道頓堀で市川海老蔵改め十三代目市川團十郎が「にらみ」披露、襲名披露『十月大歌舞伎』の成功を祈願
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10月10日(木)~26日(土)の期間、大阪松竹座にて市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台『十月大歌舞伎』が上演される。大阪への挨拶と公演の成功を祈願し、5月30日(木)に開催された大阪松竹座近くの道頓堀にて、十三代目市川團十郎白猿襲名記念 道頓堀「にらみ」のオフィシャルレポートが到着したので紹介する。
戎橋付近の道頓堀には、約3,000人が両岸に集まり、船上からの迫力ある演奏で盛り上がる会場に、船上の舞台から團十郎が登場すると、ひと際大きな拍手に包まれた。
稀に見る豪華な船上舞台からの口上で、團十郎は「お暑い中お集まりいただきありがとうございます。市川團十郎でございます。大阪には久しぶりにお邪魔させていただきました。このたび10月に大阪松竹座で十三代目市川團十郎白猿襲名、そして倅の市川新之助が初舞台を踏むこととなりました。大阪と市川團十郎家はご縁が深うございまして、二代目の市川團十郎白猿が約280年前にこの大阪で「雷神不動北山櫻」を披露した際に大当たりしたそうでございます。それゆえに、私が團十郎の襲名披露を大阪で行う際には、この演目を大阪の皆様にご覧いただきたいと思い、選びました。また「連獅子」も、ぜひ大阪で新之助と共にご披露したいと思い選ばせていただきました。襲名披露興行の大トリである大阪の道頓堀から、「にらみ」をご披露できますこと、このようなありがたいことはございません。「にらみ」をご覧いただくと一年間無病息災で過ごすことができるという言い伝えがございます。ぜひ皆様にご覧いただければと思う次第でございます」と話した。
市川家のみに許される特別な歌舞伎の儀式「にらみ」を披露すると、「成田屋!」というかけ声や熱い拍手がおくられ、道頓堀が熱狂に包まれた。
2020年5月~7月に歌舞伎座で予定されるも、コロナ禍により延期となった同公演。2022年11月の歌舞伎座公演を皮切りに、いよいよ大阪松竹座にて大千穐楽を迎える。市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台『十月大歌舞伎』は、10月10日(木)から26日(土)まで上演。
公演情報
十三代目 市川團十郎白猿襲名披露
八代目 市川新之助初舞台
『十月大歌舞伎』
夜の部 午後4時~
【休演】15日(火)、21日(月)
一等席 22,000円/二等席 11,000円/三等席 6,000円