仲野太賀、永山絢斗、皆川猿時が新たに参加 宮藤官九郎のウーマンリブシリーズ『もうがまんできない』上演決定
2023年4月14日(金)~5月14日(日)本多劇場にてウーマンリブvol.15『もうがまんできない』の上演が決定した。東京公演を皮切りに、大阪はサンケイホールブリーゼにて上演する。
平成中村座『唐茄子屋~不思議国之若旦那~』も大好評の宮藤官九郎が作・演出を手掛ける『ウーマンリブシリーズ』。宮藤が何物にもとらわれず、今やりたいことを自由に、ストレートに表現する 大人計画の公演だ。
1996年『ウーマンリブ vol.1「ナオミの夢」』からスタートした同シリーズでは、大人計画メンバーに加え、作品ごとに個性豊かなゲストを迎えて上演されてきた。
今回の「もうがまんできない」は、ウーマンリブvol.14の作品として2020年に上演を予定していたが、コロナ禍で中止を余儀なくされ、後に無観客で収録・放送されたものの、上演されること無く今日に至る幻の作品。
「劇場で、お客さまの前で上演したい!」「お客さまに生の舞台としてご覧頂きたい!」という想いから、2023年4月に心機一転、パワーアップして上演する運びとなった。
新たに“ウーマンリブvol.15”として上演する今回は、大ヒット映画『死刑にいたる病』主演を筆頭に、舞台『ツダマンの世界』や映画『シャイロックの子供たち』(23年2月17日公開)など途切れることなく話題作に出演する名優 阿部サダヲ、一度見たら忘れられない風貌で振り幅の広い演技に定評があり、平成中村座『唐茄子屋~不思議国之若旦那~』で歌舞伎の舞台に立ち、堂々たる好演で注目を浴びた荒川良々、ドラマ「シジュウカラ」などのドラマから、映画、ナレーションなど多岐わたり出演し、シンガーとしても「歌舞伎町シャンソンフェスティバル2022」の出演が控えるほか、小説・エッセイなどの執筆など、幅広く活躍する宮崎吐夢、映画『ツユクサ』、ドラマ「僕の姉ちゃん」「監察医朝顔2022スペシャル」などに出演し、透明感溢れる癒しオーラを纏いながらも芯の強さを持ち合わせ、唯一無二の魅力を持つ 平岩紙、エキセントリックかつ、コミカルな演技に定評があり、近年の宮藤作・演出の舞台作品に最も多く出演し、「ウーマンリブシリーズ」では9作連続参加する少路勇介、vol.14「もうがまんできない」で多数の応募の中からオーディションで選ばれ俳優デビュー、その後、舞台『三十郎大活劇』、ドラマ『連続ドラマW 鵜頭川村事件』などに出演し、舞台『ツダマンの世界』出演中の中井千聖に加え、宮藤自身も出演するなど、20年版と同じキャストが集結する。
また新たな出演者として、大人計画の舞台初出演となり、ドラマ「拾われた男」や「初恋の悪魔」などの話題作に次々主演。映画、ドラマ、舞台などその魅力を発揮し引っ張りだこの仲野太賀、映画『#マンホール』の公開も控え、宮藤官九郎作のドラマにも多く出演、宮藤作・演出の舞台は、大パルコ人②バカロックオペラバカ『高校中パニック!小激突!!』以来、約10年ぶりとなる実力派俳優 永山絢斗、また、存在感のある個性派俳優で、そのパワフル&エネルギッシュな演技で出演作品を大いに盛り立て、現在日曜劇場「アトムの童」出演中の皆川猿時を迎える。
個性豊かなキャストがワンシチュエーションで駆け抜けるノンストップの痛快な物語に期待が寄せられる。
<コメント>
●宮藤官九郎(演出・出演)
3年前、無観客での収録後、かえって消化不良でモヤモヤしました。阿部くんや荒川くんも「ちゃんとやりたいっすね!」と言ってて、俺だけじゃなく、みんなウケたい病なんだと嬉しくなりました。再演だけど初演です。お客さんの笑い声で完成させて下さい。もうがまんできない。
●阿部サダヲ
2020年公演中止から3年。やっとお客様の入った劇場で上演出来るのですね!嬉しいです!
でもまだまだ、がまんしなきゃいけない事がいっぱいで…早くマスクなしで稽古して、お客さんもマスクなしで観劇して思いっきり笑ってもらえる日が来て欲しいです…キャストも少し変わって自分も3年歳とってまた新しい「もうがまんできない」をお観せ出来るように頑張ります‼️よろしくお願いします。
●仲野太賀
ウーマンリブに参加できるなんて、最高です。脚本、演出で純度100%の宮藤さんの世界に飛び込めるのが本当に楽しみです。憧れの大人計画の皆さんとご一緒できるのも、本当に夢のようです。小学生の頃の自分に言ってやりたいくらいです。「おい!大人計画の舞台出ることになったぞ!」たぶん、寝小便しながら喜ぶと思います。今の僕ですら、オファーを頂いてちびりそうになったのですから。精一杯頑張ります。お楽しみに!
●永山絢斗
高校中パニックから10年だと!?早い… そしてキャストを見てア然。しかも芸人役。もう思いっきりやるしかない。相変わらず宮藤様の脚本は理解不能で圧倒されつつめちゃ笑いました。今回も本番中に笑いをこらえるのが大変そうです。皆さまに楽しんでもらえるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
●皆川猿時
7月からパーソナルトレーニングをはじめた皆川猿時です。100キロを超えると正座ができなくなるって知ってました?和式便所とか最悪です。ひっくり返っちゃうもん。おらぁ、せめて、95キロになりたい!現在103キロ。「皆川さん、食事のほう、なんとかなりませんか?」入会当初、あんなにテンション高かったトレーナーさんがどんどん無表情に。はっきり申し上げます。がまんが苦手なんです。つーか、もうがまんできない。ええ。さっき、ラーメン屋さんをハシゴしちゃいました(笑)。ええ。がんばります。よろしくお願いします。
●荒川良々
アレはたしか東京オリンピック前でした…オリンピックの記憶がありません。当然芝居の記憶も無いのでまた一からやります! 再演とはいえお客さんの前で一度もやってませんので初演です。出演者も少しかわるそうです。楽しみでなりません。一生懸命にやります。皆様ゼシ劇場に笑いに来て下さい。
●宮崎吐夢
2020年の『もうがまんできない』のときは、ちょうどコロナ禍が始まった頃で世の中も稽古場の雰囲気もどんどん暗く殺伐としていって、それも春になればすっかり収まる気でいましたが、2年以上経っても未だ収束する気配も無く。とにかく、新しくご一緒する方々とも仲良く楽しく無事に千穐楽まで迎えられたら、それだけが私の願いです。
●平岩紙
待っていました!お客さんの笑い声が聞ける日を。嬉しいです。キャスト新たに楽しい稽古を経て劇場に参りますので、どうぞよろしくお願い致します!
●少路勇介
この舞台を上演出来る事、本当に嬉しく思っています。中止になってから約3年、あの時からガラッと生活様式は変わり、人との繋がりも薄れ、不安やストレスを感じ生活をして来ました。そもそも舞台の内容が、ストレスフルの人達が、一堂に会し展開していくお話なので、今の時代にぴったりだと思いました。是非劇場にお越し頂き楽しい時間を過ごして頂けたら嬉しいです!
●中井千聖
また稽古ができるのがうれしいです。皆川さんがお父さんなのも、仲野さん永山さんのコンビも、今からすごく楽しみです! 本多劇場に芝居を観に行くたびに、切ない気持ちがどこかにありましたが、ついに(今度こそ!)お客さんの前でできることがなにより一番楽しみです!