌いたいです。
関西二期会の稽古場での立ち稽古より (C)H.isojima
関西二期会の稽古場での立ち稽古より (C)H.isojima
太田:12月25日(日)クリスマスに日本一暑い街=埼玉の熊谷で熱いオペレッタ『こうもり』を演出します。来年2023年2月には、地元横浜の戸塚でプッチーニ作曲『つばめ』を、4月にはオーチャードホールにて東京二期会のリヒャルト・シュトラウス作曲『平和の日』を演出させて頂きます。
周防:12月22日(木)にザ・シンフォニーホールで、オールスター「紅白オペラ歌合戦」に出演して、グノー作曲『ロメオとジュリエット』のジュリエットのアリアを歌います。来年3月20日(月)にはリサイタルを兵庫県民会館で開催します。『ハムレット』オフィーリアのアリアや、モーツァルトのモテットなどを歌う予定です。
松浦:私もザ・シンフォニーホールのオールスター「紅白オペラ歌合戦」に出演してビゼー作曲『カルメン』のミカエラのアリアを歌います。そして2月25日(土)、26日(日)には、関西二期会第96回オペラ公演 歌劇『魔笛』で、夜の女王をやらせて頂きます。こちらはジルダから一転、母親の強さを表現したいです。
ぜひ、吹田メイシアターにお越しください。お待ちしています! (C)H.isojima
―― 太田さん、周防さん、松浦さん、ありがとうございました。公演の成功を祈っています。
続いてリゴレット役の大谷圭介.、細川勝にも、ハナシを聞いた。
―― オペラ『リゴレット』の魅力を教えてください。
大谷圭介.:圧倒的なドラマトゥルギーとヴェルディの渾身の音楽でしょうか。特にヴェルディが題材となる戯曲に出会ってから、作曲に至るまでの迷い無き経緯からも分かるように、このオペラにかける気持ちの強さと大きさがよく分かります。
オペラ歌手 大谷圭介.(バリトン)
細川勝:何といってもヴェルディの音楽が一番の魅力だと思います。ヴェルディ中期の最も脂の乗った時期の作品として、最高傑作と言っても過言では無い素晴らしい作品となっています。お聴き頂く方にはそれがしっかりと伝えられる様に歌い切れればと思っています。
オペラ歌手 細川勝(バリトン)
―― 愛するジルダを何故、亡くさないといけなかったのでしょうか。
大谷:第3幕では、リゴレットは公爵の本当の姿をジルダに見せるために、公爵がマッダレーナを口説く現場を敢えて見せるという、ある意味で残酷なシーンがあります(有名な四重唱「美しい恋の乙女よ」)。ジルダは、偶然にも公爵殺害計画を知ってしまい、結果的に公爵を諦めるどころか、公爵を救うために逆に自分の命を投げ出す覚悟を決めてしまいます。家からは一歩も出てはいけないと、ある意味ではジルダに軟禁状態の生活を強いてきたリゴレットが本当にはジルダの気持ちを理解できていなかった。この辺りに運命のいたずら、ボタンのかけ違いがあったのかもしれません(この辺りは、今回の演出家太田さんの演出にもあらわれています)。
細川:リゴレット は自らの境遇も相まって、ジルダに対して「歪んだ愛」により、完全に世間から遮断した世界に閉じ込めてしまいます。それがジルダが世間知らずな子供のまま思春期へと至る要因となります。それにより、外的な刺激に対して異常なほど敏感になり、初めて出会った異性(マントヴァ)に夢中になり過ぎたが故、最終的に常識はずれな行動に及び、死に至ったと考えます。このリゴレット の「歪んだ愛」こそが、このオペラの悲劇たる所以かと思います。
―― マントヴァ公爵への思いはどのようなものでしょうか。その上で、どう解釈してリゴレット役を演じられますか。お客様へのメッセージと合わせて語って頂けると有難いです。
大谷:リゴレットは身体不自由で社会不適合者ゆえに宮廷道化師の仕事に従事しています。マントヴァ公爵を説明する言葉に「我が主人は、若く、陽気で、力強く、そして男前」というものがあります。全く自分とはかけ離れた富や名誉や美しい姿を持つ人種に高い憧れがあったのではないかと想像します。その対比を表すことでこの物語は成立するとも言えますので、声色や演技所作でその部分を際立たせられるように演じ切りたいと思います。 光と影、陽と陰、美と醜、人の心の根源的な部分を炙り出されているオペラをぜひお楽しみください。
細川:マントヴァとリゴレット はこのオペラにおいてまさに光と影です。ヴェルディの音楽においても、それが見事に表現されています。リゴレット にとってマントヴァは自分に持っていないものを全て持っている、いわば「憧れ」の存在で、その劣等感からいつしか「歪んだ憧れ」に変わっていき、自分が何より大切にきてきた花(ジルダ)を踏みつけられることにより、その「憧れ」が「狂気」へと変貌していったのだと考えます。私はこのリゴレット を演じるにあたり、ジルダに対する「歪んだ愛」とマントヴァに対する「歪んだ憧れ」を軸に、精神性を掘り下げて全身全霊で演唱したいと思っています。お客様には数ある中でも、「This is the OPERA」と言っても過言ではないこの作品を楽しんで頂ければと思っています。
最後に指揮者 鈴木恵里奈からメッセージが届いているので、紹介しよう。
指揮者 鈴木恵里奈
鈴木恵里奈:大学時代に声楽科の友人たちの伴奏者として歌のレッスンに入り浸り、一緒に勉強したのがオペラとのお付き合いの最初です。そこからずっと副指揮やプロンプターとしてオペラに携わり、オペラ中心の生活をしてきました。デビューは3年前、藤原歌劇団の『蝶々夫人』。これまで一番多く振らせていただいているのはプッチーニで、ヴェルディは今回の『リゴレット』が初めてです。どういう息で一つ一つの台詞を表現するのかなどの息遣いを大切に、歌い手の生理的な所に寄り添いながら、ブレスで次の音楽を作っていけるよう心がけています。また、メロディの方向性を示し、支え、鼓舞していくリズムにもこだわっています。
私は稽古では、あまり約束事でお互いを縛らないようにしています。テンポやうねりの度合いなども、そのシーンの流れや、それぞれの歌手にとって一番ふさわしいと感じるものを一瞬一瞬で選択しています。その中でソリストの皆さまとは、人生をかけて音楽に向き合っている者同士、いわばむき出しの魂が時に共鳴し合い、時に反発し合って、ものすごいエネルギーが生まれる時間を共有しています。オペラの本番では予期せぬことが起こるものです。今回は、予定調和を目指すだけでは起こり得ない爆発力を伴う公演になりそうで、とても楽しみにしています。熱い心と冷静な頭脳のバランスがようやく少しはつかめてきましたので、恐れずに、リハーサルをなぞるだけではない公演にできるよう覚悟を持って臨みます。何が起こっても冷静に対処しつつ、ライブのオペラの醍醐味として楽しみたいです。
ヴェルディが残してくれた作品をじっくり解釈したものを、ソリストやオーケストラの皆様と丁寧に再現し、今回のメンバーで出来る最高の音楽をお届けいたします。どうぞ劇場で、血湧き肉躍るヴェルディの最高傑作をお楽しみください。お待ちしています。
公演情報
『リゴレット』(全3幕・イタリア語上演・字幕付)
2022年11月26日(土) 16:00開演(15:00開場)
2022年11月27日(日) 14:00開演(13:00開場)
■会場:吹田市文化会館メイシアター 大ホール
■料金:特S席12,000円 S席10,000円 A席8,000円 B席 5,000円 C席3,000円
■問い合わせ:関西二期会 06-6360-4649
■指揮:鈴木恵里奈
■演出:太田麻衣子
■管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
■合唱:関西二期会合唱団
■キャスト:
<11月26日(土)>
リゴレット 大谷 圭介.
ジルダ 周防彩子
マントヴァ公爵 瀬田雅巳
スパラフチーレ 萬田一樹
マッダレーナ 雑賀美可
モンテローネ伯爵 萩原泰介
ジョヴァンナ 髙岡友美
マルッロ 鳥山浩詩
ボルサ 藤田大輔
チェプラーノ伯爵 近藤修平
チェプラーノ伯爵夫人 野々村瞳
牢番 服部英生
小姓 味岡真紀子
リゴレット 細川勝
ジルダ 松浦優
マントヴァ公爵 根木滋
スパラフチーレ 片桐直樹
マッダレーナ 井上美和
モンテローネ伯爵 山咲響
ジョヴァンナ 岸畑真由子
マルッロ 谷本尚隆
ボルサ しまふく羊太
チェプラーノ伯爵 中野嘉章
チェプラーノ伯爵夫人 立塚夢子
牢番 神田行雄
小姓 岡山真理子