元宝塚花組娘役トップ・蘭乃はな、生でダンスシーンのパフォーマンスも 主演映画『TOKYO RED 鉛丹』製作発表会見
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蘭乃はな
2月4日(土)、映画『TOKYO RED 鉛丹』の製作発表会見が東京・シアターギルド代官山で行われ、同作主演で元宝塚歌劇団花組娘役トップの蘭乃はな、加藤雅也、フェルナンデス直行、吉田玲らキャストとメガホンをとった秋山純監督が登壇した。
この日は、代官山シアターギルドで11日間にわたって開催された『秋山純の描く映画世界』のフィナーレとして、映画『20歳のソウル』が上映。上映後には秋山監督が登壇し、2023年の新作映画となる『TOKYO RED 鉛丹』の製作発表を行った。秋山監督から主役のオファーを受けたという蘭乃は、「撮影本番はキャストスタッフともにプロフェッショナルな方々に囲まれた安心感の中、私はただただ無心になって集中して芝居するのみ、という有難い環境でした。雪菜という女性が六本木の街を歩きながら様々な人と会い、過去・現在・未来を行き来しながら自分自身を見つめます。極限の状態でこそ発揮できる私の能力を信じてくれている監督に感謝しています」とコメント。
映画『TOKYO RED 鉛丹』製作発表会見
出演に加え、映画のスチール写真撮影でも参加した加藤は、「『20歳のソウル』の監督だとお聞きし、お会いしてみると、表現することの多様性を探し求めているところで、自分と重なるところがありました。TOKYO REDのお話しを頂き、脚本を見た時、その予感は確信に変わりました。脚本を読み込み、新たな世界観を形作る写真を撮りたいと、監督に提案しました。自分の出演シーン以外は、カメラを構えていた気がします。写真集を作ることが出来るくらい、たくさんの写真を撮りました。創作意欲を刺激してくれる楽しい現場でしたね」と語った。
制作発表の最後には、蘭乃と吉田が、本作に登場するダンスシーンを生でパフォーマンス。蘭乃の強い希望で実現した振付家・前田清実と秋山監督とのコラボ、そして研ぎ澄まされたパフォーマンスで会場を魅了した。
吉田は、大林宣彦監督の遺作となった『海辺の映画館〜キネマの玉手箱』で、ヒロインに抜擢。現在はミュージカルの舞台にも数多く出演している。会見では、「私は3歳の頃からジャズバレエやヒップホップを学んで来ましたが、今回のような“心の中”から“体の中”からエモショーナルに表現するような、ジャンルに縛られないダンスは初めてでした。蘭乃はなさんに引っ張っていただき、自分らしく表現出来た気がします」と明かした。
秋山監督は「春には日本で先行公開して、それから世界の映画祭に出品していきます。ストリートロケ、ワンカット長回しで撮影した映画は、世界でも類を見ないと思いますし、TOKYOの今の空気感、俳優の息遣いをダイレクトに伝えることが出来る作品になりました。期待して待っていていただきたい」と意気込みを語った。
『TOKYO RED 鉛丹』は2023年春 東京にて先行公開予定。