生い立ちや歌舞伎への思い、プライベートまで語った書籍『四代目市川左團次 その軌跡』が発売

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2024.4.24

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2023年4月15日に惜しまれつつも82歳でこの世を去った歌舞伎俳優、四代目市川左團次。その生い立ちや歌舞伎への思い、そしてプライベートまで自らが語った人生訓とも言える書籍『四代目市川左團次 その軌跡』が、2024年4月24日(水)小学館より発売された。

撮影:藤田修平

撮影:藤田修平

歌舞伎において輝かしい功績を残しただけでなく、NHK大河ドラマはじめ時代劇、ドラマなどTVや映画、雑誌連載などでも幅広く活躍していた、歌舞伎俳優、四代目市川左團次。2014年に電子書籍として発売した自叙伝『いい加減、人生録』に加え、『四代目市川左團次 その軌跡』では尾上菊五郎、片岡仁左衛門ほか、一門がその思い出を語る。カバー写真は巨匠・篠山紀信。さらに、貴重な楽屋風景を収めた秘蔵カラー写真、上演歴も収録した保存版。

本書では、歌舞伎俳優への道に進んだ生い立ちから、芸についての矜持、俳優としての生き方、さらには後輩に向けたさりげないメッセージなど、いかなる時でも「和」を重んじ、ユーモアを忘れずに生きた「粋な役者」の人生録となっている。

撮影:藤田修平

撮影:藤田修平

四代目市川左團次 (いちかわ さだんじ)プロフィール

歌舞伎俳優。本名、荒川欣也。屋号は高島屋。

昭和十五(1940)年十一月十二日、東京生まれ。三代目市川左團次の長男。昭和二十二(1947)年五月東京劇場『菅原伝授手習鑑 寺子屋』の菅秀才で、五代目市川男寅を名乗り初舞台を踏む。時代物、世話物、新歌舞伎それぞれで唯一無二の演技を見せた。荒事から存在感のある敵役、滋味溢れる老け役など幅広い役柄で活躍。

令和五(2023)年四月十五日逝去、享年八十二。最後の舞台は令和五(2023) 年一月国立劇場『遠山桜天保日記』の羅漢尊者。平成二十三(2011)年旭日双光章、平成二十八(2016)年度日本芸術院賞など受賞多数。

書籍情報

『四代目市川左團次 その軌跡』
 
著者:市川左團次
定価:2,970円(税込)
仕様:本文192ページ・カラー口絵16ページ
 
発売日:2024年4月24日(水)
 
小学館
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