ジュキぱっぱ、「ジュキヤ以外はみんなマイナス」SPICE史上最も酷いインタビュー!?
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田口達也 / ジュキヤ / 中町JP
――「人生トントン説」は歌心に満ちた曲ですが、どうしてこんなに素敵な曲が生まれたのでしょうか。
田口:歌詞がすごくよくて、でもバラードじゃなく明るい感じにしたかったんですよ。あとは、ジュキヤの前でいくつかコードを弾いて、「これがいい!」って選んでもらったコードで組み立てていったら、いい感じにできちゃいました。
――加えて、<寝れないなら寝なければいいし しんどかったら休めばいいけど 死にたくなったら生きるんだよ><いい事あれば悪い事もある 悪い事あればいい事もある>など、歌詞には人生哲学を感じます。
ジュキヤ:この歌詞を書いたのも僕なんですけど、いいこと言いますよね。
JP:昔からずっと、“人生トントン説”唱えてるもんね。いいことばっかり続くと必ず悪いことが起きるとか。
ジュキヤ:人生って絶対そうなってるからね。
田口:出会ったときからずっと言ってるよね。エレベーターのやつとかさ。
ジュキヤ:エレベーターを使ってラクをするといいことが起きないから、階段を上るっていうね。それを歌にしたんです。
――今が苦しかったり辛かったりしたとしても、その先にはきっと希望がある。そう思える「人生トントン説」は、誰かを救ったり、励ましたりする力もあります。
ジュキヤ:そう、僕はしんどい想いをしている人たちを励ましたいんですよ。純平さんも、僕のおかげで生きてますからね。
JP:俺、そんな瀬戸際でYouTubeやってないけど!? <真っかっかでっかニキビ>とか普通の歌には出てこないようなフレーズとかは、ジュキヤらしくて好き。なんかでも、この2人で「人生トントン説」みたいな曲を歌うの、ちょっとハズかったです。
ジュキヤ:ふざけてないもんね。火照りましたな。
田口:真面目になりすぎると余計歌うのが恥ずかしいだろうから、イントロにラッパを入れたりもして。結果、いいバランスになったと思うし、出来上がったときは感動しましたよ。思わずジュキヤにLINEしちゃいましたもん。
ジュキヤ:きたきた。
田口:この2人が、ヘタクソながらに一生懸命歌ってる感じもめっちゃよくて。いい歌になったな、って思います。
ジュキヤ
――「奇想天外ぽんぽこぽん!!」と「人生トントン説」、それぞれMVも撮影されるそうですね(取材はMV撮影前)。
JP:達也さん的にはもうイメージできてるんですか?
田口:うん。衣装とかも決まってる。
JP:「人生トントン説」とか、ハズい感じにならないですか?
田口:大丈夫、ジュキヤとJPじゃなくて……。
ジュキヤ:インフルエンサー使う系だ。
田口:そうそう。オシャレな感じで、2人の曲って思わせないくらいだから。
ジュキヤ:そっちのほうがいいね、うん。
田口:「奇想天外ぽんぽこぽん!!」は、ステージをちゃんと組んで、サンバの衣装を6人分用意しました。
――サンバ!?
田口:背負い羽根がついたド派手なあれです。本気出したら負けなんで。
SPICE編集担当:この案件ポニーキャニオンさん的にものすごい挑戦なのでは……。
田口:ヒゲダン(Official髭男dism)がいる安心感があるからできるんじゃないですかね(笑)。
ジュキヤ:ヒゲダンが勢いありすぎるからジュキぱっぱで抑えておこうっていうね。
中町JP
――“人生トントン説”がそんなところにまで及んでいるとは(笑)。「奇想天外ぽんぽこぽん!!」、そして「人生トントン説」の制作を経て見えてきた、ジュキヤさん、中町JPさんのボーカリストとして、アーティストとしての魅力を田口さんがプロデューサーとして語るなら?
田口:いや、こんな似合わないことないな、って思いましたよ。アーティスト写真の撮影をしていても、華がないなぁ、って思ったし(笑)。
ジュキヤ:華あるだろ!
田口:ないわ(笑)。衣装準備しないで私服だったし。こんなメジャーデビューないぞ?
JP:ひとりいないし(笑)。
田口:ゆうやがコロナで来られなくてね。「どうする?」って聞いたら「上の端っこに写真載せとけばいいよ」って言われて、中学の卒業アルバムかなんかの写真をちっちゃく入れることになって。そんななのに、撮影現場ではカメラマンさんもヘアメイクさんもポニーキャニオンが手配してくれたプロ集団が素晴らしい仕事をしてくれて、そのちぐはぐ感が面白かったですよ。
――メンバーのみなさんはあくまで自然体で。
田口:よく言えばそういうことです(笑)。でも、撮影にしても歌録りにしても緊張しないのがすごいな、とは思いました。アーティストでも、スタジオに入ってマイクの前に立つと緊張して声が出なかったりしますから。
ジュキヤ:緊張してもしなくても僕らは声そんなに出ないんで。
JP:歌がうまいわけじゃないし、うまく歌おう、みたいなことも思わないからね。緊張はしないかも。
田口:そういう気負わない感じがいいんだろうね。でも、レコーディングエンジニアさんとのやり取りではYouTuberとして培ってきたコミュニケーション能力がいかされてたし、やるってなったときの切り替えぶりはさすがでしたよ。
田口達也
――今後、ジュキヤさん、中町JPさんとしてはどんな挑戦をしてみたいのか、田口さんとしてはお2人やジュキぱっぱにどんな期待をしているのか、ということもお聞きしたいです。
田口:僕としては……特にないですね。ジュキヤから歌詞が送られてきたら曲を作るっていうだけなので。書きたいときにしか歌詞を書かない、出したいときに出すっていうのが音楽の本来あるべき姿だし、いつまでに何曲作らなきゃいけない、っていうほうが嘘だと思うんですよね。
ジュキヤ:あー、ノンラビがよくやってるアニメの主題歌とかね。
田口:いやいや、それはやりたくてやってるから! ここでノンラビの話はいいんだよ!
――ジュキぱっぱは、たとえオトナに「このスケジュールでやってください」と言われても……。
ジュキヤ:やらないですね。
――たとえば、大きなタイアップの話がきても。
ジュキヤ:あ、それは全然やります。強火で。
田口:やるんかい(笑)。
ジュキヤ:あと、僕はライブしたいですね。地方にも行きたい。
JP:夜遊びしたいだけだろ(笑)。ご飯のときはジュキヤが払うけど、ジュキぱっぱで遊ぶときって俺がお金を払わないといけないからなぁ。
ジュキヤ:年上だからね、JPは。
田口:俺と一緒に住んでるときもそうだった。コンビニもタクシーも全部俺。
ジュキヤ:だってほら達也も先輩なんで。
JP:だから、ジュキヤのチャンネルに出れば出るほどマイナスなんですよ。炎上もするし。
――なにかしらの救済制度は……。
ジュキヤ:ないですよ。ご飯はおごってるんで。でも、純平さんだけ“人生トントン説”に反してるよね。悪いことがあったらいいことがあるはずなのに、悪いことしかない。
JP:ホントに。
――そのぶん、いつかドカンとよいことが起きますように。
ジュキヤ:そうそう、89歳とかでね。
JP:遅いな!
ジュキヤ:ライブはあれだね、ノンラビのライブにゲストで出るとかどう?
田口:おまえら無茶苦茶なことして帰るから嫌やって!
ジュキヤ:でも、ワンマンだとなぁ……俺たち、知名度はあってもファンがいないからお客さんが来るかどうか。
田口:その不安はあるね。「ジュキぱっぱを僕の作詞作曲&プロデュースでメジャーデビューさせることになりました」ってツイートしたら、「ノンラビは好きだけどその活動は嫌」っていうリプもらったし(苦笑)。
JP:やっぱりマイナスなんだよな。
田口:そうそう。こいつ(ジュキヤ)以外マジでマイナス(笑)。
――きっとプラスに転じることを信じましょう。最後、読者の方にお伝えしておきたいことはありますか?
ジュキヤ:え……別にないですけど。
JP:せっかくのインタビューだぞちゃんと答えろって(笑)。
ジュキヤ:じゃあ、まずプロデューサーから。
田口:この記事はSPICEさんで年に一度あるかないかくらいひどいインタビューだと思うんですけど、決してSPICEさんが悪いわけではない、ということは言っておきたいです(笑)。
ジュキヤ:以下同文で。
JP:中町兄妹のYouTubeチャンネル観てください。僕からは以上です!
取材・文=杉江優花 撮影=大塚秀美
田口達也 / ジュキヤ / 中町JP
リリース情報
11月16日(水)デジタルリリース
作詞:ジュキヤ、田口達也
作曲:田口達也
編曲:鈴木 Daich 秀行
配信先一覧:https://lnk.to/kisoutengai_ponpokopon
12月14日(水)デジタルリリース