人間国宝の中村梅玉と成長著しい中村莟玉の親子対談が実現 『歌舞伎家話』第19回の配信が決定
『歌舞伎家話』第19回
2022年12月25日(日)20:00より、中村梅玉、中村莟玉が出演する『歌舞伎家話』第19回がイープラス「Streaming+」ほかにて、配信されることが決定した。
今年2022年10月に重要無形文化財(人間国宝)に認定された中村梅玉と、その梅玉のもとに部屋子として7歳で入門し、2019年より養子となった中村莟玉の親子対談がついに実現する。
先月、歌舞伎座『十一月吉例顔見世大歌舞伎』夜の部にて上演された『助六由縁江戸桜』(すけろくゆかりのえどさくら)では、白酒売新兵衛(しろざけうりしんべえ)を品よくやわらかに、そして茶目っ気たっぷりに好演し、観客を魅了した梅玉。また、歌舞伎座『四月大歌舞伎』第二部で上演された『義経千本桜 時鳥花有里』(ほととぎすはなあるさと)では、「自分の数々の持ち役のなかで、一番大切にしているのは義経」と語るほど、思い入れのある源義経を演じたほか、『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』の徳川綱豊役では有名な長セリフを朗々とした名調子で聞かせ、『荒川の佐吉』の成川郷右衛門で魅せたニヒルな悪役まで、芸に一層の磨きがかかる。
中村梅玉
一方の莟玉は、十月大阪松竹座にて上演された『日本怪談歌舞伎 貞子×皿屋敷 時超輪廻古井処』(Jホラーかぶきときをこえりんねのふるいど)で船瀬三平と高松煌平の二役を演じ、時代物の役どころと現代の青年役の早変わりに挑戦した。古典作品でも、今年3月の国立劇場にて上演された『盛綱陣屋』(もりつなじんや)で、主人公・盛綱の妻早瀬を演じるなど、奮闘の続く1年を駆け抜けた莟玉。
中村莟玉
今回の親子対談では、梅玉と莟玉、それぞれが抱く歌舞伎への想いはもちろんのこと、子弟・親子として、今日まで重ねてきた時を振り返る。さらに、六世中村歌右衛門から梅玉、そして、莟玉へと続く芸の継承についてもたっぷりと語る。
本配信でしか聞くことのできないスペシャルトークが満載。梅玉、莟玉による親子対談を楽しみにしよう。
配信情報
■配信場所:イープラス「Streaming⁺」ほか
※は12月31日(土)21:00まで発売。
※一度を購入いただくと、12月31日(土)23:59までアーカイブ視聴ができます。