竹中凌平主演で舞台『大正浪漫探偵譚』が上演決定 鈴木茉美原作の3年ぶりの描き下ろし推理劇
2023年7月5日(水)から7月12日(水)草月ホールにて舞台『大正浪漫探偵譚-エデンの歌姫-』の上演が決定した。
本作は、舞台『いい人間の教科書。』『アジール街に集う子たち』など、現代の問題に鋭くメスを入れてきた劇作家、鈴木茉美原作の3年ぶりの描き下ろし推理劇。大正のシャーロック・ホームズ東堂解が人並みはずれた観察力と推理力で数々の難事件に挑む人気シリーズだ。大正浪漫と呼ばれた優雅で気品溢れる衣服、形式美を、現代の舞台美術、衣装美術において創作、創造し、総合芸術としての舞台を作り上げ、芸術文化としての新たな演劇活動を展開し、大正という激動の時代との邂逅を企図している。毎公演満席となり『大正浪漫探偵譚-万華鏡への招待状-』では、5500人を動員するなど、シリーズ累計15000人以上を動員してきた。
3年ぶりの新作は、探偵業を始めたばかりの東堂解が過去最大の組織犯罪の解決に奔走する中で、様々な出来事を通して東堂解の成長を描きつつ、シリーズ過去最大のスケールと仕掛けで挑む。この度新作公演の上演にあたっては、キャストを一新。主演の4代目東堂解は、舞台「ブルーロック」にて主人公 潔世一役、あんさんぶるスターズ!THE STAGEの明星スバル役など人気作に立て続けに出演している実力派 竹中凌平。その他、三浦海里、三井淳平、小坂涼太郎 、大平峻也、足立英昭、松村泰一郎、高士幸也、澄華あまね、七瀬恋彩、栗田学武、河内大和、山口馬木也など豪華出演陣が激動の大正時代を彩る。
演出/脚本:鈴木茉美(劇団アレン座)
大正浪漫探偵譚3年ぶりの新作です。
探偵東堂解はどこか人と距離を置いている人物です。それは、人と真正面から関わってこなかった彼の身の守り方なのかもしれません。今回は、彼の人間らしい部分がいくつか描かれています。人は一人では生きていない、だからこそ時には殻を破ってくれるような人たちが必要なのだと思います。そういう意味で今回の作品は、彼にとって大きな転換点となるものになっています。
私自身この3年の間に子供を産み、父を亡くし、生死に、より近く関わってきました。
生まれること、生きていくこと、死んでいくこと、全てがその時代の歴史の一部です。
明治に生まれ、大正時代を生きている彼らの、どこか懐かしく、現代とは大きく変わった異国感ある生き様を、一つの事件を通して見届けてください。
大正浪漫の世界にタイムスリップした気持ちでお楽しみいただければ幸いです。