望海風斗「最高の初日を迎えられるように、力を合わせていきたい」~来年2、3月上演のブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』製作発表会見レポート

2022.11.15
レポート
舞台

ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』村川絵梨、望海風斗、福原みほ、sara(左から)

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ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』が2023年2月5日(日)から東京・東京国際フォーラム ホールC、2月20日(月)から大阪・梅田芸術劇場メインホールほかにて上演される。

都内で製作発表会見があり、出演する望海風斗福原みほ村川絵梨saraspi内海啓貴なかねかな岡田浩暉駒田一、演出の眞鍋卓嗣が登壇。会見の様子を写真とともにお伝えする。

【STORY】
1960年代、アメリカ。ディーナ(望海風斗)、エフィ(福原みほ/村川絵梨)、ローレル(sara)の3人は、コーラスグループ「ザ・ドリーメッツ」として活動し、ショービジネス界での成功を夢見ていた。
そんなある日、野心家の中古車販売員、カーティス・テイラー・ジュニア(spi)が、彼女たちの才能を見初め、ドリーメッツのマネージャーとなることを申し出る。
カーティスは、抜群の人気を誇るソウルシンガー、ジェームズ・“サンダー”・アーリー(岡田浩暉)のマネージャーであるマーティ(駒田一)を説得。ドリーメッツの3人は、見事彼のバックコーラスの座を手に入れた。エフィの弟で、才能あふれる作曲家のC.C.ホワイト(内海啓貴)とともに、大ヒット曲を続々と飛ばす彼女たちは、一躍スターの仲間入りを果たし、ついに「ザ・ドリームズ」としてソロデビューが決定する。
しかし、デビューに向けて、カーティスから告げられたのは、高い歌唱力を持つエフィの代わりに、最も美しいディーナをリードシンガーにするという衝撃の方針だった。
納得がいかないエフィは脱退。そして新メンバーのミシェル(なかねかな)の加入など、複雑に絡まり合う人間模様に翻弄されながら、彼女たちがたどり着く場所、そしてそこで見る夢とは——


望海風斗「最高の舞台を」

歌唱披露の様子

この日は、ディーナ・ジョーンズ役の望海風斗、エフィ・メロディ・ホワイト役の福原みほと村川絵梨(Wキャスト)、ローレル・ロビンソン役のsaraの4人が「Dreamgirls」をパフォーマンス。本番衣裳を身に纏い、早くも息の合った踊りと歌唱を披露し、作品への期待を高めた。

歌唱披露の様子

続いて質疑応答が行われた。

ーーまずは一言ご挨拶をお願いします。
 
望海風斗(以下、望海):誰もが知っている大好きな作品に出演させていただきますこと、そしてディーナ役をさせていただきますこと、なかなか実感が湧かなかったんですけれども、本日こうして皆さまの前で1曲披露させていただき、そしてこの素敵な衣裳やいろんなものをですね、身につけさせていただき、ちょっと実感が湧いてきました。
 
これから初日まで私自身もそうですし、皆さんと一緒に、この作品を深めて最高の舞台をお届けできますよう、これから日々お稽古を務めて参ります。どうぞよろしくお願いします。

ディーナ・ジョーンズ役の望海風斗

福原みほ(以下、福原):エフィ・ホワイト役を今回させていただきます。初のミュージカルということで、『ドリームガールズ』は小さい頃から好きな作品だったので、まさかこのエフィ・ホワイトをやらせていただくなんて。難しい曲が多いのですが、たくさん練習して初日に迎えたいなと思っております。皆さんと一緒に頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
村川絵梨(以下、村川):まさに夢のようだなと思いながら、ここに立って歌わせていただいてました。製作発表の段階でもうこんなにたくさんの方がいて、私の周りからも本当に期待が高いミュージカルに出させていただく……もう本当に光栄です。

今回は福原さんとダブルキャストでやらさせていただくということで、私なりのエフィ、「こういうエフィもありなんだな!」というエフィを作っていけたらなと、ちょっと思ったりもしています。期待していてください。よろしくお願いします。

ローレル・ロビンソン役のsara

sara:子どもの頃から本当に大好きだった作品にオリジナルキャストとして出演させていただけることが、本当に夢のようです。精一杯、自分の全力を尽くして、この作品に臨んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

spi:こんにちは。spiです。カーティス・テイラー・ジュニア役をやらせていただきます。大好きな作品に携われて、本当に嬉しいです。もう今から稽古も本番もワクワクして、本当に楽しみだなと思っております。本日はよろしくお願いします。

内海啓貴(以下、内海):この世界で愛されている『ドリームガールズ』という作品に今回出演することができて、本当に嬉しく思っています。それと同時に身が引き締まる思いでございます。
 
この『ドリームガールズ』のソウルフルな楽曲は、夢や希望や勇気を与える楽曲ばかり。今ここに抱いている全ての感情を出し尽くして、完全燃焼して、「日本版の『ドリームガールズ』が一番よかったよ!」と言ってくださることを祈って、これから稽古に励みたいなと思います。本日は短い間ですが、よろしくお願いします。

エフィ・メロディ・ホワイト役の福原みほ(Wキャスト)

なかねかな(以下、なかね):普段は動画クリエイターとして活動しており、カメラとスマートフォンを前に活動しているので、これだけ目の前に人がいる状態は、正直めちゃくちゃ吐きそうです(笑)。すみません、緊張しております。
 
ミュージカルは初心者なんですけれども、TikTokのプロとして、もし現場でTikTokを撮影する際は、めちゃくちゃ先輩風を吹かして頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
岡田浩暉(以下、岡田):ソウルシンガー、しかもスターということで。当時のソウルミュージックシーンの盛り上がりを伝えられるように、エネルギッシュに演じられたらなと思っています。どうぞよろしくお願いします。
 
駒田一(以下、駒田):本日お忙しい中、どうもありがとうございます。お話が決まったとき、果たして駒田にスパンコールと羽のついたドレスが似合うのかという勝手な妄想を……あれ、あまり受けませんでしたね(笑)。岡田くん以外は、初共演の方ばかり。すっごく楽しみにしております。
 
言っても多分一番年上になると思うので、初心にかえったつもりで、目一杯頑張ります。どうぞ応援よろしくお願いいたします。

エフィ・メロディ・ホワイト役の村川絵梨(Wキャスト)

眞鍋卓嗣(以下、眞鍋):『ドリームガールズ』はもう極上のエンターテインメントだと思っています。それと同時に何かを変えたいと思ってる人、自分自身でもいいですし、何でもいいんですけど、何か現状を変えたいと思ってる人の勇気というか、背中を押せるような作品にできたらいいなと思っています。
 
素晴らしいキャスト・スタッフが参加してくださいますので、皆さんと常にお客様のことを考えながら、やっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

カーティス・テイラー・ジュニア役のspi

ーー歌唱披露の感想をお聞かせください。 
 
望海:歌いながら、本当に始まったんだなということをやっと感じました。稽古を何度かさせていただいたんですけども、その時は自分の歌うこと、動くことに必死で。なかなかそこまで辿り着けなかったんですけど、こうして皆さまの前で披露させていただいて、すごくワクワクしました。緊張もしましたけど、動き始めたんだなというのを実感しながら歌わせていただきました。
 
福原:この曲は渡辺直美さんを最初にイメージしてしまうと思うんですけど(笑)、踊りの練習などを皆さんと一緒にさせていただいて、今日初めてキラキラのステージに立たせていただいて、いよいよだなという感じがしています。お尻に火がつきました。

C.C.ホワイト役の内海啓貴

村川:(福原さんと村川さんはWキャストなので)この4人でパフォーマンスするっていうことは、多分この先ないと思うんです。Wキャストで歌わせていただくのは、貴重だなぁと思いながら、エネルギーを受けながら、感慨深くなっていました。

sara:『ドリームガールズ』という曲が作品の中ですごく重要な曲で、たくさんの方が知っている代表的な曲だと思うので、こうして4人で声を重ねられたことが純粋に嬉しかったです。この曲も含めて、これからまた本公演に向けてグレードアップしていくと思います。自分も頑張りたいなと思いました。

きっと今の私たちにも何か勇気を与えることになる

ジェームズ・“サンダー”・アーリー役の岡田浩暉

ーー日本人が演じる『ドリームガールズ』ということで、演出のアイデアやお芝居の作り方で大切にしたいところを教えてください。
 
眞鍋:『ドリームガールズ』は皆さんもご存知のものですし、「こういう物が見られるんだ」という確固たるイメージがあると思うんです。そこは崩さずにいきたい。ただ、前提として、この当時の公民権運動だったり、黒人差別といった社会的ものだったりが背景としてある。
 
そこら辺を説明的に表現するというわけではなくて、その方たちが夢に向かって、壁を乗り越えようとした、もしくは世界を変えようとした。そこに向かっていく姿が、今の私たちにも何か勇気を与えることになるのかなと思っていて。その人たちの気持ちが完全に理解できるとは言えないと思うんですけど、それに向き合っていきたいなと思います。それが何か勇気を与えることになるかなと思っています。

ミシェル・モリス役のなかねかな

ーーそれぞれの役柄の見どころや魅力を教えてください。

望海:これから作っていくので、「これが見どころ!」というのは、正直まだ言えないんですけど……でもやっぱりディーナという人は、この『ドリームガールズ』の作品の中で成長していくんです。一歩を踏み出していく大事なきっかけがたくさんあると思うので、それをきちんと感じながら、成長していく姿、そしてここから一歩踏み出す姿が見どころなのではないかなと思います。そういう過程をしっかりと、私自身が感じながらお届けできたらいいなと思っております。

福原:エフィ・ホワイトは、本当にわがまま。天狗になっているところがあって、自分が歌が一番うまいと思っているところからグループを外される役です。女性としての人生の挫折とか、シングルマザーとして子どもを育てていくとか、いろいろな面を持った女性だなと思います。それを全て1曲1曲の歌に表現できたらいいなと思います。
 
村川:福原さんと似てくるんですが、思いがとにかく強い人。歌に対しては、欲深いというか。愛に対しても、思いがとにかく強い。このエネルギーは、エフィ特有のキャラクターだと思うので、私も全身全霊で立ち向かいたいと思っています。エフィの成長物語が1曲1曲の中にあると思いますし、最後の感動に導く、大きな大切な役かなと思っています。

マーティ・マディソン役の駒田一

sara:ローレルは3人の中でもすごく等身大。元気で、天真爛漫なところがあって、温和な感じでもあるんですけど、でもショービズの世界では楽しいことだけではなくて、苦しいこともある。恋をして破れたり、いろいろなことを経験して、最後はひとりのシンガーになっていく。その成長の過程に見ていただけたらいいなと思っています。

spi:そうですねぇ。カーティス・テイラー・ジュニアは、すごく仕事のできる男だし、僕とそんなに変わらないかな。セクシーですし、そこも僕とそんなに変わらないかな。全男性が憧れる、全女性惚れてしまう、セクシーで格好いい。そんなところに役作りで持っていきたい。抱かれたい男No.1を目指して頑張りたいと思います。

演出の眞鍋卓嗣

内海:C.C.ホワイトという役は、関係性でいうと、エフィ・ホワイトの弟で、ドリームズの作曲家でもあります。C.C.は僕は善人な人間なんじゃないかなと思っています。でも60年代の当時のアメリカで、何か自己表現をしなければ、何かを奪われていく状況の中で、音楽業界の醜い部分に染まっていって、大切なものが見えなくなってしまって、きょうだいのエフィを裏切ってしまう。
 
もう一度初心の大切なところに気がついて、エフィと再会。自分の気持ちをソウルミュージックとして表現する。そんなところがC.C.ホワイトの魅力でもありますし、見どころなのかなと思います。
 
なかね:ミシェルという役は、エフィが脱退して、その次に入ってくる新しく入ってくるメンバー。普通だったら、新しいメンバーになって、「自分が! 自分が!」とわがままになってしまうところを、ミッシェルは常にドリームズの未来やみんなのことを考えられるような、優しくて純粋な人です。

そういう意味では私と真逆なんですけど……自分とは違う人生を歩んできた、優しいミシェルの気持ちをちゃんと演じられるように頑張りたいなと思っています。

なかねかな、岡田浩暉、spi、村川絵梨、望海風斗、福原みほ、sara、駒田一、内海啓貴、眞鍋卓嗣(左から)

岡田:僕は振り幅のある役が好きで、今までもそういう役が多いんです。望海さんがおっしゃっていたように、これから作っていくので、「ここ!」というのはまだないんですけど、あれだけのエネルギーがある彼の反対側のところはちょっと見えてきていて。いろいろな経験をしているだろうし、時代背景というのもあると思いますし……繊細で優しい人だったんじゃないかな。
 
それよりもソウルを日本語に乗せる。spiとも話していたんですけど、新しい岡田なりのソウルを作り上げていくしかないなと思っていて。全身全霊でいきたいなと思っています。

駒田:全身全霊で歌っている人のマネージャーです。今回は耐えなきゃいけないというか、大人な役です。ある意味の冒険が僕の中にあって。こういう役をあまりやったことがないので、非常に楽しみです。
 
大人な感じがしますよね。頑固であり、一歩引いているのか、実際、前に出て見えないのか。どっちもいけるような稽古の仕方ができたら、面白いのかな。眞鍋さんととことん話し合って、みんなで作っていければなと思います。

200着以上の衣裳も見どころに

歌唱披露の様子

ーービヨンセの主演で映画にもなっていますが、皆さんはご覧になられたことがありますか? 何か役を作るにあたって参考にされているものなどがあれば教えてください。

sara:『ドリームガールズ』の映画が公開されたとき、私は小学生で、家族全員で見た記憶があります。その時ジャズダンスを習い始めたばかりで、全曲で躍り倒しました。大盛り上がりで映画を見た記憶があります。
 
中学、高校とR&Bが好きになったり、すごくアイコニックな作品。私たちの世代で、ダンスが好き、歌が好き、ミュージカルが好きという人はみんな知っている作品だったので、(今回の出演は)夢のような機会だなと思います。
 
村川:私も映画館でばっちり見ました。止めどない涙があふれ、そこからサントラを聴きましたし、韓国の初演の『ドリームガールズ』もたまたま見ています。そういう感じで『ドリームガールズ』が人生にあったので、「まさか自分ができるなんて!」という感じです。

福原:個人的に(映画でエフィ・ホワイトを演じた)ジェニファー・ハドソンの歌力に魅了されて、「なんだ、この女性は!」と思ったことを覚えていました。私は60年代のソウルミュージックを聴いて育ちました。アレサ・フランクリンはじめ、エタ・ジェイムズなど、いろいろ今回エフィの中でも題材にしたいアーティストのイメージが何人かいるので、これから詰めていきたいなと思っています。本当に光栄です。
 
望海:私は映画が公開されたとき、宝塚で男役をしていました。映画は見ましたけど、ちょっと遠いと言いますか……素敵な作品で、こういうミュージカルも素晴らしいなと思っていました。その後、来日公演も見に行かせていただきましたが、もっとあのときに真剣に見ておけばよかったなって(笑)。
 
性別が変わってしまって、まさか自分が(ディーナ役として)ここにいるなんて。お話をいただいたときは信じられなかったです。これからもっともっと、もう一度ちゃんと深く勉強していきたいなと感じております。

歌唱披露の様子

ーー今回は200着以上の衣裳があり、それも見どころのひとつとなりそうです。きょう初披露のお衣裳を着た感想をいただければと思います。

駒田:流石だなと。有村(淳)さんの衣裳。生地自体がビンテージで、非常に素敵な生地なんですね。全部手作りで、ちゃんと1着1着作っていただいて、これを着て芝居ができるのは役者名利につきます。これを汚さないように……ただ汚れるんじゃないですよ、汚れのないように、素敵な芝居ができればなと思っています。気に入っております。
 
岡田:着心地もいいですし、服であがりますよね! セットもそうですし、音楽もそうですし、服も大事なファクター。本当に嬉しいです。
 
なかね:私は衣裳って、もっとガチガチのきつい感じなのかなと思っていたんですが、すごく動きやすくて! 見た目も華やかです。皆さん身長が高いのですが、私は身長が低いんです。衣裳に着せられていないような感じで見せていきたいなと思っております。

内海:自分の体に合わせて作っていただきました。この衣裳以外にも衣裳があると思うので、そちらも楽しみです。より稽古でC.C.を深めて、中身から着こなすようにもっていきたいなと思っています。

spi:『ドリームガールズ』は、音楽もさることながらスタイルも羨むポイントだと思うんですよ。格好いいな、きれいだな、と。それを体現をしている衣裳を着られて嬉しいです。200着って! 想像もできないですけど、すごい楽しみです。

sara:200着ということで、着替えるスピードもすごく早いと思うので、1着1着きれいにパッと出てこれるように、鍛錬したいと思います。

村川:煌びやかな衣裳を人生で着たことがなかったので、まずこのシルエットにテンションがあがりました。そして同じ衣裳を皆で着て踊るのは、グループだからこそかな、と。他の衣裳も着られるのが今から楽しみです。

福原:背筋が伸びる思いです。コルセットも入っていますので、たくさん着替えも頑張っていきたいなと思います。

望海:有村先生には宝塚時代から大変お世話になっております。有村先生がデザインされる衣裳を着られるということが本当に嬉しくて。200着……自分が着る衣裳もそうですけど、皆さんが着られる衣裳を見られるのが楽しみですね。

私たちは有村先生からポージングの指導もありました。「座っているときに、こうやった方が綺麗に見える」など。衣裳をただ着るだけではなくて、それをどう着こなすか。その時代の女性が着ていた衣裳を作っていただいていると思うので、着こなせるように、お稽古でしっかり、中身もそうですし、動きもそうですし、研究していきたいなと思っています。

子どもの頃の夢は? そして、今の夢は?

ディーナ・ジョーンズ役の望海風斗

ーー皆さんが子どもの頃に初めて抱いた夢は?そして、今叶えたいと思っている夢は?

望海:子どもの頃の夢は宝塚に入ること。ひとつ大きな夢を叶えましたので、次は家を買うことです。自分の家を買うことが今の夢。安心できる、ほっとできる家をつくりたいです。

福原:私も小さい頃の夢は、音楽をやることだったので、ひとつ叶えられたのかなと思うんですが、あとは長く歌えること。それがこれからの夢かなと思います。

村川:私も子どもの頃の夢が歌手だったんですよ。一度3年ぐらいデビューしたことがあって、解散して、挫折して……今は女優なんですけど、改めてこの作品でデビューする気持ちで、歌手になる夢を叶えたいと思っています。

sara:私も舞台に立ちたいと思ってきましたので、それがこういう形で叶ってとても嬉しいなと思います。これからのことは……小さいものは夢はたくさんあるんですけど、どうなっていくかわからないというのが一番人生の面白いところじゃないかなと思っているので、自分がどうなっていったとしても、「今最高!」と思えるような一生を送りたいなと思います。

ーーそれでは最後に一言お願いします!
 
眞鍋:いろいろとお話を聞かせてもらって、皆さんでやるのが本当に楽しみです。いいミュージカルになると思います。今日の歌唱披露も見させていただいて、ああ、これはいけるなと思いました。なので、みなさんもぜひ見に来て下さい。よろしくお願いいたします。
 
望海:私たちもやっと皆さんの前に立ちまして、これからスタートしていくんだなと感じました。この気持ちを大切に、皆さんと眞鍋さんといろいろ話をしながら、深めていきながら、時代背景のことなどいろいろなことを勉強して、しっかりと血を流して、最高の初日を迎えられるように、みんなで力を合わせていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

取材・文・撮影=五月女菜穂

公演情報

ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』

脚本・作詞:トム・アイン
音楽:ヘンリー・クリーガー
オリジナル・ブロードウェイ版演出・振付:マイケル・ベネット
演出:眞鍋卓嗣

出演:望海風斗 福原みほ・村川絵梨(Wキャスト) sara / spi 内海啓貴 なかねかな 岡田浩暉 駒田一
 
石井千賀、ICHI、伊藤広祥、岡本華奈、Sarry、仙名立宗、高橋祥太、高橋卓士茶谷健太、遠山裕介、 菜々香、西岡寛修、原田真絢、丸山泰右、森山大輔、吉井乃歌

〈スウィング〉高橋莉瑚 田川景一(以上、五十音順)

【東京公演】
日程:2023年2月5日(日)〜2月14日(火)
会場:東京国際フォーラム ホールC

【大阪公演】
日程:2023年2月20日(月)〜3月5日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール

【福岡公演】
日程:2023年3月11日(土)〜3月15日(水)
会場:博多座

【愛知公演】
日程:2023年3月22日(水)〜3月26日(日)
会場:御園座
 
企画・制作:梅田芸術劇場