久石 譲、全米総合アルバムチャート「ビルボード200」にて邦人クラシック・アーティストとしては46年ぶりとなる快挙
-
ポスト -
シェア - 送る
久石譲(C)Nick Rutter
宮崎駿監督映画作品への提供曲で構成された久石譲の新作アルバム『A Symphonic Celebration』が、全米総合アルバムチャートである「ビルボード200」(10月14日付)にて邦人クラシック・アーティストとしては1977年の冨田勲以来46年ぶりとなる、100位内にランクインの快挙を達成したことが明らかになった。
ロンドン・ウェンブリー・アリーナ公演写真 (C)Lloyd Winters
ロンドン・ウェンブリー・アリーナ公演写真 (C)Lloyd Winters
今年2023年3月にクラシック名門レーベルのドイツ・グラモフォンとの独占契約を発表し、9月にはロンドン・ウェンブリー・アリーナにて25,000人を集めるコンサートを成功させるなど世界的に活躍中の久石譲。新作アルバム『A Symphonic Celebration』は、『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』『となりのトトロ』等、宮崎駿監督映画への提供曲をシンフォニック・アレンジで収録した、ドイツ・グラモフォンからの第一弾。久石譲指揮によりロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とロンドンで録音されたもので、「アニメ映画界で特別な存在感を持ち愛され続けるジブリ映画と久石譲のコラボレーションの結実」として世界中の話題を呼んでいる。
6月30日のCD発売時に世界のクラシック・チャートを席巻して話題となったこのアルバムは、9月29日に全世界でアナログ・レコードとしても発売されたが、今回のチャート・アクションは昨今世界的に需要が高まるアナログ人気によるところが大きく、最新のドイツ総合アルバムチャートにおいても6位を記録するなどクラシックの垣根を越えて世界中の人々に聴かれている。また、また同時にこのアルバムは、アメリカ・ビルボード「Classical Albums」と「Classical Crossover Albums」の2つのチャートにおいて、今年2度目となる1位に返り咲いている。