森とともにある『フジロック』、自然と音楽の共生を目指す取り組みとして今週末の『アースデイ東京』に参加 「NGOヴィレッジ」出展者募集も
『FUJI ROCK FESTIVAL』 Ⓒ宇宙大使☆スター
7月28・29・30日に新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催される『FUJI ROCK FESTIVAL'23』(以下、フジロック)は、今年で27年目を迎える日本最大級の野外ロックフェスティバルだ。
1997年に富士山麓で初開催した『フジロック』は、1998年に東京・豊洲、そして1999年から新潟・苗場に会場を移して現在に至る。日本のみならず、世界中から音楽シーンを牽引する旬のアーティストや大物ミュージシャン、さらに無名の新人までを網羅する幅広いラインナップでジャンルレスな音楽を一気に体感できる貴重な場として多くの音楽ファンから愛されてきた。コロナ禍の影響で海外アーティストの出演が叶わない年もあったが、今年はヘッドライナーのザ・ストロークス(THE STROKES)、フー・ファイターズ(FOO FIGHTERS)、リゾ(LIZZO)をはじめ、ゴージャスな出演アーティストの名が連なり、出演者第一弾発表時から大きな話題を巻き起こしている。
Ⓒ 宇宙大使☆スター
撮影=SPICE編集部
『フジロック』はロックフェスティバルだが、“音楽だけがすべて”というわけではない。会場内ではバラエティに富んだフードをはじめ、子どもが自由に遊べる「KIDSの森」を有する「キッズランド」や車いすも通れる木の道「ボードウォーク」などのホスピタリティ、『フジロック』のマスコット「ゴンちゃん」や大型装飾で場を彩るデコレーションなど、すべての分野で大いに楽しませてくれる。昔は歩きづらかった山道の大半も整備されるなど、天候以外の面では不便を楽しむことも少なくなってきた。今年からは快適さをさらに追求する「FUJI ROCK PLUS」が新たに導入されることもアナウンスされている。
撮影=SPICE編集部
Ⓒ 宇宙大使☆スター
こうして年々進化を遂げている『フジロック』だが、変わらないものがある。それは「自然と音楽の共生を目指す」というスローガンと、それを実行するための取り組みだ。
苗場の森を会場としている『フジロック』では、イベントで派生する環境負荷の軽減を試みるとともに、森の未来に向けての環境対策に取り組んでいる。「フジロックの森プロジェクト」では、来場者と一緒に森の保全活動を、「NEW POWER GEAR」では、地球温暖化の原因となるCO2を削減するためにクリーンなエネルギーへの転換を実践。「ごみゼロナビゲーション」では、『フジロック』で出たごみをリサイクルすることでイベント内資源循環に取り組んでいる。例を挙げると、場内で購入するドリンクが入れられた紙コップが、翌年の場内トイレに設置されるトイレットペーパーに生まれ変わって参加者をサポートしている。そのほか「NGOヴィレッジ」では様々な問題に取り組む団体が活動紹介を行う支援をしている。
Ⓒ 宇宙大使☆スター
■地球環境、森林保全、平和など様々な問題に取り組む「NGOヴィレッジ」出展者募集
Ⓒ 宇宙大使☆スター
『フジロック』会場内にある、小規模なNGO団体による活動紹介の場「NGOヴィレッジ」では、地球環境、森林保全、平和などさまざまな問題に取り組む団体が出展し、来場者に“社会のカダイ”をわかりやすく伝え、アクションへ踏み出すキッカケをつくっている。
一見難しそうに感じられるかもしれないが、実際は先にも述べた、クリーンなエネルギーへの転換を目指す「NEW POWER GEAR」などを楽しく体験できるコーナーが多く用意されているので、そうした体験を求める人や、遊びながら学べる場として活用する子どもを連れたファミリー層などが訪れる賑やかなエリアだ。
なお、現在「NGOヴィレッジ」への出展者が募集されている。募集締め切りは4月28日。詳細は、NGO ヴィレッジオフィシャルサイトまで。
■『フジロック』、今週末開催の『アースデイ東京 2023』に参加
Ⓒ 宇宙大使☆スター
4月15・16日に代々木公園で開催される『アースデイ東京 2023』に、『フジロック』の会場周辺の森の保全活動を行う「フジロックの森プロジェクト」とともに『フジロック』が参加することが発表された。『アースデイ東京』は、環境問題に対する人々の関心を呼びかけるイベント。そのため、自然と音楽の共生を目指す『フジロック』とも親和性が高い。今回出展される『フジロック』ブースでは、苗場の森の間伐材を使ったワークショップやオリジナルグッズの販売などを通じて『フジロック』が掲げる環境保全活動が紹介されるほか、「フジロックの森プロジェクト」の活動のひとつである、苗場の森の間伐材を活用した紙「フジロックペーパー」で作られた最新フジロック・フライヤーが配布される。なお、『アースデイ東京 2023』フリーコンサートにはリーガルリリー、Living Rita、ermhoi、加藤登紀子など、社会性と音楽性を兼ね備えるアーティストが出演する。
■は「第2次先行」販売中
早く買うほどリーズナブルな『フジロック』のは、第2次先行販売中。今年から新設された「Under 22」や、より快適な、気持ちいいフジロックを過ごしたい人に向けた新サービス「FUJI ROCK PLUS」も販売中だ。オプション購入できる「FUJI ROCK PLUS」は、場内でも距離のある2つのステージを結ぶ専用シャトルバス、飲食ファストレーン、専用休憩スペースへのアクセスがセットになった「PLUS① Bus & Food Pass」、3つのステージに設置される専用Viewing Areaと物販ファストレーンへのアクセスがセットになった「PLUS② Stage & Goods Pass」の2種。なお、中学生以下無料は保護者の同伴に限り入場無料となる。に関する詳細は『フジロック』オフィシャルサイトまで。
文=早乙女 ‘dorami’ ゆうこ
撮影=大橋祐希
<『FUJI ROCK FESTIVAL’23』出演アーティスト>
※2023年4月7日発表時点
■7/28(金)
THE STROKES
DANIEL CAESAR / NxWorries(Anderson .Paak&Knxwledge)
DENZEL CURRY / 矢沢永吉 / YEAH YEAH YEAHS / YO LA TENGO
Alexander 23 / The Birthday / THE BUDOS BAND / CORY HENRY
EY∋ × COSMIC LAB / FEVER 333 / IDLES / KEYTALK / 菊池亮太 & ござ
君島大空 合奏形態 / 思い出野郎Aチーム / OVERMONO / Ryoji Ikeda
坂本慎太郎 / STUTS / SUDAN ARCHIVES / Tohji / Vegyn (Live)
YONA YONA WEEKENDERS / YUNG SINGH / YVES TUMOR
■ 7/29(土)
FOO FIGHTERS
ELLEGARDEN / LOUIS COLE
ALANIS MORISSETTE / CORY WONG / SLOWDIVE / Vaundy
CAROLINE POLACHEK / Chilli Beans. / d4vd / DERMOT KENNEDY
GEZAN with Million Wish Collective / GO GO PENGUIN / 長谷川白紙 / 羊文学
ITACA BAND / JATAYU / KOTORI / オレンジスパイニクラブ / ROMY
TESTSET / THE TOYS feat. Ichika Nito / TSHA Live / UA / WEYES BLOOD
優河 with 魔法バンド
■7/30(日)
LIZZO
LEWIS CAPALDI / WEEZER
FKJ / カネコアヤノ / YUKI
BALMING TIGER / BLACK MIDI / THE BLESSED MADONNA / ドミコ
G.LOVE & DONAVON FRANKENREITER / GINGER ROOT / GRYFFIN
Homecomings / JOHN CARROLL KIRBY / 民謡クルセイダーズ / NEAL FRANCIS
NIKO NIKO TAN TAN / OKI DUB AINU BAND / 100 gecs / ROTH BART BARON
SIRUP/ スターダスト・レビュー / SUPER BEAVER / YARD ACT / YUNG BAE
and more artists to be announced
関連リンク
https://ngovillage.net/
アースデイ東京2023 代々木公園
4月15日(土)10:00~19:00
4月16日(日)10:00〜18:00
開催場所:代々木公園 イベント広場
https://www.earthday-tokyo.org/earthday2023/yoyogi/
※フジロックのブースはステージ周辺・階段付近
イベント情報
・販売中 ~ 6/1(木)23:00 まで
※各券種とも規定枚数に達した場合販売を終了させていただきます。
◆ 入場券
3日通し券 ¥55,000 ⇒ ¥52,000
1日券 \23,000 ⇒ ¥22,000
1日券 Under 22 ¥18,000
・入場券1枚につき1名様のみ有効
・中学生以下無料 保護者の同伴に限り入場無料となります
・Under 22 高校生以上〜2023年7月30日までに満22歳以下の方が対象になります
・規定枚数に達し次第販売終了となります
・越後湯沢駅から会場までのシャトルバスを運行いたします
◆ キャンプサイト券
¥5,000
・キャンプサイト券1枚につき1名様のみ / 開催期間中有効
・中学生以下無料 保護者の同伴に限り入場無料となります
◆ 駐車券
3日通し券 / A駐車券 ¥16,000
1日券 ¥5,000
・駐車券のみの販売はございません 2名様の入場券と合わせてご購入ください
・ S駐車券 場内第1駐車場
・ A駐車券 会場近隣・徒歩圏内
・ 1日駐車券は場外駐車場となります
◆ ムーンキャラバン
4輪(車両) 専用駐車券¥20,000(1台) + 専用キャンプサイト券¥5,000 (1名)+ 3日通し入場券(1名)
2輪(バイク) 専用駐車券¥10,000(1台) + 専用キャンプサイト券¥5,000(1名) + 3日通し入場券
・オートキャンプ施設「MOON CARAVAN」専用のです
・専用駐車券 + 専用キャンプサイト券 + 3日通し入場券のセット販売のみとなります
・4輪(車両)は、2名様より受付となります
・4泊の施設のため、車の入出庫時間が限定されます
・他のキャンプサイトエリアでテントの設置はできません
・イープラスのみの取り扱いとなります
◆FUJI ROCK PLUS
PLUS① Bus & Food Pass ¥20,000(お1人様/ 1日)
場内でも距離のある2つのステージを結ぶ専用シャトルバス、飲食ファストレーン、専用休憩スペースへのアクセスがセットになったパス。購入されたパスの対象日は、上記3つのサービスが、1日中何度でもご利用いただけます。
PLUS② Stage & Goods Pass ¥15,000(お1人様/ 1日)
3つのステージに設置される専用Viewing Areaと、物販ファストレーンへのアクセスがセットになったパス。購入されたパスの対象日は、上記2つのサービスが、1日中何度でもご利用いただけます。
・PLUSパスだけではご利用いただけません。入場券が別途必要です。
・中学生以下は、パスをお持ちの保護者の同伴に限り無料でご利用可能です。
・取り扱いは、イープラスと岩盤のみとなります。
<その他>
・オートバイ
当日、入庫の際に¥2,000(現金のみ/開催期間中有効)をお支払いのうえ、場内第1駐車場に駐輪可能です。
・ふるさと納税(ふるさとチョイス)
¥10,000の寄付金でもらえる場内飲食券(¥3,000相当)から、フジロック’23のや駐車券、バスツアーなどがセットになったものまで全33種類が、フジロックの開催地・新潟県湯沢町へのふるさと納税の返礼品となっています。(※ふるさとチョイス限定)
https://www.furusato-tax.jp/feature/a/fujirock2023_0112
◆イープラス https://eplus.jp/frf/
◆FRF オフィシャルショップ「岩盤」 http://ganban-ticket.ocnk.net/
店頭:渋谷PARCO B1F
▼海外からの申込
◆イープラス https://ib.eplus.jp/fujirock2023
◆FRFオフィシャルショップ「岩盤」 https://ganban.net/?p=67183
オフィシャルサイトの各種注意事項・ガイドラインを必ずお読みいただいた上でをご購入下さい。