「ポケットモンスター」と「鉄拳」の夢のコラボレーション作品「ポッ拳」が遂に稼働!! 初日プレイレポートをお届け

レポート
2015.7.17
「ポッ拳」公式サイトより引用 ©2015 Nintendo ©1995-2015 Nintendo/Creatures lnc/GAME FREAK inc ©BANDAI NAMCO Entertainment Lnc

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「ポケットモンスター」と「鉄拳」の夢のコラボレーション作品「ポッ拳」が遂に稼働!! 初日プレイレポートをお届け

 2015年7月16日(木)より、全国のゲームセンターにて「ポッ拳 POKKEN TOURNRMENT」(以下ポッ拳)が稼働開始した。「ポッ拳」とは、株式会社ポケモン制作のRPG「ポケットモンスター」シリーズと、バンダイナムコエンターテインメントの対戦型格闘ゲーム「鉄拳」がまさかのコラボレーションを果たした作品で、ポケモンシリーズ初の対戦アクションとなっている。キャッチコピーは「大人のポケモンの闘いが始まる。」で、もしポケモンが本当にいたらというリアルさを追求した作品とのこと。今回はそんな「ポッ拳」の初日プレイレポートをお届けしよう。

2つのフェイズを繰り返す新感覚格闘アクション

 まず筆者が台に座っていきなり驚かされたことは、操作が通常のアーケードスティックではなくコントローラーを採用していることだった。確かに最近では「ウイニングイレブン アーケードチャンピオンシップ」のように通常のコントローラーが使えるゲーム自体は存在していたが、デフォルトで採用していて、しかもそれが格闘ゲームでこの操作を採用しているものは前代未聞である。このコントローラー採用こそ、このゲームがコアユーザー向けのイメージのある「対戦格闘ゲーム」ではなく、幅広い層に気軽に楽しんでもらえる「対戦アクション」として開発したという、バンダイナムコの原田勝弘さんの宣言を証明するものだと感じた。

「ポッ拳」公式サイトより引用 ©2015 Nintendo ©1995-2015 Nintendo/Creatures lnc/GAME FREAK inc ©BANDAI NAMCO Entertainment Lnc

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 そんな本作だが、基本システムも通常の対戦格闘ゲームと大きく異なり、開始時は3Dのフィールドを360度自由に動かせるフィールドフェイズで戦闘し、特定の攻撃を当てるか当てられると、通常の格闘ゲームのような2Dの画面のデュエルフェイズに移行、そして、デュエルフェイズで一定の攻防が進むと再びフィールドフェイズに切り替わるというフェイズチェンジシステムが採用されている。攻撃を当ててフェイズチェンジさせた側には後述する共鳴ゲージと呼ばれる、闘いを有利にするゲージがもらえるため、いかにフェイズチェンジ攻撃を当てて有利な状況かを築くことが求められる。フィールドフェイズでは特定の攻撃を当てない限りフェイズチェンジは起きないが、デュエルフェイズでは一定のダメージでもフェイズチェンジが起きる上に、ポケコンボ(Yボタン連打で攻撃をつなげること)といった大ダメージを狙える行動が使えるようになるため、フィールドフェイズではフェイズチェンジ攻撃をいかに当てるか、デュエルフェイズでは大ダメージを狙う立ち回りが基本になるようだ。

「ポッ拳」公式サイトより引用 ©2015 Nintendo ©1995-2015 Nintendo/Creatures lnc/GAME FREAK inc ©BANDAI NAMCO Entertainment Lnc

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 この一連の攻防で入手した共鳴ゲージがMAXになると共鳴バーストが発動できる。共鳴バースト中は攻撃力と防御力が上がった上、体力が少し回復し、一定の攻撃でよろけなくなる。さらに、1回だけバーストアタックと呼ばれる、超必殺技的な技を使用可能になるという、非常に強力な状態となるため、勝つためにはいかに共鳴ゲージをためて発動するかということが重要になってくる。ただし、この共鳴ゲージはラウンド引き継ぎなため、無理に発動せずとも勝てそうだと判断した場合は温存するのもありだが、出し惜しみして負けては意味が無いので、油断しすぎないように注意しよう。

「ポッ拳」公式サイトより引用 ©2015 Nintendo ©1995-2015 Nintendo/Creatures lnc/GAME FREAK inc ©BANDAI NAMCO Entertainment Lnc

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 その他に重要なシステムとして近距離攻撃の3すくみが挙げられる。「通常攻撃」ガードしている相手にも有効な「つかみ攻撃」つかみ以外の相手の攻撃を無効化しつつ攻撃する「ブロック攻撃」と大きく分けて3種類の攻撃があり、例えば通常攻撃はつかみ攻撃に強い代わりにブロック攻撃に弱いといったように3すくみの関係になっているのが特徴だ。これらのジャンケンに勝利すると一方的に攻撃できることに留まらず、共鳴ゲージが増加するため、いかにこの読み合いを制するかが勝利の鍵となる。

「ポッ拳」公式サイトより引用 ©2015 Nintendo ©1995-2015 Nintendo/Creatures lnc/GAME FREAK inc ©BANDAI NAMCO Entertainment Lnc

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 ゲージは共鳴ゲージの他にサポートゲージがあり、そのゲージがMAXの時にサポートポケモンを呼ぶことが出来る。これらサポートポケモンは2体1セットで、対戦前に設定出来、種類は攻撃、妨害、強化の3種類が存在する。なお、サポートポケモンはラウンド毎に変更できるが、ラウンド勝利時は使っていたサポートポケモンのゲージはゼロになるが、使用してない方のポケモンのゲージはMAXスタートになる。これらは前ラウンドのゲージ状況は関係無く、また以外にゲージは貯まりにくいため、基本的にゲージMAXの方に変えていくのがいいのかと思われる。

「ポッ拳」公式サイトより引用 ©2015 Nintendo ©1995-2015 Nintendo/Creatures lnc/GAME FREAK inc ©BANDAI NAMCO Entertainment Lnc

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現在使用できるポケモンは8名だが、追加参戦も!?

 上記のことをチュートリアルで学び、いよいよ実践。チュートリアル代は全部で300円と若干割高感はあるものの、ここで学べることは重要な要素であることと、プレイすることで報酬がもらえるため、出来ればチュートリアルは済ませておきたい。ちなみに本作はバナパスポートに対応しており、使用することでプレイデータやアバターアイテムなどの報酬を保存できる。バナパスポート無しでもプレイできるが、プレイごとにポケモンに経験値が入って一定数を超えるとレベルが上って能力を割り振れるようになるため、今後も続けてプレイする場合はバナパスポートを使用することをオススメする。

 モードはCPU戦、全国対戦、店内対戦の3つ。ここで言うCPU戦とは、通常の格闘ゲームのアーケードモードとは多少異なり、全部でEASY・NORMAL・HARDの3種類の難易度を選び、2戦ほど戦うモードで、ストーリーなどは無い。ちょっと戦える回数が少ないため、使い慣れてないポケモンやコンボの練習程度にとどめ、基本的には全国対戦を行うことを想定しているのではないかと思われる。少なくとも私はそう考えたため、私は軽く1回だけCPU戦を行い、その後すぐに全国対戦に向かった。

 現在使用できるキャラクターはルカリオ(スタンダード)ピカチュウ(スタンダード)リザードン(パワー)スイクン(スタンダード)カイリキー(パワー)マニューラ(スピード)サーナイト(テクニカル)ゲンガー(テクニカル)の8体。名前の右の表記はポケモンタイプで、大体こういう感じのポケモンだということが表されたもの。基本的には納得できるタイプではあるが、スマブラでバリバリスピードタイプのキャラとして動き回っているピカチュウがスタンダード、原作作品ではメガシンカ後はマニューラよりも素早いゲンガーがテクニカルなど、若干違和感が残る点はあるものの、あくまでこのゲームにおけるキャラ特性ということだろうと思われる。現在は上記の8名だが、稼働初日である16日にバシャーモの追加参戦が発表された。今後もこのような形で次々と新ポケモンが参戦することに期待したい。

 筆者が今回使用したキャラクターは自分が原作ゲームプレイ時にもお世話になったマニューラとサーナイト。マニューラはスピードタイプで、その高い機動力から飛び道具をかわしつつ一気に接近でき、また攻撃スピードも早いため、相手を圧倒することが可能。遠距離攻撃は少ないものの、移動距離の長い攻撃手段が多いため、フィールドフェイズ、デュエルフェイズ共に立ち回りでは基本的に有利が取れる印象。ただし、攻撃力がかなり低く、特にパワータイプが相手の場合は1回の読み負けですぐにリードをひっくり返されてしまう危険性がある。特に、ブロック攻撃での反撃が致命傷になるため、相手につかみ攻撃を見せて、容易にブロック攻撃をさせないような立ち回りが重要になりそうだ。サーナイトはテクニカルタイプで、範囲が広い使いやすい飛び道具を多数備え、遠距離攻撃からすぐデュエルフェイズに移行できるため、近くに寄らずに戦える。ただし、動きが遅く、近距離攻撃の性能が悪いため、デュエルフェイズで自分から切り込む攻撃に欠ける。そのため、飛び道具で相手を動かしつつそれを迎撃する迎撃主体の攻めが主体になるだろう。このように、ポケモンによって得意な攻撃や戦法が大きく異なるため、勝つためには自分の戦闘スタイルにあったポケモンを使うか、はたまた自分の好きなポケモンに合った戦い方を模索するかが必要になるだろう。

「ポッ拳」公式サイトより引用 ©2015 Nintendo ©1995-2015 Nintendo/Creatures lnc/GAME FREAK inc ©BANDAI NAMCO Entertainment Lnc

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誰でも格闘アクションの真髄を楽しめるようにした作品

 本作は十字キーとボタンの単純な組み合わせで技が出せるため、操作技術が問われることは基本的になく、また、360度自由に動き回れるフィールドフェイズや、適当にYボタンを押すだけでコンボが繋がり大ダメージを与えられるポケコンボ、ド迫力モーションが拝める共鳴バーストなど、全てが単純操作で誰でも楽しく爽快に動かせる間口の広さを持っている。それでいて、近接攻撃の3すくみや、遠距離攻撃の刺し合い、はたまた距離をいかに詰めるかといった要素により、対戦格闘ゲームの醍醐味である読み合いの楽しさを十分に堪能できるため、普段格闘ゲームをプレイしているユーザーには新たな対戦格闘アクションを、普段プレイしないユーザーには格闘ゲームの入門としてオススメできる作品となっている。私も長らくアーケード対戦格闘ゲームから離れていたが、これを機に再び対戦格闘の世界に復帰したいと思える作品に出会え、しかもそれが自分の大好きなポケモンを題材にしたゲームであるという幸運に感謝するばかりだ。

「ポッ拳」公式サイトより引用 ©2015 Nintendo ©1995-2015 Nintendo/Creatures lnc/GAME FREAK inc ©BANDAI NAMCO Entertainment Lnc

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