櫻坂46を卒業した菅井友香が美剣士・沖田総司に 『新・幕末純情伝』の上演が23年に決定
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つかこうへい復活祭 2023『新・幕末純情伝』
2023年1月~2月、東京・大阪にて、つかこうへい復活祭 2023『新・幕末純情伝』が上演されることが決定した。
「演劇界の風雲児」と言われつつ、戦後の演劇界に一時代を築いた劇作家・つかこうへい。2010年7月10日に惜しまれつつこの世を去り、2022年の夏、12年間続いていた追悼公演も十三回忌を終えた。しかし、演劇界におけるつかこうへいの輝きは衰えることは無く、今回、本拠地である新宿・紀伊國屋ホールにて、つかこうへい復活祭が行われる。
『幕末純情伝』は、幕末の京都を舞台に、新撰組の沖田総司が実は女だったという、つかこうへいのユニークな着想のもと、1989年8月PARCO劇場にて幕を上げた。それ以降『熱海殺人事件』『飛龍伝』 と並ぶつか氏の代表的な作品として愛され、これまで幾度となく上演され続けている。
『新・幕末純情伝』には女性はひとりだけしか登場しない。つかこうへい独特の論法「女、恋に狂わば時代を覆す」というテーマが壮大な物語を突き動かし、歴代の沖田総司には、牧瀬里穂、広末涼子、石原さとみ、鈴木杏、桐谷美玲、松井玲奈などそうそうたる女優が並び歴史を作ってきた。
そして、今回、紅一点、沖田総司の11代目を務めるのは、欅坂46、櫻坂46のキャプテンを歴任し、今年11月9日東京ドームでの櫻坂46ツアーファイナル公演にて卒業したばかりの菅井友香。グループ卒業後、第一弾の晴れ舞台となる。
菅井友香
菅井は3年前『飛龍伝 2020』のヒロイン神林美智子役を熱演、振り切った演技で高い評価を得た。つかこうへい作品の二大ヒロインと言われる沖田総司と神林美智子を両方を演じたことがあるのは、長い歴史の中で広末涼子と桐谷美玲の二人だけだったが、菅井は三人目のヒロインとなる。
また、菅井を支えるべくフレッシュな共演者が顔を揃えた。NHK朝ドラ『エール』で鮮烈な印象を残し、『新・信長公記』では今川義元役を演じた松大航也、つかこうへい十三回忌特別公演『初級革命講座飛龍伝』で主演を務めた高橋龍輝、モデルとして世界で活躍し、今回初の舞台に挑戦する晃平、『仮面ライダーリバイス』オルテカ役で注目を集めた関隼汰、2022年度関西演劇祭でベストアクター賞を受賞した北野秀気など、多彩な分野から紀伊國屋ホールに集結し、幕末メンバーを一新する。そして、北区つかこうへい劇団の重鎮、吉田智則が歴史をつなぐ。
演出には、岡村俊一が、9代目の松井玲奈以来7年ぶりに指揮をとる。当時「もう松井以外では上演したくない」と発言していた岡村が「菅井友香なら演じられる!」と闘志を燃やしている。
菅井友香
つかこうへい没後13年を迎える2023年に上演する本公演。どんな舞台になるのか、楽しみにしよう。
徳川260年の泰平の世が、今まさに崩壊せんとしている文久 3 年。
武士になりたい一身で、京都への道を急ぐ一群の男達がいる。
近藤勇率いる、新撰組。
その隊士の中に「女」がいた。沖田総司。
小さい頃から男として育てられ、
ただひたすら剣の修行を強いられてきた孤独な女――。
風雲急を告げる、時は幕末。
勤皇、佐幕が入り乱れる動乱の京の街で、
総司は愛する土方歳三のため、
一人、また一人と勤皇の志士たちを斬り続ける。
そして、そんな総司の前に、一人の男が立ちふさがった。
その男こそ、日本に新しい時代をもたらす男。土佐の龍、坂本龍馬――。
裏切りと憎悪渦巻く暗黒の時代、
総司と土方、そして竜馬の胸を焦がす、熱い恋の行方とは?
そして、勝海舟、桂小五郎……幕末の若き志士たちが夢見た、
新しい時代の夜明けとは?
国とは、女のことぜよ。
日本とは、おまんの美しさのことぜよ。
明日とは、男と女が見つめ合う、
熱い眼差しのことぜよ。
国とは、男と女が愛おしく思い合う
意思のことぜよ。
その強い意思があるかぎり、
国は滅びん!
公演情報
<東京公演>2023年1月28日(土)~2月12日(日) 紀伊國屋ホール
<神戸公演>2023年2月17日(金)~2月19日(日)AiiA 2.5 Theater Kobe
■演出:岡村俊一
■出演:
松大航也
高橋龍輝
晃平
関隼汰
北野秀気
濱田和馬
須藤公一
武田義晴
河本祐貴
大津夕陽
大津朝陽
伊東陽光
古田龍
江浦優大
吉田智則
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■運営協力:サンライズプロモーション大阪(神戸公演)
■制作:つかこうへい事務所
■主催:アール・ユー・ピー