舞台『尼崎ストロベリー』アフタートークイベント開催決定、原作者・成海隼人らのコメントも到着(舞台写真あり)

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2024.1.11
2023年3月初演舞台写真

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3月2日(土)~4日(月)に、あましんアルカイックホール・オクトにて再演される舞台『尼崎ストロベリー2024』のアフタートーク・イベントが決定し、原作者の成海隼人、主演の真丸らよりコメントが到着した。

主人公は、お笑いマニアな母親から、たっぷりの愛情と笑いの英才教育を受けて育った高校生・駿一。親子2人で貧しいながらも幸せな生活を送るが、ある日母親がスキルス胃がんを患い、余命宣告を受けてしまう。がんに打ち勝つ手だてを探る中、元々人間の体内にあり、がん細胞を攻撃する「ナチュラルキラー(NK)細胞」の存在を知った駿一は、笑うことで活性化するといわれるNK細胞に望みをかけ「笑いのチカラでオカンを救う」ことを誓い友人と共に漫才コンテストに挑む、といったストーリー。

2023年3月初演舞台写真

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原作は2019年12月に出版された落語作家の成海隼人が、自身の体験と母親をモデルに書き上げた小説作品。「オカンはもうすぐ死ぬ、そう思いながら車椅子を加速させたあの日の自分。看護師さんに注意されて、病棟で二人で笑いあったあの日を私は今でも鮮明に覚えています。「哀しい過去も、哀しい未来も、全てを笑いに変えて生きていきなさい」、オカンが残してくれたあの日の言葉。たくさんのあの日を丸ごと閉じこめた『小説 尼崎ストロベリー』は、私にとってとても大切な作品です」と語る成海。昨年3月には初演を観劇し「感動しました、いや、興奮しました、という表現の方が適切かもしれません。小説と舞台版の違いについて、小説は一人称視点の言語表現ですから読者の想像力が主役です。それに対し、舞台では視覚や聴覚が主役に躍り出ますよね。生で感じることのできる臨場感は小説では味わえない魅力だと思います。舞台版を通じて、原作のエッセンスを保ちながらも新たな次元で作品が息づいていることを実感しました!」と大興奮。さらに原作のファンからも、「感動した」「さらに原作が好きになった」という感想が沢山、成海のもとにも届いたそうで「演出家の木村淳さんが原作の世界観を維持しながらも、お客様がエンターテイメントとして楽しむことができる青春群像劇に仕上げてくださったことが、お客様の共感を生んだのだろうと感じています」と分析している。

2023年3月初演舞台写真

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初演でも主演の真丸は、今回は初演以上にグレードアップさせた漫才が見どころとした上で「本作品は本当に温かくて素敵な作品です。作中に溢れる人間の温かさや、所々に転がっている尼っぽさを感じていただけると思います。ご観劇いただいた皆様が、帰り道、きっと自分の大切な人に連絡してしまうはず! この作品を通して、貴方が思っている以上に、「貴方は周りから愛されてるよ」と伝えられれば良いなと思っております」と意気込んだ。

2023年3月初演舞台写真

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さらに200人の尼崎市在住の中高生たちを無料招待するクラウドファンディングについて、脚本・演出の木村淳は「この作品を今後も毎年、尼崎で上演し続けることで、「演劇」を通じて「地域」と「次世代の尼崎を担う若者たち」を繋ぐプロジェクトとして育って欲しい」と語り、カンパニーの要的な存在の佐藤太一郎も「この作品が尼崎の定番になるためには、長く再演し続けることが、とても大切だと思っています。初演が誕生なら、今回は定番になるための一歩目です。まだまだヨチヨチ歩きの作品ですが、大きく成長して定番になっていく姿を、尼崎の人々に見守ってもらいたいと思っています」と語った。

2023年3月初演舞台写真

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様々な試みで地域に密着した演劇文化を目指す同公演では、3月3日(日)17:00公演(登壇者:真丸、佐藤太一郎、堀くるみ、春名真依、木村淳)と、千穐楽3月4日(月)14:00公演(登壇者:真丸、篠原真衣、堀くるみ、春名真依)の2公演の終演後に、稽古場での裏話や制作秘話などが聞けるアフタートーク・イベントの開催も決定している。

はイープラスほかプレイガイドにて一般発売中。

公演情報

舞台『尼崎ストロベリー2024』
日時:2024年3月2日(土)18:30開演、3日(日)13:00開演/17:00開演、4日(月)14:00開演、※全4回公演
アフタートーク・イベント登壇者:
3日(日)17:00公演:真丸、佐藤太一郎、堀くるみ、春名真依/木村淳(脚本・演出)
4日(月)14:00公演:真丸、篠原真衣、堀くるみ、春名真依/木村淳(脚本・演出)
会場:あましんアルカイックホール・オクト
出演:真丸 篠原真衣 堀くるみ 春名真依 井本涼太 桜井雅斗(吉本新喜劇) 武田訓佳 堀川絵美/佐藤太一郎(吉本新喜劇)ほか
原作:成海隼人(小説『尼崎ストロベリー』(幻冬舎)
脚本・演出:木村 淳
料金 :前売り4,800円、当日5,300円(税込・全席指定)
主催:公益財団法人尼崎市文化振興財団、舞台「尼崎ストロベリー」実行委員会・舞台「尼崎ストロベリー」公式X(旧Twitter) @amasto_info
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