声優・結那アーティストプロジェクトLustQueen、豪華ゲストを招いての最大規模となるSpotify O-EAST自主企画を前に語るこれまでとこれから

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2025.1.5
LustQueen

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「ラブライブ!スーパースター!!」Liella!のメンバーとしても活躍する声優・結那の、アーティストプロジェクトLustQueen。2024年4月の始動から、6月に1st EP『LustQueen』のリリース、9月と11月に下北沢シャングリラで開催された自主企画『Stairway to Queen』を両日SOLD OUTと、着実に歩みを進めてきた。そして11月公演で発表された2025年2月にSpotify O-EASTで開催されるSCANDAL、Aika Kobayashiという結那自身が尊敬する先輩アーティストを招いての最大規模の自主企画を前に、走り抜けてきた2024年と勝負となる2025への展望を語ってもらった。

──LustQueenは2024年4月1日にプロジェクト始動が発表されて以降、定期的にライブを行ってきました。中でも9月と11月には主催イベント『LustQueen presents Stairway to Queen vol.1』および『同 vol.2』を実施しましたが、2回終えた手応えはいかがですか?

主催イベント自体が初めてだったので、1回目は特に気持ちが引き締まりました。主催だからといって何もかも全部を私ひとりで背負わなきゃというわけではないですけど、気持ち的には自分がしっかりしなきゃというか、しっかり引っ張っていけるような人でいなきゃと思っていたので、とにかく緊張感が強くて。普段ステージに立つときは直前だけめちゃめちゃ緊張するタイプなんですけど、あのときはライブが始まってからもずっと緊張していましたしね。もちろんライブ自体は楽しかったんですけど、「LustQueenとしての主催イベント第一歩なんだから、ちゃんとしたところを見せなきゃ。カッコよくいなくちゃ」という思いも強かったですし、そういう感じで常に緊張の糸が張り詰めていたのが初回でした。

──11月の2回目もその緊張は変わらなかった?

それがですね、2回目のときはいい意味で慣れというか馴染んできた感が出てきて。今までは歌っていても、細かいミスとかを最中に気にするタイプだったんですけど、「そんな細かいことを気にしてちゃダメだ!」って思えるようになってきたのが11月のライブだったんです。ライブに来てくださるお客さんがいて私はステージに立てているんだ、LustQueenの音楽を楽しみに来てくれる方なんだから、自分がミスを気にしてくよくよしていたら、観ている皆さんに楽しんでもらえない。だったら、この瞬間だけは思いきりやろう、どんなことがあっても思いっきりぶつかってやろうという気持ちが強くなったことで、また自分の殻をひとつ破れた感覚があります。

──確かに、ライブ中のミスを意識しすぎしちゃうと気持ちを切り替えるのも大変ですものね。

そうなんです。今まではミスったときの責任とか、そういったマイナスの矢印方向が全部自分に向けられるような考え方だったんですけど、もっと自分を開放して、逆にその矢印を私が歌うことで皆さんに放出してもいいんじゃないかって。そういうことができないと、歌っていても思いが伝わらないし、何も始まらないよなって。そう考えると、この経験はすごく大きかったなと思います。

LustQueen

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──対バン相手のLonesome_Blue、TRiDENTはいかがでしたか?

Lonesome_Blueさんとは初めてご一緒したんですけど、私は以前ライブを観に行ったことがあって。皆さんめちゃめちゃカッコよくて、会場にいる人すべてを引き込む能力もすごいし、同性の私も憧れるようなオーラを放っている方々だったので、お会いするときも緊張していたんですけど、皆さんすごく優しく声をかけてくださったんです。ライブで見せるバチバチした存在感とのギャップがまた素敵で、そこでより一層好きになりました。TRiDENTさんとの対バンは二度目でしたけど、ステージでのパワフルさが本当にすごくて。私はリハーサルもずっと見学させていただいたんですけど、楽器を持った途端に3人がすごく強くなって、一つの大きな塊になるような感じがして。しかも、リハーサルが終わったあとも楽屋で「リハはこうだったから、本番はもっとこうしよう」とか、ずっと音楽の話をしているんです。そういう、本番ギリギリまで良くしようと話し合っている姿に刺激をもらいました。

──そういう学びがたくさんあると、今後のライブへの臨み方もまた変わってきそうですね。

私はバンドメンバーがサポートという形ではやらせていただいているんですけど、私としては全員LustQueenの一員だと思っているんです。それを私から「みんな、LustQueenの一員としてやってほしい」と伝えていて、みんなもそれに応えてくれて、「一緒に頑張ろう!」と返してくれたりして。最初のうちは私が恐縮してしまってうまく意見を伝えられないこともあったんですけど、最近は「ここはもうちょっとこうしたほうがいいんじゃない?」とか「終わりはこうしたほうがカッコいいよね」とか積極的に話し合えるようになったし、パフォーマンス中もアイコンタクトを取る機会も増えたし、本当に楽しいんです。

──結那さん自身が変わることで、周りもどんどん変わっていきますものね。

そこは私にとっても最大の課題ですね。私自身、もともとリーダー的なことをする機会をあまりしてこなかったので、いざバンドの一番前に立ったことで急に心配になってしまって。このLustQueenでの活動を通じて、ちょっとずつでも自分を変えていけたらと思っていますし、もっと言えばLustQueenは歌でストレートに思いを届けことを一番大切にしているので、その歌と真剣に向き合っていけば、きっとメンバーにも響いていくんじゃないかなと思っているので、今はそこも頑張っている最中です。

──結那さん、意外と背中で見せるリーダータイプなのかもしれませんね。

確かに。言葉で伝えるのは難しいから、どんどん態度や姿勢で見せられるようになりたいです。

LustQueen

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──その2回のライブで、新曲もそれぞれ2曲ずつ披露しています。すでにリリース済みの楽曲もありますが、このインタビューではその新曲4曲についても結那さんから解説していただけたらと思います。

わかりました!

──この4曲を聴くと、1st EP『LustQueen』で示した方向からどんどん広がりを見せているなと感じました。

当初からのLustQueenらしい個性はずっと残していきたいけど、やっぱり音楽の幅を広げていきたいし、わたしの性格的にもいろんなことをやりたいタイプなので、「あ、こういうのもいけるんだ」って驚いていただけるように選曲させていただきました。

──ライブを何度か経験してきたからこそ、「ライブでもっとこういう曲が欲しい」という気づきもあったと思いますし、そういった意思がこの4曲からしっかり伝わってきます。

ありがとうございます。例えば曲中のコール&レスポンスとかシンガロングって、音楽におけるアーティストとお客さんにとって必要不可欠なコミュニケーションツールだと思うので、そういう要素も重視して選びました。例えば、主催イベントのタイトル『Stairway to Queen』が“女王への階段”という意味なので、「My life is My Story」は女王らしい楽曲を作りたいとお願いして。歌詞にも女王様らしい、ちょっと上から目線な感じを入れていただいたりしました。

──その「My life is My Story」はストレートなロックンロールを基調とした、新鮮な1曲ですね。

最初に聴いたときに一目惚れ……一耳惚れ?しちゃって。まだ歌詞が付く前の段階だったけど、疾走感の強いストレートな曲調や途中で雰囲気が変わるようところもすごく気に入って、「絶対にこれを歌いたいです!」ってその場でスタッフさんに伝えました。聴いているだけで体が勝手に動いてしまうような曲だったので、ライブでも一発でハマるだろうなと思っていたんですけど、実際に初披露したときも想像以上の盛り上がりで。ある意味自分を忘れられるというか、その世界観に入り込みやすかった楽曲なので、気づくともう曲が終わってるぐらい没頭できました。

──歌詞はおっしゃるように、LustQueenの姿勢をそのまま投影したような内容です。

私は形にはハマらないで生きたいタイプの人間だからこそ、今の自分とはまた違う、強くなった自分を想像して歌っていて。それをみんなに聴かせたいっていうのもあったんですけど、ある意味“変わりたい自分”に対して歌っていた部分もあったんです。「自分の人生なんだから、自分がヒロインでみんながヒーローでいいんだよ」っていうことを一番に伝えたかったからこそ、もし自分の中に閉じこもってる方がいたらそういう人のもとにこの曲が届いたらうれしいなって思います。

──自己肯定を促すような。

そう、自己肯定感爆上げソングです! もう全部勘違いでもいいんじゃないか、ライブをやってるときくらい自惚れたっていいじゃんみたいな感じで歌ってたので、今は自己肯定感が低い方々にも刺さればいいなと。なので、まずは私がステージに立って、自分自身でその自己肯定感を証明できればと思いながら、ステージに臨んでいます。

──結那さんがステージでその姿を見せることで、「自分たちの人生、自分たちが主役なんだ」と背中を後押しする。そして曲後半のシンガロングパートで、気持ちがひとつになってみんなで叫ぶという流れも最高です。

あそこで周りを気にせずに自分らしくいていいんだよって気づいて、共鳴し合える空気になるのがすごくうれしくて。バンドメンバーもコーラスに参加してくれているので、前からも後ろからも歌声が聞こえてくるとすごく幸せを実感できます。

LustQueen

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──9月のライブでは「My life is My Story」に加えもう1曲、「Twin Ray」も披露されました。この曲は比較的1st EPの流れに近いタイプですよね。

これはすごい感情移入ができる楽曲で。自分の中にいつもどこかで葛藤していたり、急に元気になったり急に消極的になっちゃったりといろんな感情があるんだけど、そのいろんな移り変わるいろいろな感情を表現したいなって思って、この楽曲を作っていただいたんです。

──タイトルの「Twin Ray」というのは、その感情の交わりを示す言葉なんでしょうか。

そうです。ひとつの感情にもうひとつの感情が引っ張られちゃったり、時にはいい方向に作用するけど時には邪魔になってしまったりすることがある。でも、どちらの感情も自分自身だし、そのいろんな感情があるから今ここで歌えているんだよっていうのがこの曲のストーリー。この曲に出会って、私自信が救われたなって思います。

──歌詞の中に〈誰にとっての誰?〉と葛藤や迷いを表すようなフレーズが含まれていますが、自己肯定感の強い「My life is My Story」と対極にあるものの、そのどちらも結那さん自身でありLustQueenなんだという。

そうなんです。私は「Twin Ray」での葛藤や迷いを経て「My life is My Story」にたどり着くと解釈していて。なので、9月のライブではこの順番で2曲披露させていただいたんです。自分でもよくわからない感情を言葉で言い表したのが「Twin Ray」なので、ステージに立って歌っているときは強い自分でいられるからこそちゃんとお客さんに届けたくて。初めて聴いた人にも、この2曲を通じた感情の移り変わりが伝わっていたらうれしいです。

──11月のライブでは、その直前に配信された「そうです!!!」が披露されました。この曲はポケモンアニメシリーズ『POKÉTOON』の最新作『怒りのオコリザル観察日記』エンディング楽曲にも採用されました。

初めてのタイアップがポケモンシリーズというのが、本当に信じられなくて。うれしいって言葉だけじゃ足りないくらいの喜びがあります。歌詞の1番はキャラクターのオコリザルのことについて歌っているんですけど、2番以降はキャラクターだけじゃなくてLustQueenについても歌われていて。この曲はFLOWのTAKEさんに作っていただいたんですけど、打ち合わせの際に「LustQueenとしてみんなに伝えたいことはありますか?」と聞いてくださったんです。そこで「自分らしく生きていいんだよってことはずっと伝えていきたくて」とお伝えしたら、ちゃんとその要素を2番に織り混ぜてくださって。もちろんオコリザルについて歌っているというのは大前提としてあるんですけど、それでいてちゃんとLustQueenとしてのメッセージを込めた楽曲にもちゃんと仕上がっていることが本当にありがたかったですし、聴いた方からも”めちゃめちゃ元気をもらえてます”とか”この曲を聴くとテンションが上がって仕事を頑張れます”という声がたくさん届いていて、ちゃんと思いが伝わっているなというのを日々感じてうれしく思います。

──確かに、聴いているだけでポジティブな気持ちになれる1曲ですよね。特に2番以降の歌詞で表現されている迷いから解放されていく歌詞も、非常にLustQueenらしいですし。

特に私は〈周りに気を取られず己の道を〉ってフレーズが刺さったんですよ。私自身、周りのことを気にしがちなんですけど、このフレーズを歌うたびに「私は私なんだ」って自分を取り戻せる気がして。こういうストレートな言葉で言い表してくれているから、より奮い立たせられるんです。あと、これは後から気づいたのでまだTAKEさんに直接聞けていないんですけど、オコリザルってコノヨザルに進化するんですね。で、この曲の最後のほうに〈この世の限界突き抜けろ〉ってフレーズが出てくるんですけど……。

──あ、コノヨザルにかけている?

すごくないですか? もちろん私の勝手な憶測なんですけど、ただの偶然だったとしてもすごいなと思って。この1行を歌うたびに、いつも鳥肌を立てながら歌ってます。

LustQueen

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──そして11月のライブではもう1曲、「未来花(みらいか)」も初披露されました。

実は11月のライブが終わったあと、「『未来花』が一番よかったです!」って言ってくださる方が多かったのがうれしくて。LustQueenとしてもですけど、私自身もこういうテイストの楽曲を歌うのが初めてだったので、初披露は緊張したんですよ。

──確かに、これまでのLustQueenにはなかった、スケール感の大きなミディアムナンバーですものね。

最初に聴いたときからめちゃめちゃ好きだなと思ったんですけど、「果たしてこれを自分に歌えるのかな?」という心配もあって。これまでの楽曲ともテイストが全然違うし、私の歌声に合っているのかなと不安を覚えたものの、いざ歌ってみると……ほかの楽曲よりも音が詰まっていないぶん、私の声がダイレクトに届くのかなと気づいて。かつ、歌詞も私の好きなお花が題材で、儚く綺麗に舞う花びらの情景が思い浮かべやすくて、まるで1本の映画を観ているような曲に仕上がったなと思っています。

──ほかの3曲よりも温かみが強調されているんだけど、Bメロではリズムが急に3拍子になったりとフックも用意されていて、聴き手を優しく包み込みながらも最後までドキドキさせてくれる。そういうところもLustQueenらしいなと思いました。

ありがとうございます。私も最初は全編優しく歌うのがいいのかなと思っていたんですけど、向き合っていくうちに優しさだけじゃない……例えば、追いかけたいけど追いかけられなかった、夢に届かなかった悔しさみたいな感情も表現できないかなと思うようになって。なので、そういう感情の起伏もこの1曲の中には詰まっていますし、ライブでは歌声を遠くまで強く届けたい、広く響かせたいと思ったので、そういう部分でも最初に聴いたときと比べて曲の解釈も変わってきたと思います。なので、ライブで歌うと胸を締め付けられる瞬間もあるんです。だからこそ、この締め付けに負けないように歌おうという強さも自然と湧いてくる1曲ですね。

──ここまでお話を聞いて思ったんですが、結那さんは自分自身と真正面から向き合って、そこで出会った感情をどこまでさらけ出すか、躊躇せずに発散させられるかを、このLustQueenというプロジェクトを通じて実践している。だから、ライブで初めて聴いた新曲でもお客さんは心を揺さぶられるんじゃないかなと。

そう言っていただけて、すごくうれしいです! その感情表現っていうのはLustQueenにとって欠かせないものですし、どこまでいっても今の自分に満足することってないんだろうなって思うから、その届きそうで届かないもどかしい思いを隠さず、ちゃんとぶつけていくことが今自分にできること、やるべきことなのかなって。もちろんカッコつけたい自分もいるんですけど、そういうカッコ悪さや情けなさも全部見せることが私の成長にもつながっていくんじゃないかと信じて、この活動に臨んでいます。

LustQueen

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──2月11日には主催イベント『Stairway to Queen vol.3 & vol.4』が開催されますが、さらに成長したLustQueenの姿を見せる絶好の機会になりそうですね。

そうですね。でも私、今から緊張しているんですよ。だって、ゲストさんが本当に豪華すぎるじゃないですか! 初めて聞いたとき、絶句しちゃいましたもん(笑)。このお話をしている今も「え、夢?」って、まだ信じられていないですから。

──14時開演の『Stairway to Queen vol.3』には、ゲストとしてSCANDALを迎えます。

誰もが知っている存在ですし、私自身もずっと憧れていた方々なんです。だって、ガールズバンドといえば誰もがSCANDALさんの名前をあげるじゃないですか。そんな偉大な存在と対バンをする日が来るなんて、1ミリも想像していなかったですよ。私、高校生のときにやっていたバンドで、メンバーと「SCANDALさんを目指したいよね」って話したことがあって。そもそも最初にギターを持ってカバーをした楽曲が、SCANDALさんの「OVER DRIVE」だったんです。ライブハウスでも演奏させていただきましたし、それこそステージ上でのアクションも真似したりしていた、私の青春が全部詰まっているのがSCANDALさん。それだけ思い入れが強いからこそ余計に信じられなくて。きっとイベント当日まで信じられないんだろうなって思います。

──当日は憧れの大先輩に胸を借りるつもりで臨むことになるのでしょうか。

そうですね。今から緊張がハンパないんですけど……結局私は私のまま、ありのままの自分で頑張れればいいなんじゃないかと思っていますし、この1年頑張ってきた成果をステージ上で証明したいです。

──そして、18:30開演の『Stairway to Queen vol.4』のゲストはAika Kobayashiさん。

あいきゃん(Aika Kobayashi)さんは私の大好きな先輩。こんなにも仲良くさせていただいて、自分のことを見てくれる先輩の存在が初めてだったので、大好きすぎるからこそそれを表に出しすぎないようにと思っていて……まあダダ漏れなんですけど(笑)。ライブも観に行かせていただいたこともあるんですけど、お客さん一人ひとりに対してしっかり愛をくれる素敵な方なんです。言葉だけじゃなくて行動で示してくれる方ってなかなかいないですし、だからこそすごく尊敬していますし、一生ついていきますっていう大切な存在です。以前、私がきゃんさんのライブを観に行ったあと、「本当にめっちゃよかったです!」って連絡したら、きゃんさんが「いつか一緒に歌えるといいね」と返してくれて。だから、今回のゲスト出演が決まったときは飛び跳ね案件でしたね。

──声優として同じ作品を通じて一緒に歌うこともできたはずだけど、アーティストとして同じステージに立てるというのは結那さんにとってそれだけ大きなことだったと。

そうなんです! きっと、きゃんさんも全力でぶつかってきてくれると思うので、後輩ではありますけれども精一杯の私のぶちかましたいです!

──1日2公演と体力的にもタフさを求められますが、そこもLustQueenの1年目最後の大きな壁になりそうですね。

あまりマイナスはことは言いたくないですけど……体力もそうですし、LustQueenだけで1日2公演も埋められるのかなという心配もあって。今回はゲストさんの力をめちゃめちゃ借りているので、このイベントを通じて自分自身の応援してくださる方の輪をもっと広げて、LustQueenだけでさらに大きなステージに立てるように頑張らなくちゃいけないなと思っています。

──ちなみに昨年の主催イベント同様、今回も新曲披露を期待していいんでしょうか?

もちろんです。現在絶賛準備中なんですが……今までのLustQueenの楽曲が私からリスナーの皆さんへ、ストレートに応援のメッセージを届けていくタイプだとしたら、今度の新曲はもっと狭く、一人ひとりにそっと寄り添って励ますような、そういうタイプかもしれません。そうやってライブ会場にいる一人ひとりに密に語りかけて、最終的に全員でひとつになれるような、そんな楽曲に仕上がりそうです。レコーディングでも皆さんのことを思い浮かべながら精一杯歌いたいなと思っているので、ぜひ楽しみに待っていただきたいと思います。

──そのほか、イベントについて現時点でお話できることってありますか?

これはできるかどうかわかりませんし、私が今ここで思っているだけなんですけど……せっかくゲストで出演していただくので、皆さんとコラボもできたらなと。あくまで願望ですけど、ステージで一緒に歌うことができたらいいなと、淡い期待を寄せております!(と、スタッフに目線を送る)

──実現することに期待しています(笑)。この主催イベントが終わると、LustQueenもいよいよ活動2年目に突入するかと思います。これからLustQueenとして、どんなことに挑戦してみたいですか?

ちょうど昨年末に『StarRise presents A moment of happiness Vol.1』という、同じ事務所に所属するアーティストが一堂に会するフェスがあったんですけど、そういう場に初めて出させていただいて、もっとLustQueenのことを知らない人たちにもライブを観てもらいたいなと思うようになって。アーティストさんごとにいろんなファンの方がいて、いろんな応援の仕方があるわけですけど、そういう人たちを最終的にどれだけ手を上げさせられるか、そこでアーティストとしての進化が問われるじゃないですか。今回出演してみて、そういう場面に遭遇できたことが本当に楽しかったんですよね。あの興奮をもっと味わいたいですし、そういう経験を積み重ねることでLustQueenとしてももっと成長できると思うので、フェスのような場に積極的に出ていけたらいいなと思っています。と同時に、そういう場にいつ呼ばれてもいいように、常に実力を発揮できるような能力も身に付けたいですし……そういう意味では、『Stairway to Queen』という主催イベントは大先輩の方々だけじゃなくて、自分と近い世代のアーティストさんなどいろんな人たちと共演できる、学びの場にしていきたいです。


取材・文=西廣智一 撮影=菊池貴裕

LustQueen

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そうです!!!【Official Lyric Video】

ライブ情報

LustQueen pre. Stairway to Queen
vol.3 2025年2月11日(火祝)Spotify O-EAST
Open/Start 13:00/14:00
Guest:SCANDAL
 
vol.4 2025年2月11日(火祝)Spotify O-EAST
Open/Start 17:30/18:30
Guest:Aika Kobayashi
 
オフィシャル2次先行
~2025年1月8日(水)23:59

プレゼント情報

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▼応募期間
1/19(日)23:59まで
▼当選告知
1月末(当選者のみDMにてお知らせします)
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