作者不詳の唱歌の謎にハートフルに迫る音楽劇「瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々」8年ぶりの再演決定
音楽劇「瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々」
2024年5月2日(木)~4日(土祝)下北沢・北沢タウンホールにて、音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』が上演されることが決定した。
日本で生まれ、100年以上歌い紡がれてきた「故郷」「朧月夜」「荒城の月」といった、誰もが知る日本の“唱歌”。その中には誰もが知っているものの作者不詳の曲がある。『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』は、なぜ作者不詳の歌が生まれたのか、という謎を“If”で解きほぐし、明治の作曲家の情熱と友情を懐かしい旋律でつづった音楽劇だ。
2014年の初演時は脚本を務めた登米裕一が演出も行い、岡野貞一役を原田優一、幸田幸役を和音美桜、瀧廉太郎役を鯨井康介、フク役を石川由依、基吉役を日栄洋祐、野口貞一役を佐野瑞樹が務め、草月ホールにて上演。2015年、2016年の演出は板垣恭一、2015年はキャストとして、原田、和音、佐野の初演メンバーに加え、新垣里沙、兼崎健太郎、白又敦が参加し、2016年は初演から引き続き、原田、佐野と再演からの白又のほか、愛加あゆ、和田琢磨、星野真里、服部武雄(白又とWキャスト)が加わった。今回、8年振りの再演となる。
2024年の上演は、数々のミュージカルの脚本・演出を手掛ける藤倉梓が演出、岡野貞一役を大久保祥太郎、幸田幸役を音くり寿、瀧廉太郎役を新正俊、フク役を梅田彩佳、基吉役を塩田康平、野口貞夫役を小出恵介が務める。唱歌を紡ぐピアノは、西寿菜が演奏する。
演出:藤倉梓コメント
以前上演されていた時から気になっていたこの作品。だって瀧廉太郎だし、タイトルが面白そうだし、「もしも」の物語らしいので。…残念ながら拝見する機会に恵まれなかったのですが。
史実と「もしも」が掛け合わされた作品は個人的に好きなんです。実在した方や時代に想いを馳せ、できることならおなじ所に辿り着きたいとのぞみ手を伸ばさんとするプロセスとか。観てて、「そうだよね、そうだったかもしれないよね!」とワクワクできるところとか。
今回のカンパニーでどんな『瀧廉太郎~』をお届けできるか、ワクワクしながら手を伸ばさんと進んでゆきたいと思います。
岡野貞一役:大久保祥太郎コメント
長年愛されてきた唱歌が各所に散りばめられた音楽劇です。瀧廉太郎、そしてその友人や知人が何を思い、何を感じていたのか、日本語の美しさと音楽の素晴らしさと共にお届けします。8年ぶり4回目の上演。お楽しみに。
野口貞夫役:小出恵介コメント
文部省の役人役、野口を務めさせて頂く事になりました小出恵介です。
時は明治、開国気運高まる日本からひと月の船旅を経てたどり着いたドイツでの音楽を取り囲んだ一つの群像寓話。
此方も想いを馳せ演じてまいりたいと思います。