長崎からジミー大西の大規模原画展『ホームタウン』がスタート、開催地に住み自身の故郷として新作を描く試みも
『ホームタウン』
ジミー大西が7月19日(金)~ 9月1日(日)の長崎歴史文化博物館会場を皮切りに、大規模原画展シリーズ『ホームタウン』を開催する。
「シンガポール」 1998
1992年にTV番組の企画をキッカケに本格的に絵を描き始めたジミー大西。同時期に、憧れの芸術家・岡本太郎から「四角い枠を気にせず、キャンバスからハミ出しちゃえばいいんだ」という言葉をもらい、本気で画家を志す。画家・ジミー大西がはじめにとった行動は、お笑い芸人を辞めてスペインへ移住すること。スペインに住んでからのジミーの創作スタイルはそれまでと大きく変化し、その変化は実際に描いた作品からも見ることができる。その後も世界各地を放浪し、様々な街やそこで出会った人・物・動物などに影響を受けた多彩な作品を残してきたジミーは、2022年に開催した画業30年記念の個展『POP OUT』でも国内10都市を巡りながら、作品を描いてきた。
同展では、それぞれの場所でジミーが経験したエピソードや心境を原画とともに紹介し、画家・ジミー大西の思考や創作のメカニズムに迫る。また、開催場所となる地域にジミーが訪れ、そこに実際に住み、地域の人たちと関わりながら、その場所を自分自身の故郷「ホームタウン」として新作を描く。最初の地、長崎の街に滞在した経験や感じた思いを込めた作品を、新しい表現手法にもチャレンジして制作し、初公開することも決定している。
制作途中の新作
●本人コメント
長崎で個展するのは、生まれて初めてです!そして、長崎歴史文化博物館という立派な場所でさせてもらって、ジミーは感動と楽しみでいっぱいです!
長崎はむかし、ヨーロッパにも開かれて海外からの文化がたくさん入ってきた日本で唯一の場所でした。ジミーも画家になった頃、スペインに住んで絵を描いてから、たくさんのヨーロッパの国々に行きました。そこで触れた文化や経験は、今のジミーの絵の中にも生きています。
今回の『ホームタウン』を長崎からスタートできることは、すごく意味のあることだと思います。ぜひ、長崎の皆さんにも楽しんでもらえる事を願っています。
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