『映画刀剣乱舞-黎明-』刀剣男士キャスト豪華10振り集結 鈴木拡樹「抹茶らてまきあーとで乾杯したい」、荒牧慶彦「たくさん愛していただけると嬉しい」
(C)2023 「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC
2023年3月31日(金)にTOHOシネマズ 日比谷にて『映画刀剣乱舞-黎明-』の初日舞台挨拶が実施され、その模様は全国234館にライブビューイングにて中継された。
主演の三日月宗近役・鈴木拡樹、山姥切国広役・荒牧慶彦、さらに、へし切長谷部役・和田雅成、山姥切長義役・梅津瑞樹、髭切役・佐藤たかみち、膝丸役・山本涼介、骨喰藤四郎役・定本楓馬、堀川国広役・小西詠斗、一期一振役・本田礼生、小烏丸役・玉城裕規キャスト陣と、前作に続き監督を務めた耶雲哉治がステージに登場。『映画刀剣乱舞』第2弾となる注目ポイントやこだわりポイントなどを作品への熱い想いを語った。
公開初日を迎えたことについて、三日月宗近を演じた鈴木は「抹茶らてまきあーとで乾杯したいですね。」と映画で登場するアイテムに触れながらの挨拶を披露し舞台挨拶はスタート。続けて山姥切国広を演じた荒牧は「映画第2弾となるこの作品もたくさん愛していただけると嬉しいです。」とコメント。
(C)2023 「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC
次にへし切長谷部を演じた和田は「まさかのギャルと共に出陣するとは思わなかったんですけど、おかけで14時間かけて東京来たのでお尻がちっちゃくなりました。」と福岡から東京へ高速バスで長距離移動するという作中の出来事にちなんだトークで会場の笑いを誘った。
山姥切長義を演じた梅津は「長義も刀剣乱舞のコンテンツもどっちも好きになっていただける映画になったんじゃないかなと思っております。」とコメント。また、髭切を演じた佐藤は「前作が公開した時に、この瞬間をずっと夢見てきました。」と初日を迎えたことへの嬉しさを語った。
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膝丸を演じた山本は「今日はたくさん面白いことを言えるようにがんばりたいと思います。」と舞台挨拶への意気込みを披露。骨喰藤四郎を演じた定本は「全国のみなさんも(中継で)温かくみていただいて、本当にいよいよ始まったんだなと嬉しい気持ちでいっぱいです。」とコメント。
堀川国広を演じた小西は「こうやって舞台…じゃない映画初日を迎えられることができて」のコメントに対して和田からは「アウト!」とツッコミが入るものの、公開初日に駆け付けたファンで埋め尽くされた客席からの温かな反応に「この作品に携わることができて光栄だなって思います。」と作品に対しての想いも語った。
一期一振を演じた本田は「このような素敵な場に今自分が立っていることをとても幸せに思っております。」と感慨深げにコメント。小烏丸を演じた玉城は「今日から公開ということで本当に嬉しく思いますし、この嬉しさというものが今の僕のメイクにも現れていると思います!まあまあ攻めております。」とのコメントに対して、横にいる小西が「ピンクが入っていますね。」とメイクについて触れるのだが、玉城は「うーん…赤!」と惜しそうな表情を浮かべ、会場からも笑いが起こり、和やかな雰囲気に包まれた。
(C)2023 「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC
本作を観ての感想を尋ねられると、鈴木は「VFXが凄くてですね、1000カット以上のもの凄い数ですよ。日本映画ではかなり貴重でハリウッド作品と同じくらいのカット数なんですけれども、使われているVFXが非常にナチュラルすぎてどこに使われているか分からないという、そこも作り手として美学だったみたいです。」と今作の見どころの一つであるハリウッド級のVFXについて語った。
続けて荒牧は「始まった時のワクワク感や没入感が凄くて、僕自身が『満足感の高い映画だったな』って思いました。」続けて「その感想をみなさまにも抱いていただけたら、と思ったんですけれども、どうでしたか?」と観客に問いかけると盛大な拍手が沸き起こった。
三つ巴のアクションシーンについて聞かれると荒牧は「監督からの要望で結構近い距離で殺陣をしてくれと言われて…我々は長い絡まるものがたくさん(衣裳に)付いている3振りですので、なかなか大変でしたよね。」と答え、梅津はジェスチャーを交えながら近距離での撮影の大変さを語った。
監督は「(衣裳の)布が本当に厄介で…でも、こうやってって言うとパッとやってくれるんで、ほんと布のプロ、“布プロ”ですね。」とコメントし、それに対して荒牧は「ほんと、布とは長い付き合いになりました。(笑)」と撮影について振り返った。
前作からの変化やこだわりについて聞かれると和田は「前回はナイト(騎士)のようなイメージだったんですけど、今回はどっしり重心を落として一撃の重さと言うのを意識しました。」とコメント。続けて「全然関係ないんですけど、今日何の日か知ってます?… (へし切長谷部の)国宝指定記念日という。前作は1月18日公開で、刀帳番号(118番)だったので本当に持っとるなーって思いました。」と、公開日と絡めた小話を披露し、MCからの「おめでとう、長谷部!」の一言に会場からは盛大な拍手が送られた。
定本は「前回は顕現したてだったが、今回は結構時間が立っているので、骨喰の意思の強さっていうか一本芯の強さみたいのを表現できたらなっと思った。」と前作と今作との演じ方で意識したポイントについて語った。また監督は「アクション監督の雲雀さんと4年前に比べてすごい成長したねって話してました。」と2人を褒め、和田の現場での立ち振る舞いからも成長を感じたと裏話も披露。
『映画刀剣乱舞』に初参戦となった小西は「撮影の中で一番思ったのは、時間遡行軍が怖い! 森の中での撮影だったんですけれども、目がピカーって暗闇の中で光ってて、もしこれが1人だったらと思うと恐怖を覚えました。(笑)」と撮影について振り返った。
本田は「最初に(森で)撮ったシーンが、前日が雨ですごい地面がぬかるんでいたのですが、一期一振なんでどんな時でもロイヤルにっていうのは意識しました。」とコメントすると会場からクスッと笑いが起き「そこ笑うとこじゃないですけど(笑)」とツッコミを入れた。また「拡樹さんとまっきーさんと席が近くて、ファン目線でめちゃめちゃテンション上がって緊張してったっていう…」と、撮影の移動中のエピソードを披露し「幸せな思い出だった。」と語った。
玉城は「山での撮影で、ワイヤーアクションをするのを加味して父(小烏丸)の髪の毛の長さを、ワイヤーに差し支えない程度になるだけ長くしたんですが、最初は距離感が慣れてなく…」と仮設トイレの出入りに苦労した話をすると「なんの話!? どういうこと!?」と全員からツッコミが入ったが「とても広い意味で距離感を掴むのに苦労しました。」と上手くまとめて撮影を振り返った。
次に今作から『映画刀剣乱舞』に初参戦となった山本は「撮影に入る前に、たかみちと2時間くらい散歩をしながら役について話したり、人生について話したりして、仲を深めて兄弟感を出すようにしましたね。」と2人だけの裏話を披露し、佐藤は「刀を使ったアクションが初めてで、1日素振り100本! と教えていただいき練習していたんでが、本田礼生くんが1日に1000本振ってると聞いて…そこから1000本振るようにしました。」と初めての挑戦に対して陰ながら努力した部分について明かした。
次のトークセッションでは、これから観てもらう方へ向けた本作の注目してもらいたい、もう一回観た時に見逃してほしくないこだわりポイントについてをそれぞれフリップを用意し順番に発表。
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まず鈴木は「僕が注目していただきたいポイントは“神通力”。現代で起きる支障を振り払おうと三日月宗近が奮闘するという、映画オリジナルの設定。」と発表し、撮影では「何ショットか撮ってみて、そのうちのどれが使われるか分からない状態だったのですが、採用されたのが…」と実際本編に使われたものをやってみせたのだが、カメラに向けてもう一度とリクエストされると「圧し切る!」とへし切長谷部の定番セリフを代わりに披露するという茶目っ気を見せた。
荒牧のフリップには本作に登場する小鬼のイラストが描かれており「小鬼がかわいいんですよ。小鬼はいっぱい色があったでしょう?何色出てたでしょうか?」と「一回観ただけじゃ分からないと思うので、もう一回観て確かめてください。」とクイズ形式に注目ポイントを披露。
続けて和田は「4Dバス。」と発表し、「桜のシーンではにおいが感じられるんで、是非4Dでも体験して欲しいです。高速バスだったり、戦いの剣圧で揺れたりするんで酔わない人はぜひ、酔ってもちょっと酔い止め飲みながら…(笑)」とMX4D・4DX上映での注目ポイントを語った。梅津は「長義の手ですね。ロボットの関節とか男の子は好きなんですけど、それが長義の手の防具のところにあって無限に動かせるところです。」ともう一回観るときに確認して欲しいと語った。
佐藤は「マントですね。髭切は今回、極まっておりまして、凄いかっこいいんですよ。」と発表し、マントの扱いで苦労したポイントについて語る佐藤に、鈴木は「刀剣男士の世界にいらっしゃい」とみんな辿った道、と鈴木ならではのコメントも。
山本は「兄者ってセリフの回数ですね。兄者って何回言っているでしょうか? 数えてみてください。」と荒牧に引き続きクイズ形式で注目ポイントを発表。定本は「刀の造形ですね。本当に細かく作られている。」と発表し、小西は「時間遡行軍の質感です。ヌメっとしてて濡れてるんですよ。そのヌメっと感を何度も観て確認して欲しい。」と独特な注目ポイントを披露。本田は「殺陣なんですけど、細部までこだわっているので注目して欲しい。」と発表。最後に玉城は「息切れ。」と発表。撮影中にアクションシーンのすぐ後にカットなしでセリフを言うという難しい演技について振り返り「息切れせずに言えたんですよ、僕もまだまだいけるな。」と得意げなコメントをし、和田から「なんじゃこいつ」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。
最後に鈴木は「今作は、人と刀剣男士が一番近い距離で存在している作品となっていると思います。そう言う意味でも、皆さんの身近に刀剣男士を感じていただける機会だと思っております。ぜひ他の皆さんにも勧めていただいて、たくさんの方で楽しんでいただきたいと思っております。」と締めのコメントを披露。続けて監督は「この映画はとにかく面白く作ろうという思いで、キャスト・スタッフ全員が強い想いを込めて作った作品です。この作品を観て、皆さんの中にある“想い”の力をぜひいろんな人に伝えていっていただきたいと思っております。」とコメントし、「“想い”の力が日本中に広がることによって、この“黎明”というタイトル通りの新しい明日を明るくできるかなと思っております。この作品はその力があると思っておりますので、よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。」と熱い想いを伝え、舞台挨拶が終了。
鈴木の「『映画刀剣乱舞-黎明-』始めよう!」の掛け声で会場には金と銀のテープが舞い上がり、今日一番の大きな拍手に包まれ、熱気を帯びたままイベントは幕を閉じた。
刀剣乱舞としては初めて<現代>を舞台に描かれる本作。ダイナミックなVFXシーンや流麗なる殺陣、気迫に満ちた俳優陣の演技など、前作より遥かにスケールアップした『映画刀剣乱舞-黎明-』は、 絶賛公開中。MX4D、4DXでも同時上映中だ。
イベント情報
■場所:TOHOシネマズ日比谷 スクリーン12
上映情報
(C)「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC
★公式サイト touken-the-movie.jp/
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