ヴァイオリニスト五嶋みどりが５月に来日公演＆ミュージック・シェアリングの活動も本格フル稼働で全国18の施設へ訪問

デビュー40周年を迎えたヴァイオリニスト 五嶋みどりが、2023年5月、クリストフ・エッシェンバッハ率いるベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団とのツアーで来日する。

五嶋が参加した、エッシェンバッハと北ドイツ放送交響楽団によるヒンデミットの管弦楽作品集が第56回グラミー賞最優秀クラシック・コンペンディアム賞に輝くなど、ふたりの共演はこれまでも度々注目を集めてきた。今回の演目はシューマンのヴァイオリン協奏曲。

東京（5月11日（木）サントリーホール）、福岡（5月13日（土）アクロス福岡シンフォニーホール）、名古屋（5月14日（日）愛知県芸術劇場コンサートホール）の公演では、五嶋からの感謝の気持ちとして、五嶋がデビュー40周年記念として制作した記念書籍「道程」が全ての来場者に無料配布されるプレゼント付き。また、同３公演ではプレ・イベントが開催されることが決定している。東京公演のプレ・イベントでは、五嶋が主宰する認定NPO法人ミュージック・シェアリング「楽器指導支援プログラム」に参加する障害をもつ子どもたちと卒業生のグループが演奏を披露し、日頃の練習の成果を発表する。

また6月にはミュージック・シェアリングの活動が日本で始まる。パンデミックを経て、漸く通常モードに戻り、フル稼働。全国18の学校、夜間中学、特別支援学校、病院、福祉施設、矯正施設で若手演奏家と弦楽カルテットを組んで「訪問コンサート」を行う。一般に公開されるのは『ICEP日本活動報告コンサート』で、大阪（6月13日（火）ザ・フェニックスホール）と東京（6月15日（木）王子ホール）で開催。今年の「報告コンサート」はミュージック・シェアリング設立30周年のサプライズも盛り込まれた特別な公演となる。