ハリー役の石丸幹二&向井理が“魔法”で点灯⁉︎ 赤坂に舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』とコラボしたクリスマスツリーが登場!
クリスマスツリーの前に立つ、石丸幹二(左)と向井理
TBS赤坂ACTシアターでロングラン公演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』とコラボレーションしたクリスマスツリーが2022年11月25日(金)、劇場近くの赤坂サカス広場に登場した。この日、ハリー・ポッター役として舞台に出演中の石丸幹二と向井理が本番の衣装とヘアメイクで登壇し、杖を使ってツリーを点灯するという粋なパフォーマンスを披露した。
また、同舞台で、向井理の最終出演日が2023年5月31日(水)となり、石丸幹二は2023年7月中旬まで出演することも発表された。
石丸幹二、向井理(左から)
ツリーの高さは11メートル超で、本物のもみの木を使用しているという。舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でも重要な役割を担う「時」を感じさせる時計や歯車などのオーナメントが散りばめられ、ホグワーツ魔法魔術学校の4寮(グリフィンドール、スリザリン、ハッフルパフ、レイブンクロー)の4色に光る。
カウントダウンに合わせて、石丸と向井が杖を振ると、ツリーが点灯。クリスマスムードが一気に高まった。
カウントダウンに合わせ、ハリー役の2人が杖をツリーに向けると......
ツリーが点灯し、笑顔になった石丸幹二(左)と向井理
トークイベントも行われた。
ーー本日は舞台の衣装のヘアメイクをしていただきまして、ご登場いただきました。もうまさに舞台から飛び出してきたハリーポッターのお二人です。石丸さんは今日、全2幕の公演を終えられてきたということですが……。
石丸幹二(以下、石丸):今、第3幕目ですかね?(笑)
ーーツリーをご覧になっていかがでしょうか?
向井理(以下、向井):木は本物というか、生なんですね。こんな大きいツリーは初めて見ますし、こうやって舞台の世界観も踏襲していただいて、勝手に親近感が湧いてます。
石丸:舞台の中にこの時計が出てくるんですよね。タイムターナーと僕らは呼んでますけども、それがいろんなところに付いていて、この木に触ったら、どこか別の空間に行けるのかな、なんて。だから触らないように(笑)。
石丸幹二
ーー舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は世界中の60以上の演劇賞を獲得し、6都市で上演されている大ヒット作ですが、この作品のテーマや魅力を教えていただけますか?
石丸:はい。そうですね、この作品には数々の親子がでてきます。その親子がいろいろな愛を探しながら旅をしていくような話になっておりまして。それも世代を超えて、また時空を超えていろいろな人が繋がっていきます。『ハリー・ポッター』を本や映画でご覧になった方も、「あ、あの人たちがこうなるの!」。そんな瞬間が舞台ではご覧になれます。ぜひぜひご覧になっていただきたいと思っております。
――ハリー・ポッター役は、実際に20種類くらいの魔法を使うということで、向井さんが好きな魔法は?
向井:コナー(・ウィルソン/演出補)にこれを言ったら怒られたんですけど、「アロホモラ」というドアの鍵を開ける魔法が好きで。扉が開くってすごく爽快な気持ちになりますし、劇中ではすごいインパクトでバーンと開くので、毎回気持ちいいですね(笑)。
向井理
――共演者の皆さんとのエピソードや雰囲気など教えていただけますか?
石丸:稽古場で皆さんと初めて会って、長い稽古を積んできました。2チームぐらいいますので、チームが入れ替わり立ち替わり、いろいろなコンビネーションでやってきたものが、いよいよ6月・7月と舞台に上がって、皆さんの前にお見せすることになったんですけども、そこからお客様の前で演じることによって、新たな刺激が加わって。
特に若い世代は、日ごとにぐんぐん個性を出しています。幕が開いたときから、ものすごい進歩を遂げて、毎日舞台をやっているんですね。それに刺激を受けて、僕ら大人チームもますますいろいろな技や表現が繰り出されてきて、一度見ただけではおいていかれますよ! また観なくちゃいけません。そのぐらい変化に富んでいる、そしてそんな仲間たちです。
石丸幹二、向井理(左から)
――舞台を作る皆さんが、出演者の方だけではなく技術チームも含めて本当に絆が深いなと感じますが、いかがでしょうか?
向井:やっぱり大きなカンパニーだと思いますけど、毎回やることのハードルがすごく高い分、本当に一瞬でも間違えるとショーストップがかかるような、結構繊細な……大胆かつ繊細な芝居なので、それを毎回毎回クリアしていくという感覚がみんなの中にあります。そういう意味では、本当に共演者とスタッフの関係もあり、戦友のような関係なのかなと感じています。
ホグワーツ魔法魔術学校4寮をモチーフにした4色のツリーがお目見え
――ロングラン公演ということで、体調を整えるために気をつけていることや、欠かさず行っていることはありますか?
向井:そうですね。とてもハードな舞台でして、ハリーだけじゃなく、セリフがあるなしに関わらずキャストみんな、スタッフも、走り回っている舞台です。稽古中にすごく体重が減ってしまって、とにかく食べてます。毎回体重が減るので、スタミナをつけるために食べないと、声が出なくなる。やっていることは壮大ですけど、人力でやってる部分もかなりあるんです。僕らもワイヤーなしで飛んでいますし、体幹も体力がないと乗り越えられないので、とにかく食べることを意識しています。
石丸:理くんも言っていましたが、体力維持プラス、自分の体のメンテナンスですね。始まる前にアドバイスをもらったんですが、今は楽屋のアイスバスに毎日入っています。(藤原)竜也くんもそれに入っている映像がありましたけれども、それに僕は毎日入って、クールダウンする。それからしっかり寝ることを怠らないようにしています。
クリスマスツリーの前に立つ、石丸幹二(左)と向井理
――クリスマスはお忙しくてなかなか楽しめないかもしれませんが……どういったことを楽しみたいですか?
向井:幹二さん、イブですよね。僕は25日ですから、ここにいます(笑)。
石丸:お客様をお迎えする側です。仕事ではありますけども、その空間を楽しんで過ごしたいなと思います。
向井:仕事というのもありますけど、これだけ大変な舞台なので、なるべく共演者と少しでも空気感を味わえたらいいなと思います。
――もし魔法が使えたらどんな魔法を使いたいですか?
向井:使えますよ。劇場の中だけですけど(笑)。すぐ疲れが飛ぶ……これをいうと、なかなか酷な舞台だと思われるんですけど、やっぱり本当に体力勝負なので、疲れない体がほしいですね。
石丸:できたら最高の舞台が毎日できる魔法を使いたいですね。もちろんお客様が喜んでくれるのを毎日僕たちも見ているんですけど、みんなで一つの作品をお客様と作り上げる時間が長く続けばいいなと。そういう魔法を使いたいです。
取材・文・撮影=五月女菜穂
公演情報
日程:2022年7月8日(金)~2023年5月31日(水) ※23年6月以降も上演予定
会場:TBS赤坂ACTシアター
上演時間:3時間40分 ※休憩あり
【主催】TBS ホリプロ The Ambassador Theatre Group
【特別協賛】Sky株式会社
With thanks to TOHO
In association with John Gore Organization
※名前の表記はアルファベット順
ハリー・ポッター 石丸幹二/向井 理
ハーマイオニー・グレンジャー 中別府 葵/早霧せいな
ロン・ウィーズリー エハラマサヒロ/竪山隼太
ドラコ・マルフォイ 松田慎也/宮尾俊太郎
ジニー・ポッター 馬渕英里何/白羽ゆり
アルバス・ポッター 藤田 悠/福山康平
スコーピウス・マルフォイ 門田宗大/斉藤莉生
嘆きのマートル 美山加恋
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー 橋本菜摘
デルフィー 宝意紗友莉/岩田華怜
組分け帽子 木場允視
エイモス・ディゴリー 福井貴一
マクゴナガル校長 榊原郁恵/高橋ひとみ
安藤美桜 安楽信顕 千葉一磨 半澤友美 川辺邦弘 小松季輝 前東美菜子 みさほ 扇けい 尾尻征大 岡部雄馬 織詠 大竹尚 大内慶子 佐竹桃華 佐藤雄大 篠原正志 鈴木翔吾 田口遼 田中彩乃 手打隆盛 上野聖太 渡邉聖斗 薬丸夏子 横山千穂
ルード・バグマンの声 吉田鋼太郎
オリジナルストーリー:J.K.ローリング
脚本・オリジナルストーリー:ジャック・ソーン
演出・オリジナルストーリー:ジョン・ティファニー
振付・ステージング:スティーヴン・ホゲット
美術:クリスティーン・ジョーンズ
衣裳:カトリーナ・リンゼイ
音楽&編曲:イモージェン・ヒープ
照明:ニール・オースティン
音響:ギャレス・フライ
イリュージョン&マジック:ジェイミー・ハリソン
音楽監督&編曲:マーティン・ロー
演出補(インターナショナル):デス・ケネディ
演出補:コナー・ウィルソン
振付補(インターナショナル):ヌーノ・シルヴァ
動画デザイン:フィン・ロス
動画デザイン:アッシュ・ウッドワード
ヘア、ウィッグ、メーキャップ:キャロル・ハンコック
舞台美術責任者(インターナショナル):ブレット・ J・バナキス
衣裳アソシエイト(インターナショナル):サビーン ・ ルメットル
音響アソシエイト(インターナショナル):ピート・マルキン
イリュージョン・魔法アソシエイト(インターナショナル):クリス・フィッシャー
テクニカル・ディレクター(インターナショナル):ガリー・ビーストン
プロダクション責任者(インターナショナル):サム・ハンター
エグゼクティブ・ディレクター(インターナショナル):ダイアン・ベンジャミン
エグゼクティブ・プロデューサー(インターナショナル):パム・スキナー
製作統括(インターナショナル):ソニア・フリードマン・プロダクション(SFC)
マーケティング(グローバル):HPCCグループリミテッド
プロデューサー:ソニア・フリードマン
プロデューサー:コリン・カレンダー
プロデューサー:ハリー・ポッター・シアトリカル・プロダクション
翻訳:小田島恒志、小田島則子
金額(全席指定・税込)
SS席 17,000円
S席 15,000円
S席(6歳~15歳) 12,000円
A席 13,000円
B席 11,000円
C席 7,000円
9と4分の3番線シート 20,000円(特典付き)
ゴールデン・スニッチ 5,000円
※未就学児入場不可
※ゴールデン・スニッチ は、前週に抽選販売。各公演枚数限定で、座席はお選びいただけません。
※正規販売サイト以外のネットオークションや転売サイトなどでご入場券をお買い求めになられた場合、ご入場をお断りする場合がございます。
■2023年5月公演までのの購入方法
TBS https://tickets.tbs.co.jp/harrypotteronstage/
ホリプロステージ https://harrypotter.horipro-stage.jp/
※いずれも購入には事前の会員登録(無料)が必要
に関するお問合せ:ホリプロセンター 03-3490-4949(平日11:00~18:00/定休日 土・日・祝)
ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後、かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていた。魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親。今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった!二人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が、加速していく…。
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