FM802『RADIO∞INFINITY』 DJ樋口大喜の番組卒業スペシャルにハンブレ、キュウソ、OKAMOTO'Sらサプライズ登場
FM802『RADIO∞INFINITY』 DJ樋口大喜 卒業スペシャル
リスナーと一緒にライブハウスシーンを追いかけるFM802『RADIO∞INFINITY』(毎週木曜 24時〜27時生放送)。2010年にDJ 飯室大吾が担当していた同プログラムを、2018年にバトンを受け取り、5年間にわたって番組DJを務めた樋口大喜が、3月30日(木)の放送で卒業した。
DJ樋口大喜
卒業を惜しむリスナーからお便りやSNSでたくさんのメッセージが寄せられ、冒頭から感極まってグッと涙をこらえる樋口。さらに、お世話になったコンサートプロモーターやレーベルスタッフらに贈っていた粗品「お世話になりま品」が、激励のメッセージ、そして過去のエピソードと合わせてツイッター上を埋め尽くしていることを知り、過去の思い出がフラッシュバックしていっそう感涙する場面も。冒頭からエモーショナルな展開が続くも、いつもの『RADIO∞INFINITY』らしく明るく前のめりに、生放送が3時間にわたって届けられた。
冒頭で紹介されたメッセージでは、「『RADIO∞INFINITY』が心の支えでした。大学入学と同時にコロナ禍に入り、不安で眠れなかった夜を機にラジオを聞くように……。ライブハウスにほとんど行ったことがなかった私に、ライブハウスの楽しさを教えてくれて、番組イベント『寿限無座』でライブハウスが大好きになりました。ラジオで聴いていた曲を、生で聴けた感動は今でも忘れません」と、ハシリコミーズの「インターバル」をリクエスト。
DJ樋口大喜
これを受けて感謝を伝えながら、樋口は、改めて前任のDJ飯室大吾先輩から引き継いだ、2018年の番組が始まる前の懇親会での決意を振り返りながら、番組が続いてきたのは自分自身の力ではなく、あくまでもミュージシャンの鳴らす音楽と、ラジオを聴いてくれて、リクエストやメッセージを送ってくれるリスナー、そして周りで支えてくれるスタッフや関係者のおかげだと語る。
卒業への悔しさや寂しさをのぞかせつつも、コロナ渦という3年もの苦しい期間=暗い夜をアーティストやリスナーと一緒に乗り越えられたこと。そして番組が継続して、バトンが繋がったことへの喜びと感謝を伝えた。そして番組が継続して、バトンが繋がったことへの喜びと感謝を伝えた。「全て、あなたのおかげなんです。今日も変わらず、隣にいてくれると嬉しいです」と語り、KALMAの「隣」へ。また、「変わらないために、変わり続けることの大事さ」について伝え、これを体現し続けているバンドとして紹介したOKAMOTO'Sから「DOOR」といった、番組ゆかりのアーティストの楽曲へと繋ぐ展開が印象的だった。
新DJ ハタノユウスケ&樋口大喜
前半で、樋口からバトンを受け取る新DJ ハタノ ユウスケも登場。樋口からの「番組初登場恒例の1分間自己紹介タイムをどうぞ!」という無茶振りの洗礼に四苦八苦しながらも、番組への愛と意気込みを語り、改めてリスナーに挨拶するシーンも。
また、番組の題字を手がけたキュウソネコカミのヤマサキセイヤとヨコタシンノスケのほか、黒子首、OKAMOTO'Sのハマ・オカモト、SHE'Sの井上竜馬からサプライでメッセージも到着。これには樋口大喜(び!)&込み上げてくる感情がひとしおの様子で、聴いているこちらまでうるっときた。
「電波無限大」Re:nameの高木一成、the paddlesの柄須賀皇司がサプライズ登場!
さらに、「あなたを睡魔から守る! ムゲン防衛軍」の企画では、このコーナー第1回目(NO.001)の隊員であるw.o.d.のサイトウタクヤが新曲とともにメッセージを届けてくれた。さらにさらには、関西の4バンド・the paddles、CAT ATE HOTDOGS、Re:name、Bye-Bye-Handの方程式による番組企画のコラボユニット「電波無限大」から、Re:nameの高木一成、the paddlesの柄須賀皇司がサプライズで登場。ラストは、ハンブレッダーズが、ツアー中にも関わらずスタジオに駆けつけ、樋口の『RADIO∞INFINITY』最後の生ゲストで登場する感動的なフィナーレに。
ハンブレッダーズ
いよいよ放送が終了というところで、樋口は改めてアーティストやリスナー、そして番組スタッフに感謝を伝えた。そして、周りに支えられて5年間続けてくることができたと振り返り「みんな誰かに頼って、迷惑をかけて。めんどくさいなと思いながら、前に進んでいく。それはこれまでもこれからも変わらないと思います。もし、あなたが孤独と感じてたとしても、独りだったことは決して一度もありません。だからしんどくなったら、誰かに頼ってください。これは『RADIO∞INFINITY』の樋口大喜との最後の約束にしましょう。あなたが孤独を感じたとしても、独りだったということは、決して、一度もありません。だからしんどくなったら、誰かに頼ってください。ラジオは受け手の想像力が必要なメディアです。好きなものをひたすらに届ける。だけどこれは空気の振動にしかならない。その振動を想いに変えてくれるのはあなたです。本当に今日までありがとうございました。またどこかで、音のなる場所で会いましょう」………
DJ樋口大喜
そして、樋口の合図でハンブレッダーズが生でジングルを演奏。「またどこかで、音のなる場所で、そう、ライブハウスで会おうぜ!」と樋口が言い放ち、ハンブレッダーズの「ライブハウスで会おうぜ」スタジオ生ライブ演奏で幕を閉じた。
ハンブレッダーズ
ハンブレッダーズ
ハンブレッダーズ
文=SPICE編集部(大西健斗) 写真=オフィシャル提供(撮影:渡邉一生)
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