【BOM】KJヒロシインタビュー「OFGでの試合だと、自由に動ける感覚がある」
『ROAD TO ONE & Shimizu presents BOM OUROBOROS 2023』が4月9日(日)に大田区総合体育館(東京都)で行われる。
今大会の第五試合に出場するKJヒロシが、インタビューを行った。対戦相手は鈴木真治。
――以前からお聞きしたかったのですが、KJヒロシというリングネームはどういう理由でそうなったんですか(本名は末吉裕司)?
KJ ジムの先輩の会員さんが付けてくれました。キックを始めた頃、スパーリングで手加減もできずガツガツ行っていたので、「お前は格闘ジャンキーだな」と言われたことで、そこから“KJ”と言われるようになりました(笑)。たまに“JK”と言われるのが嫌なんですけど。
――トーナメント決勝戦に向けて強化してきたことはありますか。
KJ 距離感に気を付けたり、鈴木選手はローキックが巧いので対策を練ってきました。僕も相手も下がらない選手なので、僕の勝ちたい気持ちで真っ向勝負をした上でねじ伏せようと思います。
――前回12月のトーナメント準決勝でのクボ マサヤ選手との試合では、凄く気持ちの出た試合でした。やはりその差が勝敗に影響したと思いますか?
KJ そうですね。クボ選手とは再戦になり初戦では気持ちの面で負けていましたし、あの時は4連敗していたので尚更でした。でも僕は毎回進退を懸けていますし、勝ちたい気持ちがあるので、ああいう試合内容になってしまいます。
――準決勝と同じく、今回もOFG着用になりますが、自分にとって有利な戦いになりますか?
KJ 僕はOFGでの試合だと、自由に動ける感覚があり、そこはグローブと違うのかなと。グローブだとブロッキングを重視していますが、OFGだとブロックしても隙間からパンチが入ってくるので動き続けて捌くことを意識しています。
――トーナメント優勝後はやはりONE本戦出場を狙いますか?
KJ そうですね。正直なところ、準決勝ではONE出場よりも勝ち星が欲しかったのでONEのことは気にしていなかったのですが、この試合で勝つとONEへの道が切り拓かれるのでやっと意識するようになりました。
――ONEで対戦したい選手はいますか?
KJ 記者会見の時はノンオー選手しか知らないとは言ったのですが、よく調べたら知っている選手がたくさんいました(苦笑)。ジムのトレーナーからはヨードレックペット選手からどうだ!? という話になってます(苦笑)。めちゃくちゃ強いですが、結果にこだわりつつリングやケージで僕のファイトスタイルをお客さんに見てもらいたいと思います。
――戦いたい相手として梅野源治選手の名前も挙げてましたが、いつから対戦を意識してましたか。
KJ 12月に勝利した後に梅野選手ともいい勝負ができるんじゃないかとトレーナーから言われた時からでしょうか。元々、僕は梅野選手は憧れの存在であり、人柄、プロ意識とか全部好きで学ばされています。ミット打ち動画を見ても凄くて、僕のファイトスタイルもそこに影響を受けている部分があります。選手をやっていて憧れの存在だとその選手を超えられないので、今年の目標は梅野選手と試合をして超えることに切り替えました。梅野選手とやれるんだったら階級を下げます。ちなみに、梅野選手のサインだけじゃなく、ヤバイヨTシャツも持ってるんですよ(笑)。
――ROAD TO ONE ムエタイ ライト級トーナメントに出場しているレンタ選手も梅野選手との対戦をアピールしています。
KJ 日本のムエタイ界のライト級のトップに君臨していると思いますし、やはりそうなりますよね。実は以前にレンタ選手との試合オファーをいただいたことがあり、契約体重などが合わず流れたことがありました。梅野選手との対戦につながるのであれば、いずれレンタ選手とやることになるかもしれませんね。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
KJ Y’ZD蒲田と沖縄からたくさん応援に来てくれますし、ペイパービューでも応援してくださる方がいますので、僕の生き様を試合で見せて勝ちます!
記事提供:BOM