鈴木保奈美が慌てふためく女性知事に 寺西拓人、相島一之、佐藤B作らも出演する、舞台『逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-』を上演
(上段左から)鈴木保奈美、寺西拓人(下段左から)相島一之、佐藤B作
2024年7月に東京・三越劇場、京都・京都劇場にて、舞台『逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-』が上演されることが決定した。
本作は、主人公である人気女性知事とその側近達が、無茶苦茶な案やどうかしている屁理屈、時にダーティーな手段も使っていかに問題を切り抜けていくか。あの手この手の策がどんどん裏目に出続けてよりピンチに陥っていく様を、スリリングに、スピード感あふれるコメディとして描く。
理想に燃え、弱者の味方になるべく政治の世界に身を投じた清廉潔白な女性知事が、さまざまなしがらみや理不尽なトラブルに巻き込まれ、現実に流されながらも自らの正義感と使命を取り戻していく本作。脚本・演出を務めるのは、緻密な構成と特異なシチュエーションで観客を爆笑に誘う作劇スタイルで知られる、アガリスクエンターテイメントの冨坂友。今や全国の高校演劇部に愛されている代表作『ナイゲン』をはじめ、2023年に東宝シアタークリエでも上演された『SHINE SHOW!』ではCoRich舞台芸術アワード!2022にて全6.404公演中の1位を受賞するなど、多くの作品が演劇賞を獲得している。
主演を務めるのは、“『東京ラブストーリー』を筆頭としたトレンディドラマ作品全盛期の女優”というパブリックイメージとは別に、子育てを経ての復帰以降は、活動の場を広げ、映像だけでなく舞台作品にも精力的に出演している鈴木保奈美。ライバル政治家には、『The Agent』『四月は君の嘘』などのミュージカルから 劇団☆新感線『ミナト町純情オセロ~月はとっても慕情篇~』などの舞台まで歌唱力とダンスを活かし、幅広いジャンルで活躍する寺西拓人。副知事には、25歳で三谷幸喜主催の劇団「サンシャインボーイズ」に参加し、舞台のほか 映画、音楽、落語と多様な武器を持つ相島一之。大物政治家には、自身が立ち上げた劇団東京ヴォードヴィルショーが昨年50周年を迎え、22年には『ザ・空気ver.3』で第29回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞、喜劇を知り尽くした佐藤B作。
理想の実現に燃えるクリーンなイメージの女性知事が、政治生命を揺るがす一見バカバカしい大スキャンダルを揉み消すべく奔走し、嘘としがらみによってどんどんドツボにハマっていく様を、明るくドライに、怒涛の勢いで描き出す。
クリーンなイメージと圧倒的な女性人気で当選した小川すみれ県知事(鈴木保奈美)は、大ピンチをむかえていた。
知事室の中に豪華なシャワールームを作ったことが議会やメディアで追及され、「贅沢趣味だ」「税金の無駄遣い」と批判され始めたのだ。
無茶な答弁としょうもない屁理屈を駆使しつつ、あの手この手で追求を逃れようとする小川陣営。
この一見しょうもないスキャンダルに見える事件の裏には、より大きな政治とカネの火種が隠されていたのだった。
自分の理念と政治生命のため、なりふり構わず奔走する小川知事は、追及から、しがらみから、逃げ切ることができるのか?
そして小川知事の下した決断は…?
脚本・演出:冨坂 友 コメント
2018年に鈴木保奈美さんに初めて劇団公演を見てもらってから、6年越しで一緒に舞台を作ることになりました。
その間に、作品を見てもらったり拝見したり「部活」でご一緒する中で、保奈美さんにどんな人物を演じてもらったら楽しいか、企画が始まる前から密かに(勝手に)考えていました。それが女性リーダー、「女帝」です。
知的で誠実で正義感のある女性知事が、しょうもない悪事に手を染め七転八倒する様を、どうぞ笑ってご覧ください。